ヒョンジュンがチョリョンを尋問するところで終わった13回放送！14回では、簡単には善悪で片付けられない各人のいろいろな思惑が交差する切ない場面が見どころとなっている。

以下の文中に登場する人物については、番組サイト「人物相関図」を参考にしよう。今回の予告動画は、番組サイト予告動画が公開されている。前回分を見逃した方は、毎回本編放送後48時間以降にTBSオンデマンドで見逃し配信rが開始されるので活用しよう。（視聴料金315円）

【第14回放送の見どころ】
核テロを阻止しようとソンファと接触しようとした、北朝鮮護衛チーム長チョリョンを拉致したのは、ヒョンジュンだった。ヒョンジュンは核爆弾のありかを聞きだそうとするが、チョリョン自身も、核爆弾の戦略は知っているが、それはあくまでも南北会談を中止させるための脅しだと考えていたと、ヒョンジュンに告白。さらに、チョリョンはIRISの存在自体も知らない。

結局チョリョンからは何の情報も得られなかったが、彼はかつて部下ソンファに、自分は北朝鮮のため働いてきたが、それはただの傲慢であり、自分はただ利用されていただけだったと語った。彼もまた組織から利用だれただけだったのだ。そして、チョリョンもテロを阻止するために、ヒョンジュンたちに協力することを約束した。

ところで、イ・ビョンホンはキム・スンウとはプライベートでも親しく、ドラマといえども、先輩に拷問を加えるのは心苦しかっただろう。ヒョンジュンのあまりの迫力に余計な心配をしてしまった。

さて、結局何の手がかりもないままテロのアジトに戻ったヒョンジュンとソンファ。しかし、そこはすでに引き払った後でテロリストたちの姿はなかった。二人を殺すために隠れている3人以外には…。
そして、テロのアジトには、もうひとりヒョンジュンの命を狙う男が待ち受けていた。サウだ！今回の放送では、ついにヒョンジュンとサウが対面する。今回最大の見せ場だ。直接対決の前に、残ったテロリストを二人で銃撃するシーン、かつて親友だった頃の二人の映像が流れる感動のシーンをお見逃しなく。もちろん、ヒョンジュンの“眼球の演技”も全開だ。

ヒョンジュンの胸を打つセリフも感動ものだが、今回はサウも見せてくれる。ヒョンジュンが必死にサウに語りかける。サウの辛い気持ちも理解し、自分が憎んでいるのはペク・サンとそのバックにあるIRISだと・・・。その言葉をさえぎるサウのセリフが胸に響く。「お前の為に俺が何をあきらめたか、お前は考えすらしなかった。…俺はお前を殺そうとしたその瞬間、胸の中のお前は消えた…」。視聴者には、サウが何をあきらめ、何故ヒョンジュンを裏切ることになったのか分かるだろう。単純に善悪で片付けられないサウの心が哀れだ。二人の決着はどうつくのかは、ドラマで確認することにして、気になるのはスンヒだ。

パク室長と秘密裏にテロ犯を追っていたスンヒだが、頼みのパク室長がペク・サンとサウに反逆罪で逮捕されてしまう。スンヒも身柄を拘束されるが、NSSへ護送される車からスンヒはみごとに逃亡する。短いシーンながら、スンヒのアクションも見どころだ。

何とか逃げ延びたスンヒは、NSSに残る科学捜査室のオ室長や天才ハッカーのミジョンの助けで、核爆弾のありかを知る。ミジョンから知らされた場所は「九老区守宮×洞△△番地」。ソウル特別市南西部にある区。ソウルデジタル産業団地を抱える工業地区だ。この住所が画面に出たとき、思わずメモった視聴者もいるのでは、そう、この住所は、この後、ヒョンジュンも割り出す。さあ、14回放送では、ヒョンジュンとスンヒの再会はあるのか？

今回から、ヒョンジュンたちの味方につくことになったチョンリョンだが、上司のヨン・ギフンに、核テロの真の目的を聞き出すシーンがある。彼らは、キム・ジョンイル委員長を逮捕拘禁してクーデターで新しい政権を創り出そうと考えているのだ。そのためには、韓国の大統領の暗殺も計画していたのだ。どこまでやる、IRIS！

さて、このところ露出の多いNSS科学捜査室長のオ・ヒョンギュ。ひところ人気だった動物、ウーパールーパーを思い出すような髪型をしているオ室長を演じたのは、ユン・ジュサン。もともとは劇団出身の名優だ。ナビコンでも見どころ紹介している「太陽の女」のチャン会長や、「風の絵師」のカン・スンハ役などで、日本でもお馴染みの俳優。「アイリス」では、死体を真似た昼寝と株の投資が趣味で、ヒョンジュンたちのよき理解者。飄々とした役柄でドラマを和ませてくれる。

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