犬たちとの再会を期して倉持は再び南極へ…ドラマ「南極大陸」最終回予告動画と前回のあらすじ-TBS

2011年12月18日08時10分ドラマ

12月18日、TBS日曜劇場「南極大陸」は最終回を拡大枠の90分スペシャルで放送、いよいよ倉持(木村拓哉)が第三次観測隊として南極へ出発、残された犬たちの奇跡を願う。自らの政界転身と引き換えに、大物政治家の父親から第三次南極観測隊への経験者参加を口添えさせた氷室(堺雅人)の働きと星野(香川照之)の厚意で宗谷に乗り込むことが出来た倉持は、ただ犬たちの事を思っていた。改修された宗谷は無事に南極大陸へたどり着けるのか、一年の時を経て放置された昭和基地はどのようになっているのか。

第九話「終幕へ…奇跡が起きる!」
南極で子どもを生んだシロ子とその子どもたちの引渡し、そして樺太犬の飼い主たちへの事情説明のために北海道に赴いていた倉持は、第三次南極観測隊派遣が正式に決定したという知らせを受けて直ちに東京へ戻り、白崎(柴田恭兵)の下へ出向く。星野と氷室も居合わせたその場で倉持はは「第一次越冬隊および第二次越冬隊は除く」の選考基準を知らされ、肩を落とした。白崎は経験者を第三次観測隊に入れられるように何度でも交渉してみると倉持を励ました。氷室はそのやりとりをただ黙って見つめていた。日本学術会議の場で白崎は何度も経験者の必要性を訴えたが、今度こそ選りすぐりの研究者で観測隊を結成したい政府側には中々受け入れられなかった。一方氷室は、政治家の父親に早く後を継げと催促される日々だった。氷室からも政府側に第一次越冬隊員からの再度派遣を打診したが、上司は氷室に一年も職場を去られるのは困ると告げる。しかし、氷室の意志は自らが再び南極に行く事には無かった。
大学を辞した倉持は、少しでも南極と係わり合いを持ちたいとして日本鋼管・浅野ドッグの現場で宗谷改修の現場で働き始めた。ある日、実家に戻っていた犬塚(山本裕典)が第三次観測隊の結成を聞きつけて倉持を訪ねてきた。犬塚は南極で行ったオーロラ研究を今後も続けるために大学に残る事を選び、かつて励ましてくれた倉持にその事を伝えたかったと感謝の言葉を述べた。そこへ北海道大学の古館(山本學)から倉持へ電話があった。それは、動かないシロ子の首輪を引っ張ったところ首輪がちぎれてしまった事から、南極に残された犬たちも首輪から開放されて生き延びている可能性があるのではと告げる内容だった。南極の寒さで首輪の皮が劣化していたのに加え、エサ不足で痩せれば更に首輪から抜けやすくなるとして、樺太犬たちが南極の地で自活していると十分に推測できた。
古館の報告で樺太犬生存の希望が出た倉持は日本学術会議ビルへ向かいこの事を伝えようとしたが、折りしも白崎が隊員について交渉を行っている最中であり、なんとしても経験者の加入を訴える白崎の声が廊下まで響いていた。第一次越冬隊員から2名の参加を主張した白崎だったが、これ以上の変更は無いとして却下されてしまう。交渉を終えて部屋を出た白崎は倉持に謝罪する。隊長として参加することが決まっていた白崎に対し、南極へ行ったら自分のかわりに犬たちを抱きしめてあげて欲しいと願う。そんな倉持に白崎は再び大学に戻らないかと打診するが、倉持は宗谷修理を手伝い続けると断った。倉持が立ち去った後、同行していた犬塚が古館からの電話で樺太犬生存の可能性が十分にあることを白崎や星野に伝えるのだった。その頃氷室は父親の帰りを待って、意を決したように話があると切り出した…。

とうとう第三次南極観測隊のメンバーが発表される。美雪(綾瀬はるか)は新聞でそれを知るが、そこに倉持の名前は無かった。しかしある日、白崎と星野が急に役人から呼び出されると、急きょ観測隊に星野の参加が認められることになった。それを知った倉持は、リキの飼い主の遥香(芦田愛菜)から託された千羽鶴を星野に渡す。星野は突然、1年の越冬生活で腰を痛めてドクターストップが掛かったと言い始め、自分の代わりに倉持が第三次観測隊に参加するように勧める。星野は、倉持が再び南極に行くのに相応しいと言うのだった。倉持が万感の想いで星野に礼を言うと、礼を言うべきは他にいると示唆する。その人物は自分の人生を賭けて今回の人選に働きかけてくれた、と。倉持はすぐに氷室のことだと思い立った。倉持が氷室を訪ねると、氷室は大蔵省を辞めるため机の整理を終えて帰るところだった。氷室は父親の跡を継いで政治家になると伝えた。政治家として南極観測が続いて行くように見守り、かつて倉持の言っていた夢で日本が変えられるのかを政治家の立場で見届けると志を伝えた氷室は、美雪にはこの事を伝えたことも告げた。そして倉持に、早く美雪にちゃんと会いに行けと言うのだった。
翌日美雪を訪ねた倉持は、子どもたちの出迎えに南極の話をした後に美雪と二人きりで話しをする。再び南極へ向かうこと、そして見合いなどせずに自分の帰りを待っていて欲しいと伝える。美雪は喜びに感極まりながらも、お帰りをお待ちしております、と答えるのだった。やがて第三次南極観測隊の出港の日となった。かつての隊員仲間だった内海(緒形直人)、犬塚、鮫島(寺島進)、横峰(吉沢悠)、船木(岡田義徳)、嵐山(川村陽介)、山里(ドロンズ石本)、谷(志賀廣太郎)も集まり倉持を見送った。北海道からも古館が訪れ、遥香らが折った残りの千羽鶴を託した。倉持が乗り込みいざ出航の時、自分を呼ぶ美雪の声が聞こえた。子どもたちと共に見送りに来た美雪は、倉持をこれまでの「お兄さん」とは違い「岳志さん」と声を掛け、頑張ってと声援を送るのだった。かくて宗谷は南極に向けて出発する。

最終回みどころ
ついに一年の時を経て、倉持が南極へ帰ってくる。ここまでの道のりでは、南極に残された犬たちもとうとうリキ、タロ、ジロの3匹のみになってしまった。苛酷な環境を乗り越えて生き延びた犬たちと倉持は再びめぐり合えるのか。そして南極観測の成功は日本にどんな未来を描くのか。感動のフィナーレが待ち受ける。

ドラマ「南極大陸」は18日(日)よる9時から10時24分までの90分枠で放送。予告動画は、番組公式サイトで視聴出来る。

日曜劇場『南極大陸』|TBSテレビ

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