トヨタ、「プリウス」用の「車両接近通報装置」を発売、動画で解説

2010年08月24日15時25分商品・CM
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トヨタ自動車は、安全で安心な車社会をめざした取り組みの一環として、ハイブリッド車などの静音性に関し国土交通省が定めたガイドラインに即して、3代目「プリウス」に販売店で取り付け可能な「車両接近通報装置」(1万2600円、取付費など諸費用は含まず)を8月30日から発売する。
同装置は、EV走行が可能なハイブリッド車の静音性に対応したもので、歩行者などが自動車の接近などを認知できるよう、車の発進から車速約25km/hに至るまでの速度域で自動で発音する。
通報音は、モーター音を模した音とし、車両の走行状態を想起させるとともに、騒音とならないようにも配慮した。車速の上昇に伴い周波数を高めることで、車速の変化も表している。
また、今後発売予定のハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車も、早期に対応していく予定。
ハイブリッド車などの静音性に関する対策のガイドラインは、ハイブリッド車や電気自動車などについて、ユーザーなどから、構造的に音がしなくて不安を感じるとの意見が寄せられたことを受け、2009年7月から「ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会」で対策を検討。同委員会の報告書を踏まえ、2010年1月に国土交通省が同ガイドラインを発行した。
同社は、同装置の設置場所や作動音の変化、事例などを知ることができる動画を公開しており、実際の装着状態がイメージできる。

トヨタ自動車「トヨタ純正用品 プリウス車両接近通報装置」