29日のフジ土曜プレミアムは、三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」、市川崑監督最後の出演作!予告動画

2011年10月29日17時21分映画

佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行、綾瀬はるか、小日向文世、寺島進、戸田恵子、伊吹吾郎、浅野和之、市村萬次郎、柳澤愼一、香川照之…と、超豪華キャスト出演する映画「ザ・マジックアワー」が、今夜28日(土)9時からのフジテレビ「土曜プレミアム」で放送!「ステキな金縛り」の番宣活動で、連日テレビをにぎわしている三谷幸喜監督の2008年の作品。番組サイトでは予告動画が公開されている。

「ザ・マジックアワー」は、ボスの愛人に手を出したギャングと、彼によって殺し屋に仕立て上げられる俳優が巻き起こす騒動を描くコメディ。
ストーリーは、備後(妻夫木聡)が街を牛耳るギャング天塩(西田敏行)の愛人マリ(深津絵里)に手を出したところから始まる。備後は、命を助けてもらう代償に、天塩を狙撃した伝説の殺し屋“デラ富樫”を捜し出すよう命じられる。困った備後は、架空の映画撮影をでっち上げ、無名俳優の村田(佐藤浩市)をデラ役に仕立てあげる。やがて街にやって来た村田は、映画の撮影だと信じて、天塩の手下たちと渡り合う。

物語の中で映画の撮影シーンが登場するということで、3作の劇中映画「黒い101人の女」「暗黒街の用心棒」「実録・無法地帯」が登場するが、「黒い101人の女」は、市川監督作品「黒い十人の女」の続編的パロディで、映画監督役で、2008年2月に亡くなった市川監督本人が登場する。
実は、この映画は「市川崑監督の思い出」に捧げられるために、三谷幸喜が制作したもの。これは、映画のラストで表記され、当時劇場でこれを知った古くからの映画ファンの胸を熱くした。
そもそも、タイトルの“マジックアワー (magic hour)”というのは、日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯のことで、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。タイトルも含め、そうした偉大な監督への思いの詰まった作品だった。

他にも、前述の「THE 有頂天ホテル」に出演した香取慎吾が、1シーンだけ同じ役(只野憲二役)でカメオ出演をしていたり、話題になった巨大なセットで再現した街並みを、エンディングでその建築工程が早回しで見られる。他にも映画通が思わずにやりとする名作旧作のオマージュがテンコ盛りになっている。

映画「ザ・マジックアワー」は、今夜29日(土)9時からフジテレビ系で放送。予告は番組サイトの「スポット動画」で視聴できる。

フジ「土曜プレミアム」

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