7月8日からのTBS「日曜洋画劇場」では、秦建日子の同名小説が原作の、標高2500メートルで繰り広げられる医療ドラマ「サマーレスキュー～天空の診療所～」を向井理主演、ヒロイン尾野真千子で放送！高山に実在する診療所をモデルにしたひと夏の物語は、命、そして自然と人間、医療について深く考えさせられる作品、番組サイトには予告動画が公開されている。

舞台となるのは標高2000メートルを超す高所にある診療所とそれに隣接する山荘。大学病院で将来を嘱望された有能な若き外科医・速水圭吾（向井理）は、所属先の教授であり婚約者の父でもある沢口（松重豊）から採算の合わない山の診療所が不要であると報告するために稜ヶ岳診療所に派遣されてきた。これまで高度医療の最前線にいた速水は、高山という環境から使える機器や薬が少ない環境にある診療所に愕然とする。稜ヶ岳診療所の責任者である医師・倉木（時任三郎）は沢口と同期で学長戦の対立候補ともされており、稜ヶ岳診療所の存続についても沢口とは反対であった。そこで速水は、かつて母を山の事故で亡くした山荘の娘・小山遥（尾野真千子）と出会う。幼少期から診療所の看護婦たちと接してきたことで自らも看護師として働いていた遥は、救急病棟を辞めて実家に戻ってきていた。大学病院でのしがらみをよそに、稜ヶ岳診療所で必要とされている医療は進歩した現代医療とは異なるものだった。若きエリート医師は挫折とカルチャーショックを味わいながらも何かを感じ取っていく。

夏山が舞台ということで、これから夏休みを迎える時期には季節感も抜群であり、ドラマロケが行われた長野県松本市ではロケ地マップを配布するほど放送前から盛り上がりを見せている。向井・尾野といった若手俳優の実力派二人が並ぶ上に、小池栄子、市川唯、中田喜子、本田望結、佐藤二朗といった魅力的な俳優陣も揃う。主題歌は人気ユニット・Superflyの新曲「輝く月」が起用されたのも話題となっている。Superflyがドラマ主題歌を手掛けるのは2008年のTBS「エジソンの母」の主題歌「愛をこめて花束を」以来2度目であり、前回のようなヒットも期待されている。脚本を受け取ってから楽曲制作に取り掛かったというだけに、ドラマの世界観がどう反映されているのかも興味深い。多くの魅力を抱えた期待のドラマのスタートだ。

日曜劇場「サマーレスキュー～天空の診療所～」は8日よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。

日曜劇場「サマーレスキュー～天空の診療所～」｜TBSテレビ