第22代王、正祖誕生!狙われた新王!「イ・サン」第45-46話見どころと予告動画-NHK

2010年11月19日01時34分ドラマ

前回の放送ではサンの摂政が始まり、死を予感した英祖王が静かに死の準備をし、ついに逝去した。祖父であり偉大な王であった英祖の死に直面したサンの嘆きが胸を打った。

【第45話】
英祖が逝去し、いよいよサンの即位式が目前に迫る。しかし、まだあきらめないチョン・フギョムたちは、当代随一の凄腕をもつ刺客にサンの暗殺を依頼する。刺客に支払われる報酬は宮中の年間予算に匹敵するほどの金額。その巨額の資金の動きからホン・グギョンは、敵が何かを考えていると察する。さあ、ここからは、あらすじ紹介をするとせっかくの暗殺の場面のネタばれとなるので、見どころ中心に紹介しよう。

まず、一つ目の見どころは、忍び込んだ刺客が暗殺準備をしている場面で、サンが遭遇していることだ。ここでサンの優しさが裏目に出たため見逃してしまう。果たして、刺客は何者に変装して忍び込んだのだろうか?ここから次回の46話までは、ハラハラどきどき気の休まるところがないので、万事体制を整えてドラマを見よう。

もっとも、イ・ビョンフン監督の作品、ただ緊張させるだけのことはしない。不気味な即位式前夜にほのぼのとしたシーンも随所に挟見込んでくるのはさすがだ。お勧めのリラックスタイムは2箇所。
一つ目は、ホン・グギョンとテスとの会話のシーン。サンとはまた違う信頼感で結ばれた男同士の絆が感じられる素敵なシーンだ。
そして、もうひとつは、夜遅くまで働くソンヨンを偶然見つけたサンのいたずら。深夜までソンヨンを働かせた奴を懲らしめる!と、ソンヨンをからかうシーン。どちらも、ほのぼのとしたとても素敵な一こまだく。

いよいよサンの即位式が執り行われる。サンとヒョイは写真にあるような服飾で式に臨む。これは結婚式の時などにも着用する最高の礼服。二人揃って頭につけているものに目がいく。サンがかぶっているのはメンリュ冠といって、冠のつばの先から顔の前と後ろに、じゃらじゃらと5色の玉がすだれのようにぶら下がっている。
また、ヒョイの髪型はカツラで、重さ10㎏近くあるとのこと。服飾については豆知識で詳しく紹介しているので参考に。

どうにか即位式は滞りなく終わるが、サンの顔色がどうにも優れない。もちろん、刺客がいつ現れるかと不安な気持ちも手伝っているが、サンが元気がないのは即位式自体に原因があった。即位すると言うことは前王の逝去を意味するわけで、孝心の篤いサンは、自分の即位を手放しで喜ぶことができなかったのだ。本当にできた人物である!

無事に即位式が終わり、第22代王・正祖となったサンが最初にしたことは、ある言葉の発表だった。。ドラマの中で、王になったサンが最初に発した言葉には万感迫るものがある。これでやっとサンのひとつの願いが叶った。どんな言葉だったかはドラマで確かめよう。この言葉は、実際に歴史上のサンも口にした有名な言葉。お聴き逃しのないように。

【第46話】
即位式が無事に終わり警備が手薄になっている今こそ、刺客が狙ってくるのではないかと、ホン・グギョンが気づいたとき、サンの身に危険が迫っていた。
さあ、ここから手に汗握る格闘シーンだ。その前に、いたずら好きのイ・ビョンフン監督の小粋な演出をしている。刺客に気づく前のサンが、あるものに手をやる。それが格闘の際におおいに役立つ。いったいどの場面で登場するのか、目を皿のようにしてしっかり確認しよう。

さあ、当代随一、年間の皇室予算に匹敵する仕事料を受け取る刺客に、サンはどう立ち向かうのか?ここは最高の見どころ。これ以降のあらすじや見どころを紹介すると、面白みが半減してしまうので、言い残しは次回に紹介しよう。

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