静かに最期を迎える子規―、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第2部の第7回「子規、逝く」（12月12日地上波放送）の予告動画がドラマ公式サイトに配信されている。

■あらすじ
明治35年（1902年）、秋山真之（本木雅弘）は海軍大学校で戦術講座の初代教官に就任し、若い将校の指導に当たっていた。その訓練の様子を見に来た真之の恩師・高橋是清（西田敏行）と上官・八代六郎（片岡鶴太郎）は真之を芝居見物に誘い、稲生季子（石原さとみ）との縁談を画策する。

一方、ロシアから帰国した広瀬武夫（藤本隆宏）が真之の元を訪れ、戦艦朝日への乗艦が決まったことを告げる。

そのころ、秋山好古（阿部寛）は清国駐屯軍司令官として上海にいた。好古は後に中華民国総統となる清の有力政治家・袁世凱（薛勇）と出会い、酒を酌み交わし馬を競い合い親睦を深める。

根津で闘病生活を送っていた正岡子規（香川照之）は、病床にあっても句会の主催や「ホトトギス」の編集など懸命に創作活動を続けていた。久々に子規の元を訪ねた真之は、子規の衰弱した体に胸を痛め、看病する律（菅野美穂）を労る。しかし律の献身の看病も虚しく、子規は初秋の夜、静かに逝く。


痛々しいまでの子規の闘病の様を表現する、香川照之の渾身の演技はぜひじっくり味わいたい。20キロ減量し、医療指導の医師から「どう見ても病人」とお墨付きをもらったという体をはった役作りの成果は見ものだ。


一方、第2部の初回となった第6回「日英同盟」（12月5日放送）は現在、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。

スペシャルドラマ「坂の上の雲」公式サイト　NHK
スペシャルドラマ「坂の上の雲」第6回「日英同盟」　NHKオンデマンド

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