【韓国芸能】ドラマ『銭の戦争』を地で行く?“パク・シニャン無期限出演停止”問題を専門家が徹底検証!!(前半)

2008年12月08日18時51分芸能

12月5日、韓国のドラマ制作会社協会(会長:申鉉沢)の理事会で議決された“俳優パク・シニャンに対する無期出演停止”が、韓国芸能界を揺るがす大問題となっている。

今回の騒動のキッカケはパク・シニャン主演の大ヒットドラマ『銭の戦争』での出演料が原因という。『銭の戦争』は、ドラマ『パリの恋人』の大ヒットで“理想の恋人”と称されたパク・シニャンが、5億もの借金を抱え、ホームレスになってしまうというショッキングな展開から始まるドラマだ。

社会を取り巻く金銭問題を鋭く突いた社会派エンタテインメントの傑作として、米テキサスでは『第41回ヒューストン国際フィルム・フェスティバル』で大賞を受賞したほどの秀作である。
ちなみに、この賞は北米最大のTV専門のフェスティバルでスピルバーグ監督を輩出したほどの由緒ある賞だ。

今回の騒動はまるでこのドラマのタイトルを地で行くような出来事・・・。これほどの俳優を出演停止にする今回の騒動の原因はなんなのか?消息筋に詳しいスポーツ東亜の記者が詳しく解説している。このニュースを【NAVERニュース】が動画配信している。

ニュースの内容全てを2回に分けて紹介しよう。

*** 以下、記事翻訳 ***

[エングコメント]

このたび、ドラマ制作会社協会は俳優パク・シニャンに対して無期限出演停止措置を議決した。(原因は)高額の出演料のためである。これにより、トップスター級の俳優らのドラマ高額出演料問題が再び議論されている。消息筋に詳しいスポーツ東亜のユン・ヨス記者とともに調べてみよう。

[質問]
パク・シニャンに対する今回の措置の詳しい内容は何か。

[回答]
国内の代表的なドラマ制作会社の集まりであるドラマ制作会社協会が最近取締役会を開いた。そして、パク・シニャンが去る 7月 SBS ドラマ「銭の戦争」を共同製作した某制作会社を相手に出演料支給の訴訟を起こしたことが、今回の騒動のキッカケだ。

さらに、放送会社は、この制作会社に対する編成禁止の要請と、ドラマ制作会社協会の入会を当面禁止するということも含んでいる。これはパク・シニャンがこの制作会社を相手に未払いにされた追加制作出演料 3億 4,100万ウォンとプロデューサー費用など 3億 8,000余万ウォンの支給を求め、訴訟を起こしたことに対する対応だと言える。
パク・シニャンは「銭の戦争」の 4回分を追加撮影する条件で出演料 6億 2,000万ウォンを追加支給することに契約したが、この内 3億 4,100万ウォンを支給しなかったと訴えた。パク・シニャンは「銭の戦争」の延長分に対して、1話あたりの出演料 1億 7,050万ウォンを要求したとされている。ドラマ制作会社協会は到底納得できない事だと言いながらパク・シニャンに対する措置を議決したというわけだ。

[質問]
ドラマ制作会社協会の下した議決に対していろいろな議論がされているようですが・・・。

[回答]
今回のことで俳優たちの高額になりすぎた出演料のガス抜きをしなければならないという意見と、特定の俳優を犠牲にした措置であるだけだという意見が対立している。出演料(高騰)のガス抜きをしなければという側は、これまでトップスターの俳優たちは自分の名声と人気だけを信じて、途方もない出演料を要求して来たと主張する。しかし反対側では放送会社や制作会社も高額の出演料を助長して来た責任があるうえ、制作コスト節減などの責任はあくまでも制作する側にあるのではないかと反論している。

[質問]
では、具体的にトップスター俳優たちの出演料について考え、一体誰がどの位の出演料を貰っているのか?

[回答]
最近、韓国TVドラマPD協会が主催した会議で、トップスター俳優たちの出演料が公開された。「太王四神記」に出演したペ・ヨンジュンの1話あたりの出演料が 2億 5,000円とも推定され、最高の出演料を受けとったといわれている。(しかし、)ペ・ヨンジュンは出演料を決めないで、所属会社とドラマ制作会社がドラマの収益を分ける内容で契約しているため正確な出演料は把握しにくい状況だ。
また、現在放映中の「エデンの東」のソン・スンホンが1話当り 7,000万ウォン、「悪い愛」のクォン・サンウと「風の絵師」のパク・シニャン、そして「エアシティ」のイ・ジョンジェが並んで1話当り 5,000万ウォンの出演料をとなった。ソン・イルグクは「風の国」で1話当り 4,000万ウォン、「ヒット」のコ・ヒョンジョンと「彼らが住む世の中」のソン・ヘギョは 3,500万ウォン、「スポットライト」のソン・イェジンは 3,000万ウォンをもらったことで知られている。主役級だがまだ新人の俳優たちも例外でなく「どなたですか」のユン・ゲサンが1話当り 1,800万、「ベートーベンウィルス」のチャン・グンソクが 1,200万ウォンをそれぞれ受け取った。

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