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さて、トンマンとユシンを味方につけたチョンミョン王女は、ミシルに対抗すべく、まずは、ミシルが現在のような絶対権力を持つに至った秘密を探ることにした。その命を受けてトンマンが14話から動き出すのだが、そんなトンマンを気に入ったミシルが仲間に引き入れようとする。15話の、トンマンとミシルの騙し騙されの頭脳プレーは、これまでのアクションとは一味違うスリルが楽しめる。
ミシルは、この後、ユシンも味方に引き入れようとする。さすがミシル、見る目がある。敵だって構やしない!必要がないと思えば、わが子だって冷酷に捨てるが、必要となる人材は決して遠ざけない。トンマン逮捕に失敗したチルスクにだって、涙を流して慰労するのだ。
「殺すのは必要がなくなってから、能力があり、使える者は必ず味方につける」徹底したミシルの人材登用哲学どおりを実践している。
しかし、トンマンたちも負けてばかりはいられない。17話ではついにチョンミョン・ユシン・トンマンが、ミシルに向けて「エイエイオー!」とばかりにホンキで反撃の狼煙(のろし)をあげる。ところが、それをミシルに告げに行ったトンマンが、ミシルの描く絵の中に、幼い頃から持っていたソヨプ刀(小刀)を見つける。トンマンが持っていたソヨプ刀は真興王の持ち物だったのだ。自分の出生と王室が密接に関連していることを確信したトンマンは、チョンミョンにソヨプ刀の持ち主を探すように依頼する。
これがきっかけで、トンマンがチョンミョン王女の双子の妹ということが明らかになるのだが、このソヨ

19話の冒頭でなぜトンマンが女だと言うことを黙っていたのだと問い詰めるチョンミョンに、ユシンが返した台詞が良い。「トンマンを失いたくなかった」たったこの一言に、「腕は立つが、恋にはめっぽうオクテ」の昔ながらの不器用な男が、実に上手く表現されている。さすが名優オム・テウンだ。そして、この一言で、チョンミョンのユシンへの想いが切ない恋慕となるのだ。
トンマンは自分の出生を知るため、ソヨプ刀を返すという名目で真平王を呼び出そうとする。これを知ったウルチェが、ソヨプ刀を持つ者を殺害しようとする。これを悟ったトンマンのショックはどれほどだったろう。トンマンは2度も実の親である真平王に殺されそうになったと思い込んだ。もちろん、このときトンマンは見どころ①で紹介した「御出双生、聖骨男尽」のことは知らないが、もう周りの誰も信じられなくなる。
これまで何かとトンマンの手伝いをしてきたチュクパンとコドだが、彼らはいろいろ活躍するが度々ヘマもしでかす。そのために、18話では郎徒全員が上官の前で裸になる身体検査を受ける羽目になる。チュクパンたちの笑えるシーンも絡めつつ、アクションとは違ったハラハラドキドキが楽しめる。

今回は、ドラマが新たに大きく転換する重要な部分で、派手なアクションはないが、名優たちがそれぞれ最高の演技で数々の見せ場を作っている。まったく無駄のない物語の展開にただただ感心させられる。感心するのは、その台詞にもある。珠玉のような言葉の数々がちりばめてある。その中で印象に残った台詞を3つだけ紹介しよう。
まず、一つ目は19話。自分の過去を知るため男装までしてやってきたというトンマンにユシンの一言。「自分という人間は自分が作ればいい」つまり、この後トンマンが知ることになる、悲しい己の出生などにとらわれるな、ということを伝えたかったのだ。
![アルチョン[閼川]](http://navicon.jp/imgmgr/000/816/80-アルチョン.jpg)

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