友との再会!ついに黒幕の正体が明かされる「イ・サン」予告動画と見どころ-NHK

2010年07月08日17時06分ドラマ
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サンが開催した宴の場でとんでもない事態が起きようとしていた!第7話は、図画署長の即興絵の補助をするソンヨンを気に入った清国使節団大使が、彼女を慰み者にしようとするところを、サンが助ける場面から始まる。しかも、ただ助けるのではなく、理路整然と自国のルールを説明するあたり、後に名君と呼ばれたサンらしい人物像をうまく表現している。【PR】DVD情報

サンは、大使が絵を好むことを知った上で、図画署の茶母が官妓と違うことをきちんと説明した。もっともこれに納得するような大使ではない。彼は、茶母自らが絵を描いて自分を納得させることができれば許すという提案を持ちかけた。すでに、視聴者はソンヨンの絵の実力を知っておいでだろうが、サンは知らない。しかも、大使は謎解きのような意味不明の獣の絵を題材にしてきた。果たしてソンヨンに、見たこともない獣の絵が描けるのだろうか?これは、7話の冒頭で確かめられるので、ソンヨンのみごとな筆捌きと、呆気にとられたサンの顔をとっくりと鑑賞しよう。

それにしても、イ・ビョンフン監督の描くヒロインは本当に頭が良い。チャングムの賢さにも驚いたが、これからドラマの最後まで見られるソンヨンの博識振りには、毎回感心させられる。

これでどうにかソンヨンの純潔は守られたが、清国使節団との会見は依然として危機的状態だった。清国への貢ぎ物の白布が何物かに盗まれていたのだ(白布事件)。件の大使は、白布が用意できなければ別の貢物を倍出せといってきた。もちろん国にそんな余裕はない。これでサンに任された清国との会見は失敗したかに見えたが、今回またこの窮地を救ったのはソンヨンだった。

ところで、ソンヨンの賢さに比べ、テスの浅はかさといったら…。ドラマの後半で、めきめきと男を上げるので、今回のテスの失敗には目をつぶっていただきたい。テスが、いったい何をしたかはドラマでお確かめいただくとして、彼の失策のせいでソンヨンが誘拐されてしまう。

一方、白布事件で手柄を立てたのがあの茶母だと知ったサンは、茶母の描いた絵を見て、彼女こそ長年探し続けたソンヨンだと知る。さて、どんな絵だったか想像してみよう。ヒントは、ソンヨンが今も大切に持っているサンの帯!とにかく絵を目にした瞬間のサンの輝くような笑顔に注目だ。その笑顔は、まるで少年のようで、かつてのちびサンと瓜二つ、胸キュンものだ。
喜び勇んでソンヨンを訪ねたサンは、まずはテスと感動の再会を果す。この再会でまたもやテスがとんでもないことをしでかしてしまう。しかし、その様子が9年前の少年だった2人のようで微笑ましくクスッと笑えてしまう。ついに永遠の友情を誓った友と再会できるのだ。その喜びが、サンのこれまで孤軍奮闘の辛い宮中での日々を物語るようで胸が痛む。

感動の喜びもつかの間、そこでサンはソンヨンが誘拐されたことを知る。さあ、この後の一大捕り物からは、かつて幼かった3人に逆戻りだ。ソンヨンを助けるべく、サンとテスが立ち上がる。ソンヨンを誘拐したのが白布事件の犯人と関わっていることを知るサンは、兵を動かしソンヨン救出に駆けつけ、とうとう一味を捕らえることに成功する。

これで、いよいよ反世孫派の正体が明るみに出る…はずだったが、捕らえた罪人たちがすっかり消えていなくなってしまった。一味の仕業だ。演じているサンたちには分からないが、視聴者にはここで黒幕が誰だか分かる。第8話だ。えーっ!とのけぞる黒幕の正体は、9日(金)のNHKBShiで夜10時からの字幕版2話連続の「イ・サン」で確かめられる。先行して放送している吹替え版は日曜日夜9時からBS2で放送中!予告動画は番組サイトで。

ところで、英祖王はサンが危機に陥るたびに、聖君として何をすべきかを説いて聞かせている。決してあせることなく、厳しく、しかしサンに立ち直りのチャンスとヒントを与えてやる。英祖は、王としても、祖父としても高潔で実に立派な人物だった。しかし、その英祖が何故、我が子である思悼世子(サドセジャ)にだけは、あのような酷いことをしたのか?それは、次回紹介する 英祖が恐れた党派、イ・サンが憎んだ党派とは(後半) で確かめられる。

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