4月26日、テレビ朝日系でドラマ「Wの悲劇」がスタート、夏樹静子の大ヒットミステリー小説を大胆なアレンジで現代風に蘇らせたサスペンスに、今が最も旬の女優・武井咲が二役で挑戦する。武井が演じるのは大富豪の家で生まれ育った少女・摩子と親をなくして天涯孤独の少女・さつき。瓜二つの容姿ながらもまるで違う環境で育ち、正反対の性格の2人が出会うとき、サスペンスが起こる。

昨年の春に同局の「アスコーマーチ」で初の主演を経験した武井が、深夜枠から今度はゴールデンの顔として帰ってきた。今やドラマやCMに引っ張りだこの話題の18歳が重厚なミステリーの舞台に立つ。過去に4度もドラマ化されているがいずれも単発作品であり、連続ドラマとなるのは今回が初となる。往年の名作ミステリーが10代による主演という斬新さに加え、脇を支える俳優陣の豪華さも目玉と言えるだろう。
主人公を取り巻く人物に桐谷健太、松下由樹、福田沙紀といったドラマ常連の役者陣はもちろん、野際陽子、若村真由美、金田明夫、寺田農といったベテラン俳優も数多く参加する。また、友情出演で剛力彩芽も登場、若手人気女優の競演にも話題が集まる。剛力が演じるのは、さつきを苛め抜く冷徹な役どころというのも興味深い。笑顔で温かなイメージの剛力が、どんなライバル役を演じきるのかも注目したい。
アラフォー世代には、薬師丸ひろ子主演の同名映画作品が印象に強い方も多いだろう。夏樹による元々のストーリーは映画内で登場する「わたし、おじいさんを殺してしまった！」で始まる舞台作品と言えば合点が行くのではないだろうか。これまでの単発ドラマを見てきた視聴者も、従来と異なる解釈で現代風に生まれ変わったこの作品に、原作のエッセンスを感じつつも新たな魅力を感じられるだろう。ヒロインの成長とサスペンスが交錯する重厚なドラマとして放送が待たれる。

ドラマ「Wの悲劇」は26日スタート、毎週木曜よる9時放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。

Wの悲劇｜テレビ朝日

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