【韓国芸能】ドラマ『銭の戦争』を地で行く?“パク・シニャン無期限出演停止”問題を専門家が徹底検証!!(後半)

2008年12月08日19時02分芸能

このニュースは、【韓国芸能】ドラマ『銭の戦争』を地で行く?“パク・シニャン無期限出演停止”問題を専門家が徹底検証!!(前半)からの続き・・・。

[質問]
スターたちのドラマ出演料がこのように上がったことはいつから?

[回答]
当初、地上波放送3社の合意によって、ミニシリーズと毎日の連続ドラマ、また週末ドラマと単発ドラマの放送の形態及び、俳優の等級によって出演料が決まっていた。ところが、暗黙的にどの瞬間からかこのような合意が壊れ、出演料が上がり始めた。初めは、主演俳優の場合にも等級制が適用されたが 2000年代に入り、等級制適用の維持が難しくなった。最近の会議で発表された内容によれば 2001年の最高水準の1話あたりの出演料は「女人天下」のカン・スヨンの 400万~500万ウォン。続いて「星を射る」のチョン・ドヨン、「チャン・ヒビン」のキム・ヘスの出演料が 600万~700万ウォンで跳ね上がり、「チャングム」のイ・ヨンエは1話当たり 600万ウォンをもらった。2005年チョン・ドヨンが「プラハの恋人」で 1,500万ウォンの出演料を受けたところで出演料が暴騰し始めたといわれている。

[質問]
少なくない金額である。それでも制作会社や放送会社にも責任があるのでは?

[回答]
ドラマの外注制作が増えドラマの危機論が取りざたされ始めた。制作コスト全体の中で俳優の出演料が大きなパーセンテージを占め、収益を出すことができないおかしな構造になっているというのは制作会社と放送会社側の主張だ。しかし、視聴率を意識しなければならない制作会社や放送会社の立場としては、トップスター俳優たちを出演させるしかなかったことも現実だった。結局、トップスター俳優たちに相当な金額の出演料を競争するように支給して来た。それでドラマ制作会社協会が、最近パク・シニャンに対する出演停止を議決して、高額出演料に対する問題を申し立てたが実効性があるのかという主張も申し立てられている。

実際にキム・ソンファン俳優協会理事長は、このような制作会社と放送会社の高額出演料の正常化問題に反対意見を提示しながら “協会所属 1670人の中で、ドラマ出演料だけで生活できる人は 200人余り。この中でドラマ制作自体をつまずかせる高額出演者は一部に過ぎない”と主張した。また高額出演料を誰が与えたのか、どんなに高い金額が策定されたのかむしろ放送会社と外注制作会社に聞きたいとも言った。

[質問]
このような高額出演料問題を現実的な代案で出演料の上限の制限があげられているが・・・。

[回答]
スター俳優たちの出演料を1話当たり最高 1500万ウォンで制限しようというのだ。製作社と放送社たちは “ドラマを取りやめるほど制作環境が厳しい状況”と言いながら“ともすれば、経営難でドラマ自体が消えるかも知れないという危機意識で出演料の上限線を慎重に推進する計画”と明らかにし、韓国TVドラマPD協会が早いうちにこれに関する具体的な案を出したのだということが分かった。

[質問]
スター俳優たちもある程度これに共感しているようで、一部俳優たちが自分たちの出演料を自ら削減している。

[回答]
クォン・サンウが新しいドラマの出演料を1話当たり 1,500万ウォン内でもらうと明らかにし、初めてドラマ出演料上限制限に積極賛同する意思を表明した。クォン・サンウは新しいドラマ「シンデレラマン」の出演料を1話当り 1,500万ウォン以内でもらうと発表した。ついで、ソン・スンホンとソ・ジソプも出演料を自ら削減したし、中堅俳優キム・ヘスクも出演料を減らしたと発表した。チェ・ジウも SBS 「スターの恋人」の出演契約書を再作成している。当初1話当り 4,800万ウォンとしていたが、自発的に 1,800万ウォン削減して1話当り 3,000万ウォンと低くした。.

[質問]
出演料問題の今後の見込みはどうなるのか?

[回答]
しばらくは、高額出演料をもらったことで知られた俳優たちが自ら減らす動きが続くように思われる。ドラマの危機に対して、制作会社と放送会社、そして俳優たちとの間にある程度共感が得られたという見通しの結果だろう。あわせて、制作会社と放送会社たちもドラマ制作コストの合理的な運用に関して深刻になるだろう。ドラマの出演料の上限制限に対する議論がなくもないが、関係者たちはこのような公開議論を通して、お互いに合理的な出演料問題を共有するということには異論はなさそうだ。

【NAVERニュース】パク・シニャン出演停止騒動,問題は高額出演料?