日本人が守るべき遺産とは?「日本遺産物語」元旦、2日で日本の世界遺産全14か所を一挙紹介!-BSフジ

2010年12月31日12時34分暮らしと文化
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BSフジ開局10周年記念番組として11月21日から4回にわたって放送する「日本遺産物語」が、2011年1月2日についに最終話「知床、白川郷・五箇山、日光、石見銀山」を紹介!1月1日と2日には第一~三話の再放送もあり、年末年始のにぎやかな番組が続く中、ひと時の癒しの時間として視聴されてはいかがだろう。番組サイトのTOPページには、目にも鮮やかな美しい名勝を写した映像が次々と映し出されている。

再放送は、第一話が1月1日(土)朝9時からで、「姫路城・白神山地・紀伊山地」、第二話は同日の朝11時から「琉球・屋久島・厳島神社・原爆ドーム」、第三話は2日(日)朝11時から「京都の文化財、奈良の文化財、法隆寺」、そして最終話の第四話は2日夜8時から「知床、白川郷・五箇山、日光、石見銀山」を放送する。

最終話で紹介する知床は、北海道の東端に位置する半島で、沿岸海域には流氷が育んだ豊かな生態系が存在する。世界的にも希少な種が多く生息するシリエトク(地の果て)の姿に迫る。 
白川郷・五箇山では、豪雪被害を軽減するため作られた合掌造りの家々が、今なお残る集落を紹介する。様々な危機を乗り越え自然と共生してきた人々の生活と、集落に受け継がれる営みを追う。
日光では、登録された2社1寺(東照宮、輪王寺、二荒山神社)と、「三猿」「眠り猫」を始めとする装飾物、そして山岳信仰の霊場から徳川一門の聖地への移り変りを見ていく。
最後の石見銀山では、かつて世界の銀の3割を産出した日本最大の銀山の歴史を、採掘跡が残る銀山柵内、銀山採掘を支えた大森の町並みの中から紹介する。

全四話のナレーターを務めたのは、女優・宮沢りえ。最近では、女優としてばかりではなく「夢の扉~NEXT DOOR~」(TBS系)のナレーターを3年間も務め、ドキュメンタリー映画「オーシャンズ」で海の不思議な世界を案内するなど、彼女の温かく柔らかな語りには定評がある。しかし、そんな宮沢さんをもってしても「日本遺産物語」のナレーションはかなり手強かったとのこと。
番組サイトの「スペシャル」には、そんな彼女がナレーションを終えた感想を紹介している。
特に彼女を悩ませたのは、随所に盛り込まれた言い慣れない言葉や名称の数々。とりわけ苦労したのはイントネーションで「耳になじみのない言葉だから、微妙なさじ加減が難しかったですね。意味の深い素敵な言葉なのでちゃんと伝えなきゃと思ったんですけど、普段使わないような言葉が多くて、私にとっては挑戦でした」とその苦労を語っている。
もちろん、苦労が大きかった分、やり終えた時の感動もひとしおで、無事に初回収録を終わらせられたときの感想を、「大きな壁を乗り越えたように感じられて、すがすがしい気持ちですね」と語っている。

現在日本には「法隆寺」「屋久島」「厳島神社」「知床」をはじめ、14ものユネスコ世界遺産登録地がある。これはアジアにおいて、中国、インドに次ぐ多さであり、日本人には世界に誇るべき遺産の数々を、世界遺産条約にあるとおり人類共通の宝物として守り、次世代に伝えていかなければならない使命がある。「日本遺産物語」では、日本が有する世界遺産14か所 (自然遺産3件と文化遺産11件)のすべてを見ることができる。私たちが守るべき遺産がどんなものなのか?まずはそれを知るためにも、これまで見逃した方は、お正月休みに再放送も含めてぜひとも視聴して欲しい。

BSフジ「世界遺産物語」