ス、波乱万丈の幕開け!結婚、出産、そして死別「千秋太后」5話-8話見どころ-BS朝日

2010年08月16日19時00分ドラマ
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本人たちはさぞ辛かっただろうが、スとソルの二人が輿入れする姿の可愛らしいこと、まるでお人形のような愛らしさだ。

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【第5話】
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ソル
しかし、二人並んで体を清めるシーンでは、まだあどけなさが残る二人だけに胸が痛んだ。特に祖母の大夫人との別れのシーンは涙を誘う。
初夜の日、スは、景宗の祖母に対する誤解と不信感をぬぐおうとするが、これが景宗を激怒させ、スとソルはいきなり3ヶ月間も幽閉されてしまう。まあ、ことを急いだスにも責任があるとはいえ、これはあまりにもひどい仕打ち、まさに、景宗にとっては姉妹は黄州の人質に過ぎないようだ。

景宗が宮女たちと乱痴気騒ぎ、狂気狂乱ぶりが続く。ある日、景宗は真昼間の屋外で、ソルの服を脱がそうとした。これにはスも我慢の限界。これまでの不満も手伝って「こんなことをして恥ずかしくないのですか!立派な皇帝になってください!」と一喝する。もちろん景宗だって負けちゃいない。謝るまで許さないとスを牢に閉じ込めてしまった。結局、6日目に根負けした景宗がスを許すのだが、ここでなんとスが景宗の子を懐妊していることが発覚する。



【第6話】
スの懐妊を知った景宗の態度が一変する。スに謝り、こちらが恥ずかしくなるほどの優しい態度でスに接する。もうメロメロ状態だ。怒りが収まらないスのつんけんした態度と見比べると思わず笑みがこぼれる。大夫人は、ス一人では手に負えないといっていたが、みごとに景宗を改心させたスは立派!景宗はスのアドバイスも参考にして、政事に目覚め聖君に生まれ代わった。この二人なかなかいい夫婦になりそうだ。しかし、時すでに遅しで、これまでの不摂生な生活がたたって、景宗は重病にかかってもう長くは生きられないことが分かった。さあ、ここから産まれ来る我が子のための準備が始まる。

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ワン・ウク
一方、ワン・ウクを次期王に推戴したい新羅系勢力だが、本人にどうしてもその気がないとみて、とうとうスの兄を担ぐことにした。新羅系は黄州とは敵対する勢力、こんなことを祖母の大婦人は許すはずもないが、チは祖母には内密に師であるチェ・リャンとことを進めてしまった。
新羅系に肩入れする商人キム・ウォンスンは、桃の舞作戦で景宗への輿入れに失敗した娘のプヨンを、今度はチと結ばせてしまった。日ごろから年上の子連れの女房に不満たらたらのチはすっかりプヨンにのぼせ、なんとしても王位に就いて彼女を王妃の座につけてやるとやる気満々。

そうなると、気になるのはスのお腹の子供の性別。もし、スが太子(男児)を生めば、自分の即位はほぼ絶望。さらに、黄州一族と近い北方系勢力のソ・ヒと祖母が、自分を捨て、スの産む男児が王位につくことを望んでいると知るや、チは一気に新羅系に近づいてしまった。

そんな中、スはついに男児を出産した。待ち望んでいた王子ソン誕生に喜ぶ景宗だったが、自分の病が重いことを考え息子が成長するまでワン・チかワン・ウクのどちらかに王権を継いでもらおうとする。

【第7話】
太子を託すのにどちらが適任かという助言をもらうため、流刑地からチェ・ジモンを呼び寄せた。彼は、占術にたけており、太祖王建時代から名策士として名を馳せていた。しかし、この人物はとんだ食わせ物で、景宗に自分を国一番の大臣である内議令(ネイリョン)に任命させ、全権を任されるや、自分を流刑地に送り込んだ者たちへの復讐に権力を乱用した。スの不幸は、ここから始まった。哀れ景宗は新羅系臣下の陰謀によって仕組まれた毒に倒れ、とうとう帰らぬ人となった。景宗26歳ス18歳のことだった。
この場面ではいくつも名シーンがある。景宗とスの今生の別れのシーンでは、「もっと早くに会いたかった」という景宗の名言、最期にもう一度我が子を見せてあげたいと叫ぶスの切なる願い、ティッシュのご用意をお忘れなく。
景宗の死の直前、スとチェ・ジモンとが対峙するシーンも見ものだ。なんとスがジモンの非礼を一喝するのだ。今や怖いものなしのジモンだったが、彼はそのとき、スの中にかつての王建の迫力と気を感じていた。

これには、チを推戴しようと考えていたチェ・ジモンは大いにうろたえた。そして、「王権を揺るぎないものにしたければ、スを殺せ」とチに進言した。しかしここでチがドラマ始まって以来、はじめてかっこいいせりふを吐く。「妹を殺すくらいなら、自分が死ぬ!」、劇中なかなか見れないチのかっこよさだ。7話で見られるのでお見逃しなく。しかし、その後が悪かった。

【第8話】
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ワン・チ
チは念願の高麗第6代成宗王となった。21歳のこと。成宗は、スに崇徳宮という住まいを与え、ジモンの助言に従い息子のソンと、スを引き離してしまった。母親にとって我が子を取り上げられることが、死ぬより辛いことを分からないのか!と思わず怒鳴ってしまった筆者だった。とにかく、スの嘆きのシーンをとくとごらんあれ。撮影は晩秋だろうか、銀杏の葉がひらひらと舞い散る崇徳宮が何とも物悲しくもあり、美しくもあった。少女時代のスを演じたのはキム・ソウン。彼女については[キャストの魅力-黄州明福宮家の人々]で詳しく紹介するのでお楽しみに。

成宗は王になるや次々と政策を打ち出した。スローガンは“血を流さない、儒教国家を作ること”。まずは建国時から続いた仏教行事の八関会を廃止するなど濃かった仏教色を排除し儒教の普及のため各地に学堂を建てた。そして、に対して臣下の礼をとり、高麗を自ら帝国から王国に格下げすることを決めてしまった。まあ、帝国でも王国でもどちらでもよさそうだが、その意味は大きく違っていた。王国とは皇帝から冊封された王が治める従属国、つまり、高麗は宋の弟分になろうとしたのだ。妹から最愛の息子を取り上げ、祖母に暴言を吐き、自らの手で祖国を格下げすることが、成宗のいう儒教国家なのか?もちろん、祖母の大夫人は大いに怒った。もはや言葉を尽くしても成宗は聞き入れないと知った大夫人は、カン・ジョに命じて宋の使者を拉致し、なんとか成宗の考えを改めさせようとするが、怒りが大きすぎて倒れてしまい、そのまま息絶えた。実に毅然とした素敵な存在感を見せてくれた人物だった。演じたのはパン・ヒョンジョン。こちらも、[キャストの魅力-黄州明福宮家の人々]で詳しく紹介するのでお楽しみに。

スはこの週の放送分で、地獄から天国へ、そしてついには奈落の底まで落ちてしまい、二度も喪服を着る破目になってしまった。ところで、スの着た麻袋のような喪服だが、朝鮮王朝豆知識で詳しく紹介しているので参考にされたい。

次回からはいよいよ少女時代を演じた子役たちから、大人へのバトンタッチ。さらに、筆者一押しのチビッコ子役のパク・チビン君の登場すのでお楽しみに!
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 ※ 「千秋太后」公式サイト 見どころ動画公開
 ※ BS朝日「千秋太后」番組サイト(月~金 ひる12時~12時55分放送)

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