映像の魔術師と呼ばれるユン・ソクホ監督は、「秋の童話」「冬のソナタ」「夏の香り」「春のワルツ」の四季シリーズと呼ばれる4作の純愛ドラマで、その素晴らしい映像美を存分に見せてくれたが、監督最新作「ラブレイン」の映像の美しさも評判となっている…公式サイトに予告動画が公開されているのでチェックしてみよう。

※以下、ユン・ソクホ監督の「四季シリーズ」をご存じの方向けに書いています。ご存じない方は、四季シリーズを楽しむページに、作品紹介があります。

監督の“映像美”へのこだわりは徹底している。それは監督の作品に主演する俳優・女優選びから始まっている。「秋の童話」のソン・スンホン、ソン・ヘギョ、ウォンビン。「冬のソナタ」のペ･ヨンジュン、チェ・ジウ。「夏の香り」のソン・スンホン、ソン・イェジン。「春のワルツ」のソ・ドヨン、ハン・ヒョジュ、ダニエル・ヘニー。俳優としての演技力はもちろんだが、監督の四季シリーズに共通しているのは、男女ともいつの時代にも通用する正統派美形に限っているというところ。これは、「ラブレイン」でも、チャン・グンソクとユナ（少女時代）というキャスティングで実践したようだ。

監督は四季シリーズでは、それぞれテーマカラーを決めてドラマを描いた。（秋の童話＝茶と赤、冬のソナタ＝白、夏の香り＝緑とブルー、春のワルツ＝黄）
しかし、監督はそれぞれのテーマカラーとは別に“黄色”という色をドラマの中で実にうまく生かしている。「秋の童話」では秋を表すのに、赤く色づく前の黄色い葉を多く撮っている。また、一番の見どころである大人になったチュンソとウンソが船ですれ違うシーンで、ウンソが差していた傘の色は黄色。「ラブレイン」の名シーンで登場する傘もいつも黄色。
「冬のソナタ」で高校生のユジンが始めてチュンサンと出会ったときに着ていたコートの色が黄色。大人になったミニョンが教会や、雪の中で遊ぶシーンなど重要な場面でよく着るコートが黄色（カラシ色？）。「ラブレイン」でも、ユニの黄色のジャケット、ハナの黄色いスプリングコート。
「夏の香り」では、ミヌが好きな花を黄色のバラとして、“恋人達の部屋”の名シーンでは、この黄色いバラが実に効果的に使われた。「ラブレイン」でも黄色い日記帳が重要なアイテムになっている。
「春の香り」は、もちろん黄色い菜の花畑が登場する。

ユン・ソクホ監督は、若いころから「色にこだわる人」だと何かのインタビューで語っていた。意外とユン監督の勝負色は“黄色”なのかもしれない。
純愛ストーリーはもちろんだが、こうしたところにも四季シリーズファンが「ラブレイン」にハマるツボがあるのかもしれない。

四季シリーズについてはこちらでもっと詳しく比較チェックしているので参考にどうぞ。
⇒四季シリーズを楽しむ
⇒「冬のソナタ」特設ページ

「ラブレイン」は、フジテレビ韓流αで、月～金の平日毎日午後3時52分より4時50まで、BSフジでは毎週月曜日に吹き替え版で放送。YouTune「We love K」チャンネルでは、北海道での撮影現場に密着した映像が視聴できる。

　　「ラブレイン」を2倍楽しむ

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「ラブレイン」公式サイト（日本版予告編）
YouTube｜We love K ラブレイン撮影現場密着!!
フジ韓流α「ラブレイン」番組サイト
BSフジ「ラブレイン」

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