10・18スタート 新人刑務官を描くドラマ「モリのアサガオ」発表記者会見-テレ東
10月18日からテレビ東京系でスタートするドラマ「モリのアサガオ」の発表記者会見が15日行われ、その模様が動画公開されている。死刑制度を取り上げる内容で早くも注目を集め、主人公の新人刑務官を演じる伊藤淳史に期待がかかる。
このドラマは原作が同名の人気コミックで、平成19年度文化庁メディア芸術祭でマンガ部門大賞を受賞した作品でもある。裁判員制度の開始や政権交代から法務大臣の立場が話題に上るなど、世論が裁判や死刑制度に対する関心が高まっている事もあって10月期のドラマでも注目作品と見られている。同局にとっても10年ぶりのプライムタイムの連ドラという事もあり、気合いの入ったキャスト、スタッフで制作に掛ける意気込みが伺える。
会見に登場したキャストは主演の伊藤を始めARATA、香椎由宇、谷村美月、木南晴夏、ベンガル、大倉孝二、温水洋一、塩見三省、柄本明らという主要キャストが揃った豪華な顔ぶれとなった。この会見では、折りしも香椎が妊娠報道後初の公の場ともあって会見現場は大勢の記者たちで賑わった。
新人刑務官の及川直樹が配属されたのは死刑囚舎で、そこで及川と様々な死刑囚との心の交流が描かれるのがこの作品のメインストーリーである。死刑囚役はARATA、大倉、温水、柄本ら実力派が演じる事になっており、それぞれが実際の刑務所を体験したり、中々演じる機会の無い役どころに対するプレッシャーややりがいを語っている。作品タイトルは、死刑囚は朝執行が決まると昼までには執行され、それを朝咲いて昼には枯れる朝顔のようだとする柄本のセリフにちなんでいる。丁度このセリフを言うシーンの収録が会見前日だったという柄本がタイトル説明役に指名されるが、終わったらセリフは忘れてしまうという柄本が必死に思い出しながら説明する一幕もあった。
社会派の重いテーマのドラマとあって、会見のムードもいつになく引き締まっていたが、そこを柄本が時折笑いを取って和ませるなど、落ち着いた中にもチームワークが既に出来上がっている雰囲気が感じられる会見内容だ。
ドラマ「モリのアサガオ」発表記者会見は、テレビ東京の無料動画サイト「てれとWatch!」で視聴出来る。
モリのアサガオ 記者会見