レッドブル、パーティーDJ世界No.1決定戦の日本代表選出イベントを動画で公開

2010年08月26日16時51分音楽
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レッドブルは、今年12月にフランス・パリで開催予定のパーティーDJ世界No.1を決めるDJコンペティション「Red Bull THRE3STYLE」に出場する日本代表DJ1人を選出するイベント「Red Bull THRE3STYLE JAPAN FINAL」を8月15日に東京・渋谷のClub Asiaで開催したが、その動画を公開した。
同コンペティションは、"Rock The House"をテーマに、ひとり15分の持ち時間の中で3ジャンル以上を盛り込んだDJプレイにおける「選曲」、「創造性」、「スキル」、「ステージ上でのパフォーマンス」、「フロアの興奮度」の5項目の審査ポイントを競う。日本以外でも、アメリカ、カナダ、イギリスなど、世界10か国で予選が開催されている。
日本予選は、4月23の東京予選を皮切りに、福岡、大阪、名古屋の4都市で地方予選が行われ、各地方予選の上位2人、計8人が、パーティーDJ日本代表の座をかけてファイナルステージに立った。
ジャパン・ファイナルの審査員を務めたのは、DJ KRUSH、DJ KENSEI、DJ Ta-Shiという国内トップのDJらに加え、「WOOFIN'」編集長の上木基嘉、同コンペティションの中核ジャッジ兼看板DJとしても知られるカナダ出身のDJ SKRATCH BASTID。
くじ引きで、序盤にDIRT FLAREとProvidenceの福岡勢2人が登場。前者は、オールドスクールなヒップホップを基盤に、ビースティ・ボーイズ、RUN-D.M.C.、ダフト・パンクなどを選曲。後者は、レゲエから、ヒップホップやロック(レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Around The World」)といった異なるジャンルの楽曲などを使用。
3番手は、東京代表のIKU。世界的なバトルDJコンテスト「DMC」でも好成績を残しており、ターンテーブリスト特有のジャグリングとスクラッチでダイナミックながらも丁寧に構成。ダビーなリズムからの突発的なペースアップ、ブレイクス2枚使いからロック、オールドスクールへと縦横無尽にジャンルを駆け巡った。
4番手は、名古屋のDJの034。彼は、熱心なヒップホップ・ジャンキーで、スクラッチを多用して5分弱を主にカットアップ戦法で繋ぐが、途中からハード・ロックへとシフトチェンジし、メロディックな楽曲までも披露する。
5番手は、大阪代表のTAKE。「六甲おろし」で地元大阪をアピールしつつスタートすると、オールド・スクールなヒップホップからバイレファンキ、エレクトロ・ファンクといった流れを抜群のスクラッチ技術で構成した。
6番手は、東海圏のクラブ~ディスコ・シーンを長年支え続けるベテランのMURAKAMIGO。ハウスを軸に構成しつつ、ブラック・アイド・ピーズなどのヒップホップ系楽曲も用い、トランシーなサウンドも使う。スタート後わずか3分でTシャツを脱ぎ捨て、上半身ハダカでステージ上を飛び跳ねるパフォーマンスも披露。最後には、キマグレンの「Life」で会場全体が大合唱した。
7番手は、大阪代表の$CREW ACE。重量級のベースラインでクラウドを魅了し、ヒップ・ハウス(フェデ・ル・グランドの「Put Your Hands Up」など)やラガ・エレクトロ(メイジャー・レイザーの「Pon De Floor」など)もミックスする。
ラストを飾ったのは、優勝候補の一角、HIFANAのメンバーでもあるKEIZOmachine!。変則的なビート・コントロールやサンプリング・ボイスを多用するなどのトリッキーなミックスに加え、ビッグバンド・ジャズやドラムンベース、ヒップホップ、80年代エレポップ、ダブステップなどの破片など多様性を主張した。
この8人がステージに並び、MC RYUが「まずはこれだけは言っておきたい。ここにいる8人全員が優勝者にふさわしい。ただ、これは勝負の世界。誰かが勝ち、誰かが負ける。だから、ここにいるみなさん全員が証人として、その結果を見守ってください。世界大会への切符を勝ち取った優勝者を発表します。Red Bull THRE3STYLE JAPAN FINAL優勝は…、IKU!」と結果発表した。
動画では、これら8人のパフォーマンスの一部と結果発表、優勝したIKUのインタビューを見ることができる。

レッドブル「THRE3STYLE JAPAN FINAL」動画