Netflixで一挙配信開始「終末のフール」アン・ウンジンを襲う悲劇の連続、終末世界で恋人ユ・アインと生き別れ、愛する生徒も失い豹変(第1話あらすじ)

04月27日11時59分ドラマ
Netflixシリーズ『終末のフール』Netflixにて独占配信中

26日Netflixで日韓同時に配信開始した伊坂幸太郎の小説が原作の「終末のフール」では、終末が近づき秩序が失われていく地球で、トラウマを持つセギョン(アン・ウンジン)が生徒達を守るため、悪人に立ち向かうことを決意する姿が描かれた。ユ・アインの薬物使用疑惑で延期となるも、公開された当作には多くの関心が寄せられた。

今回は第1話のあらすじと見どころ、感想などを紹介する。(ネタバレ)
【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「終末のフール」は、小惑星が地球に衝突する200日後の未来を待つことしかできずパニックに陥った世界で、愛する人を守るためにトラウマを抱える元教師のセギョンが立ち上がる物語。

第1話は地球の安全が確約されていた頃と、その安全が無情にも砕かれた後の対比から始まる。混沌とした世界でセジョンは生徒を守っていたが、人身売買目的の脱獄者により生徒を奪われてしまう。その事件からおよそ100日が経過しようとした時、生徒の仇が見つかる。軍に訴えるも国民を守る機関として機能していない現実を突きつけられ、生徒のために自身の手を血で染める覚悟決めたセジョンの様子が描かれた。

初回から絶望的なシーンが続く中で、印象に残ったのはユンサン(ユ・アイン)の無邪気な姿と明るい笑顔だった。背後に死の危険が迫っている不安を押し殺しながら、セギョンを安心させる様子を細やかな表情の変化で表現したユ・アイン。短い登場時間でも記憶に残った切なく人間くさい演技からは、製作陣がなんとしてもユンサン役をユ・アインに任せたかった理由が垣間見えた。

そして、地球滅亡のカウントダウンが行われる世界の無秩序さも、死とは別の絶望を視聴者に感じさせるある種の見どころとなっていた。悪がのさばり、子供が子供でいることすらも許されない世界は、一歩間違えば現実となりそうなリアルさで、考えさせられることも多い。

■キャスト
チン・セギョン役:アン・ウンジン
ハ・ユンサン役:ユ・アイン
ウ・ソンジェ役:チョン・ソンウ
カン・イナ役:キム・ユネ
 その他

原題:종말의 바보

■第1話あらすじ
朝鮮半島付近を目掛けて地球に接近中の小惑星。衝突を200日後に控える中、セギョンは韓国から避難する生徒・ハユルを見送る。その後、市役所児童青少年部のボランティアに向かい、小惑星が落ちてくる日までのカウントダウンをするセギョン。そんな彼女は、国から非常戒厳令が布告され、生活が一変した日を思い出していた。

小惑星衝突まで後300日と発表された当時、パニックに陥った国内ではあちこちで暴動が起っていた。その時、セジョンの元に安全なはずのアメリカにいる恋人ユンサンからビデオ通話がかかってくる。銃を持った人が押し入ってきたという危機的状況にいるにもかかわらず、自分よりもセジョンの身を案じるユンサン。そんなユンサンは帰国すると言うが、押し入ってきた人に見つかってしまい安否不明に。セギョンはユンサンから残された「神父の元へ」という言葉に従うも、頼りの神父は軍に身柄を拘束されてしまうのだった。
失意の中、ボランティア活動を行っていたセギョン。しかし、セギョンの愛する生徒達は、人身売買を目的とした悪党に誘拐され、暴行を加えられた挙句、何人かの生徒は帰らぬ者となってしまう。

セギョンはハユル(キム・ドヘ)が別れ際に「1人で読んで」と渡した手紙を見て、この事件への怒りが再沸する。そこには生徒達を殺した男が、ハユルの隣の家に住んでいることが記されていたのだ。

その後、セギョンはハユルが父親の犯罪歴のために出国できなかった事を知る。両親の喧嘩に巻き込まれぬよう、友人の親が保護していることに若干の安堵を覚えたセギョンは軍人の友人・イナに会いに行く。ハユルの手紙を見せ、助けを求めるもイナから返ってきたのは「生徒を見張って」という言葉と、セギョンへの忠告のみ。
子供の命を脅かす悪党を取り締まることもできない軍の現状に失望すると同時に、セギョンの復讐心に火がつく。

綿密に犯人殺害計画を練り、準備を進めたセギョン。計画は恐ろしいほど順調に進み、後は犯人にとどめを刺すだけに思われた。しかし、覚悟を決めナイフを振り上げたセギョンの目に映ったのは、既に息絶えた犯人だった。

「終末のフールはNetflixにて2024年4月26日から全12話一挙配信開始した。

終末のフール | オフィシャル予告編 | Netflix【日本語字幕 CC】

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