謀反人として王宮を追放される寧温…ドラマ「テンペスト」第6回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2011年08月20日13時54分ドラマ

琉球を脅かす徐丁垓(GACKT)を葬った孫寧温(仲間由紀恵)だったが、かつての盟友である喜舎場朝薫(塚本高史)から徐の殺害を告発され、謀反人であるとされてしまう。罪人の身に落とされる寧温だが、琉球国への思いは未だ熱く、その危機を救いたいと切に願っていた。流刑先でも役人としての矜持を持ち続ける寧温だったが…
8月21日、NHK・BSプレミアムで放送のBS時代劇「テンペスト」は第6回「八重山の流刑者」を放送、予告動画が公開されている。

第5回あらすじ
阿片密売に関わる一派を王宮から一掃した寧温と朝薫は、その功績から表十五人衆へと取り上げられて昇進を果たした。新たな冠を与えられた二人に、尚育王(高橋和也)はこれからの琉球が進むべき道を尋ねる。朝薫は清国との冊封体制を強化し、鎖国する大和にある薩摩よりも外交に明るい清国とこそ繋がる事で世界への窓を開くべきと主張した。その一方で寧温は現在の王府の体制そのものが琉球を蝕んでいると批判。しかし、王はそれを近代文明の基礎を作るために新たな人材を作るべきだという寧温の意図を汲み取った。
夜、屋敷を訪れた浅倉雅博(谷原章介)に事の一部始終を話して改革に燃える寧温は、国をよりよくする為に薩摩の浅倉とも同士として繋がっていると語る。しかし浅倉は個人として寧温とつながりたいと訴え、その感情を露にする。ついには妻となって欲しいと告白され、寧温は戸惑う。そこへ遊郭から徐丁垓の使いが訪れ、昇進祝いにと禁書であるデカルトの方法序説を寧温に贈った。感銘を受けた寧温は謝辞を述べに遊郭の徐を訪れた。徐と寧温は、早速デカルトの方法序説をもとにした問答を開始した。しかしその中で徐は孫寧温は偽であると言い、真鶴という素性を隠していると責め立てる。徐は寧温の秘密を守る代わりに、寧温に琉球王朝の官位を与えるようにと要求した。それを断り逃げるしか無かった寧温は、自分の人生の選択を思い悩み自害を試みる。しかしその時嗣勇(金子昇)が現れ自害を止めさせた。嗣勇は同時に尚育王が突然倒れて死去してしてしまった知らせも告げた。失意のうちに庭にたたずむ寧温は、裂けたガジュマルの根本に光るものを見つける。それは、馬天ノロの勾玉だった。
徐は予想外の尚育王の死を好機と捉え、新たな国王即位の際に400年ぶりの国相として琉球王府内に地位を得た。徐は清国留学生を琉球に迎え入れ、清国人が琉球王府の役人となる体制を作れと命じる。薩摩との関係も主張する寧温に対し徐は薩摩を徹底的に排除するように宣言し、浅倉との密会も止めるように暗に伝えてきた。寧温は多嘉良に頼んで浅倉と密会するために書を託したが、それすらも徐は察知していた。
寧温より先に浅倉に接触した徐は、寧温の色仕掛けに注意するように進言し、いかにも自分と寧温が親密な関係にあるかのように匂わせた。激高して斬り付ける浅倉を嘲笑しながら交わし、徐は消え去った。その足で徐は寧温の前に現れた。男か女かわからない寧温は、清と薩摩に隷属する琉球そのものだと徐は言い立て、寧温を襲うのだった。徐に陵辱された寧温は、必死に気を取り直して浅倉の待つ場所へ向かった。清国の国相について薩摩への対応を説明する寧温に対し、疑心に駆られている浅倉は真鶴としての答えを寧温に求める。浅倉がいて真鶴としての自分があってこそ一人の人間として存在すると訴える寧温だったが、徐の言葉で迷いが生じた浅倉は寧温の訴えを拒否して去るのだった。
宮中で徐は寧温を脅迫し、薩摩と断絶するために浅倉と別れさせてやったとうそぶく。その会話を嗣勇は立ち聞きし、寧温が侮辱された事を知る。徐は王府に軍隊まで作り、薩摩を締め出す体制を一層強化させていた。清国派の朝薫もこれは行き過ぎと考えて徐に進言するが、逆に寧温は薩摩の役人に色仕掛けをしていると吹き込まれてしまう。
ある時、寧温は徐からの書を受け取る。指示された場所に赴くと、そこには徐と、徐に倒された嗣勇の姿があった。徐に必死に立ち向かうものの寧温は劣勢を強いられていた。その頃、遊郭では真牛(高岡早紀)が徐の脅威を察して祈祷を行っていた。倒されそうになった寧温は、徐と共に崖から海へ飛び込んだ。その時天から一筋の光る糸が寧温の持つ馬天ノロの勾玉を捉え、寧温は徐共々宙に浮かんだ。自らにしがみつく徐に、かんざしを抜いて寧温は止めを刺した。
帰宅して嗣勇を介抱する寧温だったが、そこへ王府の役人が詰め掛けて寧温を捕らえた。平等所(裁判所)に連れられた寧温は、徐丁垓殺害の容疑で裁きに掛けられる。その申立人は朝薫だった…。

第6回みどころ
朝薫が国家転覆を企てた謀反人として寧温を告発したその心境には何があったのか。そして寧温が流刑となった八重山は、かつての大勢頭部だった思徳金(ウミトクガニ・かたせ梨乃)の故郷でもある。寧温との接点がどう描かれるか、そして寧温無き首里で朝薫と浅倉はどんな思いを抱えるのか、物語が大きな転換を見せる回となる。

BS時代劇「テンペスト」は21日(日)よる6時45分から放送。予告動画は番組公式サイトの「次回予告」で視聴出来る。

テンペスト|BS時代劇


ナビコンでは、ドラマ「テンペスト」をもっと楽しむためにあらすじや見どころを紹介しています。
    ↓
【「テンペスト」を2倍楽しむ】に戻る

PR