関白就任を目指し画策する秀吉、大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第16回予告&前回ダイジェスト配信―NHK

2011年04月30日19時37分ドラマ

出世欲をむき出しにする秀吉は江の発した一言に―、大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第16回「関白秀吉」の予告と第15回「猿の正体」の5分ダイジェスト動画が、NHKプレマップMOVIEに配信されている。

■第16回あらすじ
朝廷から内大臣に任じられた秀吉(岸谷五朗)は、大坂城に呼び寄せた母・なか(奈良岡朋子)や妹のとも(阿知波悟美)、旭(広岡由里子)を前に突然「将軍になろうと思う」と宣言する。なかとおね(大竹しのぶ)はあきれるものの、旭はひとり秀吉の言葉にはしゃぐ。

おねらと同じくあきれ顔の江(上野樹里)は、「前の将軍に頼めば」投げやり半分でいうと、秀吉は足利義昭(和泉元彌)に自分を養子にするよう頼み込む。だが義昭は一蹴。憤慨した秀吉は宗易(石坂浩二)と江を呼び寄せ知恵を借りようとする。江は秀吉に「将軍よりえらくなるしかありませぬ」と言い放つ。帝になるわけにもいかないと悩んだ秀吉に江は「関白」の二文字を口にする。


今回注目したいのは、第1話以来となる足利義昭役・和泉元彌の再登場だ。室町幕府最後の将軍である義昭は、一度仏門に入った身から信長の助力で将軍の座に着き、いざ力を持つと信長を裏切り、最後は信長に追われて幕府を潰してしまう数奇な運命をたどった人物。過去の大河ドラマでは「国盗り物語」(1973年)の伊丹十三、「秀吉」(1996年)の玉置浩二、さらに「功名が辻」では演出家の三谷幸喜と、代々個性的な面々が務めており、いずれも個性的な振る舞いが印象深い。そして今回の和泉だが、2001年の大河ドラマ「北条時宗」で主役を張ったあと、プロレス界に打って出るなどその経歴は義昭に劣らぬ曲折を経験しているのはご存じの通り。久々の大河登場で、その演技は期待以上の見事な個性を放っている。

なお、第15回「猿の正体」は現在、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスにて現在配信中だ。視聴料金は210円。

大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第15回ダイジェスト&第16回予告
大河ドラマ 江~姫たちの戦国~ 第15回 「猿の正体」NHKオンデマンド

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