二人のテソン!近づくゴヌクの過去…「赤と黒」第5話あらすじと予告動画!日韓いぶし銀の俳優紹介-NHK

2011年11月03日13時38分ドラマ

ゴヌクに自分の下ごころを見透かされたムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、シム・ゴヌク(キム・ナムギル)に対して激しい怒りをぶつけるが、済州島で出会ったスタントマンが彼だったことに運命を感じ、彼に好意を持ち始める…ホン・モネ(チョン・ソミン)を虜にしたゴヌクの次なる標的はホン・テソン(キム・ジェウク)!第5話からは、かつては自分もそう呼ばれたテソンに復讐の刃を向け、緻密な復讐計画が動き出す。第5話ではゴヌク、ジェイン、テソンの3人が顔を合わせることになる。番組サイトでは予告動画が公開されている。

akatokuro(C)アジア・コンテンツ・センター グッド・ストーリー NHK■第5話:二人のテソン
ゴヌクの罠にはまったテソンは海中で待ちかまえるゴヌクに押さえ込まれ、二人は静かに海中へと沈んでいく。そしてテソンの記憶は遠のいていく。
翌日、何食わぬ顔で秘書として現れたゴヌクに、テソンはジェインのことを調べるように命令する。ジェインが母シン夫人の命令で「ガラスの仮面」を探していることを知ったテソンは、横取りしてシン夫人を困らせようと企んだのだ。先回りしたテソンは、仮面の作者であるガラス工芸作家、龍(豊原功補)の工房へ向かう。果たしてジェインは無事「ガラスの仮面」手にすることができるのか?
ところで、ゴヌクがテソンだと勘違いした時は策を弄して知り合うきっかけを作ったジェインだったが、御曹司のテソンが現れて、自ら“ホン・テソン”を名乗っても本物とは思いもせず全く無関心。それどころか、偶然出会ったように現れたゴヌクを隣に座らせ、親しげにふるまう。目の前のテソンが御曹司だと分かった時のジェインの反応が楽しみだ。
さて、ゴヌクの復讐と並行して、警察も動いていた。テソンの恋人ソニョンの背景を探ってとうとう天使園まで調べが入った。そして、クァク刑事(キム・ウンス)は、ソニョンに心を開くテソンという少年がいたことを探り当てる。

■見どころ
第5話冒頭のヨットの場面でテソンの荒れた生活が見られる。テソンにとって亡くなった恋人ソニョンは、家族から疎んじられすさんだ生活の中でやっと自分を理解し、愛してくれた女性だった。そんな彼女の死が彼をますます苦しめたときに、日本で知り合ったジェインに再び救いを感じ、彼女に惹かれていくことになる。第5話では、そんな予感を、テソン役のキム・ジェウクが、短いエピソードの中でみごとに演じている。キム・ナムギルとはまた違う、切ない目をした彼の演技にも注目しよう。

■豆知識(日韓いぶし銀の脇役紹介)
圧倒的なキム・ナムギルのカリスマ演技に、序盤にして早くもドラマにハマった方も多いはず。そんなドラマにどっしりと深みを加えるいぶし銀の演技をしている日韓の俳優を紹介しよう。
★豊原功補
まずは、出演回数は少ないものの、“ガラスの仮面”の作者・龍として登場する豊原功補。1965年9月25日生、46歳!韓国のお酒が好きで女好き。風来坊のように時折行方をくらましてしまう困った先生。179㎝のたくましい体格に無精ひげが、龍先生のプロフィールにピッタリ。10月から始まったNHKドラマ「ビターシュガー」にも出演しているベテラン俳優。(豊原功補については、NHK番組サイトキャストの紹介で詳しく紹介している)劇中、龍の作った“ガラスの仮面”が大きな意味を持ってくる。ゴヌクとのツーショットで仮面について語るシーン(第6話)は、なかなか見もの。このシーン、オリジナル音声ではキム・ナムギルの日本語もたくさん聞けるお宝シーン。日本語吹替え版で視聴されている方も、ここだけはオリジナル音声に変えては?
★キム・ウンス
豊原功補が日本のいぶし銀の演技なら、韓国は、俳優キム・ウンス、刑事クァク班長を演じている俳優がの演技がそうだ。若手イケメン俳優のチ・フ扮するイ・ボム刑事と一緒に、チェ・ソニョンの転落死事件を捜査するうちに、“ホン・テソン”という人物が二人いたことに気づく。事件の関係者としてゴヌクを追うクァク刑事だが、彼のゴヌクへの気持ちの変化が、強面の皺に滲みでる渋い演技で魅せてくれる。1961年生まれで50歳!彼は元々は演出を勉強するために、ソウル芸術大学に進学した。卒業後、日本に行き、今村昌平監督が校長である日本映画学校で映画演出を勉強し、1995年には、「極道修行・決着(おとしまえ)」で演出にも参加。そのときに、強面のお顔が見こまれたのか、端役で出演、ここから彼は映画俳優の道を歩き始める。当然、日本語も堪能。韓国映画「ワンス・アポン・ア・タイム」「影殺人」などで、その流暢な日本語の腕前を披露しているので、機会があれは視聴されては?
さすが演出を学んだだけあって、強面(何度もすみません)の表情から、柔和な表情、相手を慮る表情など、みごとな演技力でドラマを締めてくれる。ドラマ「サイン」では、鬼検事を演じている。

「赤と黒」には他にも、魅力の俳優・女優がたくさん出演しているので、ドラマ2度目の視聴の方は、そちらにも注目しては?第5話は11月4日(金)夜10時からBSプレミアムにて放送。

NHKBSプレミアム「赤と黒」

■作品紹介
・韓国放送:SBS、2010年
・話数:全17話
・出演:キム・ナムギル キム・ジェウク ハン・ガイン、豊原功補 三浦孝太 麻由 ほか
・監督:イ・ヒョンミン
   (「冬のソナタ」プロデューサー・「雪の女王」「ごめん、愛してる」監督)
・脚本:イ・ドヨン、キム・ジェウン、キム・ソンヒ
・主題歌:ラムジ「好きだから」
・主な日本ロケ地:三重県=ココパリゾート
・日本での放送
  初回:NHKBSプレミアムにて(字幕版):2011年9月4日(日)~15日(木)
  第2回目:NHKBSプレミアムにて(吹替版):2011年10月7日毎金夜10時~


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