富士フイルム、レンズ交換式プレミアムカメラ「FUJIFILM X-Pro1」を発売、動画で紹介

2012年01月26日16時50分商品・CM

富士フイルムは、レンズ交換式プレミアムカメラ「FUJIFILM X-Pro1」(オープン価格)と交換レンズ「フジノンXFレンズ」3種(同)を2月18日から発売する。
新発想の「X-Trans CMOSセンサー」を搭載。カラーフィルターを6×6の36画素を一単位とした非周期性の高い複雑な配列にすることで、モアレや偽色の発生を軽減。これにより光学ローパスフィルターが不要となるため、レンズの性能を十分に生かすことができ、高い解像感と低ノイズを実現する。その画像信号を受け止め、高速かつ高精度の画像処理を可能にする「EXRプロセッサーPro」も搭載した。
また、「フジノンXFレンズ」は、周辺解像度と周辺光量に配慮し、色収差を徹底的に抑えたこだわりの設計の非球面レンズを含むオールガラス製レンズ。絞り羽根は、どの絞り値を選んでも真円に近いきれいな絞り形状になるよう加工を工夫することで、美しいボケ味を演出する。露出・被写界深度を繊細にコントロールする1/3EVステップの絞りリングも搭載した。
「フジノンレンズ XF18mmF2 R」は、7群8枚レンズと7枚絞り羽根で構成され、2枚のガラスモールド非球面レンズを採用。明るい開放値とレンズの薄型化に寄与する。35mmフィルム換算27mm相当のコンパクトな広角レンズで、画面周辺部まで高い解像感を実現する。
「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」は、6群8枚レンズと7枚絞り羽根で構成され、1枚のガラスモールド非球面レンズを採用し、球面収差を最小限に抑える。35mmフィルム換算53mm相当の最もスタンダードな焦点距離のレンズで開放値はF1.4。画面周辺部まで高い解像感を実現する。
「フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro」は、8群10枚レンズと9枚絞り羽根で構成され、1枚のガラスモールド非球面レンズを使用することで像面湾曲を防ぎ、1枚の異常分散ガラスレンズを採用することで色収差を軽減する。35mmフィルム換算91mm相当の中望遠レンズで、撮影倍率0.5倍、最短撮影距離約26.7cmでのマクロ撮影が可能。
「Xマウント」は、フランジバック(マウント面からセンサーまでの距離)を17.7mmと極限まで短縮し、マウント面からレンズを約7.5mm深くもぐり込ませる広い開口部を確保することで、バックフォーカスを可能な限り短縮。これにより、周辺光量の低下を防いで画面の隅々までより高い解像感を実現する。
また、マウント面とセンサーの間に3枚の保護ガラスを挿入した密閉構造でセンサーをホコリなどから保護。高精度なセンサークリーニング機能を搭載し、圧電素子を8万回/秒で振動させ、レンズ交換時などに保護ガラスに付着したホコリも除去する。
さらに、「ハイブリッドマルチビューファインダー」を搭載。露出データなどの撮影情報をデジタル表示する画期的な光学ファインダー(OVF)と、144万ドットの液晶パネルを使った電子ビューファインダー(EVF)の2つのファインダーを、撮影の状況や狙いに合わせて自在に切り替える。
「フジノンXFレンズ」を装着すると、レンズの焦点距離に合わせて、18mmレンズ装着時にはファインダー倍率を0.37倍、35mm、60mmレンズ装着時には0.60倍に自動的に切り替えるとともに、撮影範囲を示すブライトフレームの大きさが変化する。
ボディ前面に配置された切り替えレバーは、シャッターボタンに人指し指を置いたまま中指で操作でき、ファインダーを覗きながらスムーズにOVF/EVFを切り替えられる。
加えて、マグネシウムダイキャストをトップカバーと本体に採用し、軽量、高剛性で、繊細なデザインを実現。ボディ上部にあるダイヤル側面にはピラミッドパターンを施し、スムーズな操作性と高品位な質感を追求した。
ファインダーは、高い遮光性を実現し、眼を密着させても自然にフィットするアイピースで、眼鏡をかけたままでも安心して撮影できる。市販の視度補正レンズ(19mm径)を装着することも可能。
液晶は、撥水性が高く汚れに強いアクリル素材に、反射率0.2%以下を実現する反射防止コーティングを施した123万ドットの高精細な「プレミアムクリア液晶」を搭載。
ボディ背面には、使用頻度の高い撮影メニューをダイレクトに呼び出せるQ(クイックメニュー)ボタンを装備。感度やホワイトバランスなど撮影時の設定を一覧で表示し、スピーディーな設定変更操作が行える。
撮影モードは、フィルムを選ぶ感覚で10種類の色彩・階調表現を使い分けられる「フィルムシミュレーションモード」を搭載。鮮やかな色調のVelvia、滑らかな肌色再現のASTIA、見た目に自然な色再現のPROVIAに加え、プロ用カラーネガフィルムをベースにした2つのモードを搭載する。
高度なデジタル処理により、1コマの中に2つの画像を重ねて撮影する「多重露出撮影」も行える。多重露出モードを選択して1コマ目の画像を撮影し、OVF、EVF、液晶モニターのいずれかにその画像を表示させたまま、2コマ目を撮影することができる。
スペシャルサイトでは、プロモーションムービーを公開しており、同製品のこうした特徴をかいつまんで見ることができる。

富士フイルム「FUJIFILM X-Pro1」スペシャルサイト

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