5月29日、フジテレビ系のドラマ「37歳で医者になった僕～研修医純情物語～」は第8話を放送、佐伯教授（松平健）の恩師・伊達（竜雷太）が入院してきた総合内科は伊達のわがままに手を焼く状況に陥っていたが、間近に迫る学部長選しか頭にない佐伯は見向きもしなかった。一方、紺野（草なぎ剛）からのプロポーズを受けて同居に踏み切ったすず（ミムラ）は充実した日々を送っていた。

■第7話あらすじ
紺野を飲みに誘った沢村（水川あさみ）が出かけようとする時、2人はすずと出会う。病気の事で家を飛び出したすずが紺野のところへやってきたのだった。飲み会はお預けとなり、アパートに帰る紺野たち。その日すずは紺野のアパートに泊まり、翌日には帰っていった。沢村は2人の間に何があったか気になっていた。
その頃、東央大学病院では佐伯教授がいつになく厳しい顔をしていた。病院の売り上げが落ちているのだ。中島医局長（鈴木浩介）が患者一人当たりの在院日数が延びている事が原因と指摘すると、それは紺野を中心とした研修医たちの影響だと佐伯は断じ、しっかり監督するように中島を叱責する。そんな事情をよそに、紺野たちが担当する病室は和やかな雰囲気に包まれていた。担当患者の石浜（でんでん）に紺野を好きになると面倒だとからかわれた沢村は、憤慨して病室を出て行く。
その日から、カンファレンスでは病状が好転した患者を即刻退院させるように方針を変えていた。そして石浜にも追い立てられるように退院が宣告され、研修医たちも戸惑う。ある日、すずと同じ職場にいた林田（阿部力）の交際相手である花山香澄（中村ゆり）が東央大学病院に入院、紺野の担当患者となる。その夜、すずの父親に呼び出された紺野は、すずが手術が出来ずに透析だけの日々を過ごすのであれば、今後はすずのために生きて欲しいと頭を下げてきた。
病棟では中島医局長らの監視が厳しく、紺野たち研修医は患者たちと中々対話する時間を取れずにいた。森下（田辺誠一）にすずの事で話しかけられた紺野は、大学病院が自分には合わないので先々移るかもしれないと弱音を漏らす。そんな紺野に森下は大学病院に残るべきだと励ます。
林田が勤め先の児童館のアルバイトを辞める日が来た。長期のメキシコ旅行を控えている林田は、別れのあいさつをするすずに病気に負けないように頑張ってと声を掛ける。自らも交通事故の後遺症で歩行障害を持つ林田は、すずから病気のことは勝ち負けであるのかと問い質されてしまう。何か伝えようとすずが手を動かしたが、その手話を解説しないまますずは別れを告げる。

その夜、居残りをする紺野の携帯にすずから電話が掛かる。電話のすずは無言だったが、その後、今なら声が出せる気がしたとメールが来る。すずは、2人が交際する前に訪れていた場所に来ていた。迎えに来た紺野にすずは病気を患ってからの7年を回想し、紺野が医者を目指す以上自分はいつまでたっても紺野の患者である事が苦痛であると告白する。別れたいと言ってその場をさるすずを紺野は止めることができなかった。その帰り道、紺野は路上で沢村と出会い、すずと別れ話をした事を打ち明ける。弱音を吐く紺野を沢村は慰める事無くこき下ろし、紺野は公園に一人残される。
翌朝、研修医たちが訪れる病室を中島医局長は相変わらず監視していたが、紺野はそれをものともせず患者との会話を続けた。そして花山から頼られた紺野は林田を訪ね、メキシコ行きを延ばして花山のそばにいて欲しいと伝える。おせっかいだと断じる林田だったが、ふと気になってすずのした手話の意味を紺野に尋ねた。それは「受け入れる」という意味だった。その手話は紺野の心にも伝わるものがあった。
次の日も、紺野たちは患者との会話をやめなかった。それを見かけた佐伯教授は紺野を皮肉るが、それに動じず紺野は現場の医者には患者の信頼を得る事が必要だと主張した。病棟には退院した石浜も再入院で戻ってきて賑やかさを取り戻していた。そして花山の病室に林田が見舞いに訪れ、メキシコ行きを中止したと告げた。林田もまた、自らの障害から逃げる事無く現実と向き合う決意を固めていた。
紺野はその日、すずを呼び出した。病院の中庭で紺野はすずをすぐ側で支えていきたい、結婚しようと告げる。すずは涙に暮れながらも喜びで満ち溢れた。そして沢村はそんな2人の様子を目撃し、心中穏やかではなかった。

＜第8話みどころ＞
紺野とすずの幸せそうな日々を間近で見る羽目になる沢村の複雑な心境が一つのポイントとなる。一方で病棟に現れた伊達の存在がどんな影響を与えるのかも見逃せない。紺野が公私共に波乱に巻き込まれる回となる。

「37歳で医者になった僕～研修医純情物語～」は29日（火）よる10時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。

37歳で医者になった僕～研修医純情物語～｜関西テレビ

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