8月26日、フジテレビのドラマ「ビューティフルレイン」は第9話を放送、美雨（芦田愛菜）と別れて暮らすことを決めた圭介（豊川悦司）は自分の若年性アルツハイマーの病状が悪化していると告げられる。美雨を祖父母に託した圭介を見る中村産業の人々はそれぞれの思いを抱えていた。
社長の富美夫（蟹江敬三）や妻の千恵子（丘みつ子）たちは圭介が美雨と別れて暮らすことを気の毒に思い、なんとかして圭介親子が一緒に暮らせるようにと考えを出し合う。しかしアカネ（中谷美紀）だけは圭介の断腸の思いを尊重し、余計なことはしないようにと思い込みの激しい富美夫たちを制止するのだった。

■第8話あらすじ
沼津に戻った圭介の義両親は、美雨と共に圭介も沼津に越して同居しないかと電話してきた。美雨のバレエの発表会を義両親も見に行くことになり、詳しい話はその時にという事に決まった。そして発表会の日。美雨を連れて会場に向かった圭介は、大道芸に見とれる美雨をカメラに収めるとフィルムが切れてしまった。ピエロの芸に興じる美雨をその場に待たせて近くのカメラ店でフィルムを購入した圭介は、小銭を落とした人の手伝いをしている間に自分が何をしに行くのか忘れてしまう。胸元のメモには美雨のバレエ発表会場に行く事が書かれていたため、圭介は急いで会場に向かった…美雨を一人残して。会場に着いた圭介は美雨が来ていない事を知り大慌てで会場を探し回るが、先刻の事は全く頭に浮かばなかった。
その頃一人残された美雨はその場に立ち尽くしていたが、警官の姿を見つけて頼ろうと走り寄った際、自転車とぶつかって転倒してしまう。倒れる美雨の周囲に人垣が出来るのを、偶然美雨の祖父母が見かけて救急搬送に同行することが出来た。この事態に義両親は圭介が転居するより前に、美雨だけでも先に引き取れないかと打診してくる。悩んだ末に圭介は美雨に残りの夏休みを沼津で過ごすようにと話を向ける。一方の美雨も、この事態に自分の存在が父親の負担になっているのではないかと胸を痛めており、圭介からの言葉を聞き、わざと明るく振舞い沼津に行く事を快諾した。2学期が始まれば戻ってくるつもりの美雨は、家の中のあれこれを圭介に託して沼津へ旅立った。しかし圭介はこのまま美雨の転校手続きも済ませて新学期からは祖父母と一緒に暮らすようにするつもりだった。
たった一人残った家で、圭介は美雨が残した4本の四つ葉のクローバーを見つける。かつて3本までしか見つけ切れなかった美雨は、父を思い最後の1本を沼津へ行く前に探し出していたのだった。父の回復を願って仏壇に供えられた四つ葉のクローバーを胸に抱き、圭介はいつまでもその場から動く事が出来なかった。美雨が去ってしまった一人きりの家で…

「ビューティフルレイン」第9話は26日（日）、通常より30分遅れてよる9時30分から放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。また、ウェブ限定で各話のダイジェスト動画およびスペシャル動画も公式サイト内「スペシャルムービーコンテンツ」で配信中。フジテレビオンデマンドでは見逃し配信も実施、放送後の毎週水曜日に最新話を追加する。

ビューティフルレイン‐フジテレビ
ビューティフルレイン‐フジテレビオンデマンド

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