瞬間最高視聴率25.5%は南極で犬たちを弔うシーン ドラマ「南極大陸」最終回あらすじ-TBS

2011年12月22日08時00分ドラマ

12月18日に最終回を迎えたTBS日曜劇場「南極大陸」は平均視聴率22.0%、瞬間最高視聴率25.5%(関東地区)を記録し、南極の地を生き抜いたタロ・ジロとの再会が感動を呼んだ。最高瞬間視聴率を記録した場面は、タロとジロも立ち会って8頭の犬たちの入った棺を海に流すシーン。物語一番のクライマックスシーンが見事に一致し、人々に感動の涙をもたらした。

最終回「終幕~時を超えて…52年前の真実と新たな奇跡が起こす結末!!」
いよいよ南極圏に宗谷は近づいていた。ブリザードに阻まれ、かつてのように氷と共に宗谷が流される事態にもなったが、白崎(柴田恭兵)は攻めの姿勢で行くとして倉持(木村拓哉)を昭和基地の先遣に向かわせた。1年ぶりの昭和基地は、日の丸も破れ廃墟のように佇んでいた。ヘリを降りた倉持は真っ先に犬たちをつないでいた場所へ向かった。必死で雪を掘ると、鎖から逃げられなかった犬たちの遺体が出てきた。悲痛な想いで倉持は犬たちの遺体を掘り続けた。込み上げる涙を堪えながらも、首輪を抜けた犬たちがいる事を確認するとそれはわずかな希望へと繋がった
犬たちの鎖の確認を全て終えた後、倉持は昭和基地へ足を踏み入れた。吹雪が入り込んだ室内では、倉持のベッドに放置されたジャケットがあり、犬たちが訪れた形跡が見られたものの基地内にもその姿を見つける事は出来なかった。再び屋外に出た倉持が目をやる先に、犬の耳が見えた。リキだった。リキは最後の力を振り絞って昭和基地が見える場所へ向かい、倒れたのだった。その亡骸に積もった雪は浅く体にはわずかなぬくもりが残り、少し前まで命があったことが伺えた。倉持はリキを抱きかかえながら、早くに戻ってこられなかったことを泣きながら詫びるのだった。宗谷からは何度も昭和基地へ向けて通信を試みていたが倉持の返答はなかった。ようやく戻ってきた倉持からの返事で、昭和基地の損傷は少なかった事、犬の亡骸8頭を見つけたことやリキは死後間もなかったことなどが報告された。この知らせはすぐ日本へももたらされ、日本学術会議に集まった内海(緒形直人)、鮫島(寺島進)ら第一次南極越冬隊のメンバーたちは肩を落とすのだった。
一人昭和基地に残った倉持は、残された犬たちの写真を一枚一枚確かめながら在りし日の記憶に浸っていた。改めて外に出てリキの亡骸に語りかける倉持は、夕陽の中に2頭のシルエットを見つける。タロとジロだった。雪原の彼方から駆け寄ってきたタロとジロは、一瞬立ちすくんで警戒の唸り声を上げる。倉持が手袋を放り投げると、その匂いを嗅ぎかつてを思い出したのか、タロとジロは倉持に駆け寄った。悲願の再会であった。2頭の生存はすぐさま宗谷へ報告され、倉持は越冬が始まると他の消息不明の犬たちの捜索に出る旨も申し出た。タロとジロの生存とリキの訃報は、北海道の遥香(芦田愛菜)たち、そして日本で待つ第一次越冬隊員たちにも伝えられた。星野(香川照之)は、犬たちに負けないようにこれたちもしっかり生きていこうと隊員たちを励ますのだった。街ではタロとジロの生存を伝える号外が撒かれ、それを求める人ごみに氷室(堺雅人)の姿もあった。南極にいる倉持を思う氷室の顔には、微笑みが浮かんでいた。
昭和基地では、遺体のある8頭の犬たちを日の丸を掛けた木の棺に入れて海葬を行った。倉持からの報告で、宗谷にいる者達全ても起立して敬礼、犬たちを弔った。その様子をタロとジロも見守っていた。そして時が過ぎ、倉持たちは大勢の国民に出迎えられて宗谷で日本の地を踏んだ。その中には美雪(綾瀬はるか)の姿があった。「お帰りなさい」笑顔で美雪は倉持を迎えるのだった。

19日にはシナリオ&ドキュメントブックも発売され、2012年3月23日にはDVD-BOX、4月11日にはBlu-ray BOX の発売も決定。ファンの盛り上がりはまだまだ続きそうだ。詳細は公式サイト「NEWS」にて掲示される。

日曜劇場「南極大陸」

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