10月31日テレビ朝日系「大改造！！劇的ビフォーアフター」は先週から続く古民家リフォームの完結篇を放送、予告動画が公開されている。これまで狭小住宅のリフォームが中心だったこの番組だが、今月は古民家のリフォームが続きいつもとは匠の悩みどころも違ってきている。今回は長野県の古民家物リフォームの後編で、いよいよ注目のアフターがお目見えする。

江戸情緒を色濃く残す信州の宿場町にある依頼人の家は「つっかい棒で戸締りする家」と題されており、21世紀にあってそうした暮らしをする家がある事に改めて驚かされる内容だった。集落の中でも特に江戸時代に建設されたそのままの家が保存されているという事で素晴らしい反面、中の住民の苦労は並大抵では無い。保存を重視するあまり手をつけずに既に危険と言えるほどに老朽化が進んでいる部分や、たてつけの悪さゆえに冬でも屋内の排水が凍るほどの状態である事、いつ崩れても不思議では無い2階の物干し台など。これまでに多く取り上げられてきた物件のように「狭さ」という難点は無いものの、それ以上に「景観保存」「古民家の趣を残す」といった課題はこれまでと違ったものである。
そうした物件だけに、今回登場する匠・倉橋英太郎はこれまで100件もの古民家を再生させてきた経歴を持ち、「住環境の時代考証人」と評される人物だ。これらの物件には新築ではなく、リフォームという手法こそが必要とされている。住む人が苦労する事なく生活し、次の200年まで持ちこたえられるような家を作るという課題に匠がどう手を打つのか、その答えが明らかになる。

「大改造！！劇的ビフォーアフター」は31日よる7時58分から放送。予告動画は番組公式サイトトップページで視聴出来る。


大改造！！劇的ビフォーアフターSEASON2｜朝日放送