生死の境をさまよう清盛が見たものは…大河ドラマ「平清盛」第34回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年09月02日08時50分ドラマ

9月2日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第34回「白河院の伝言」を放送、清盛(松山ケンイチ)が突如熱病に襲われ危篤状態になったことで朝廷はにわかに物々しい雰囲気に包まれる。後白河上皇(松田翔太)は清盛危篤の知らせを受けて熊野詣を中止して京に引き返すほどだった。

<第34回みどころ>
権力の中心にいる清盛が死ぬことがあれば、その勢力図は大きく揺らぐこととなる。清盛に味方するもの、敵対するものそれぞれに固唾を呑んで見守る清盛の安否で浮き彫りになるドラマが印象に残る回となる。そして熱に浮かされる清盛が夢の中で出会う白河院(伊東四朗)や母・舞子(吹石一恵)ら故人はその後の清盛にどんな影響を与えるのか。

■第33回「清盛、五十の宴」
後白河上皇は乙前(松田聖子)を京に引きとめ、今様の稽古をつけてもらう日々を送っていた。後白河は乙前と清盛の関係を尋ねるが、乙前はその答えをはぐらかしていた。その頃の清盛は太政大臣を百日で辞任するという手法を用いて権力を相変わらず欲しいままにしていた。そして朝議では次々と港の開削が決まり、大々的な貿易に向けて清盛の精力的な活動は続いていた。ある時、妻の時子(深田恭子)が清盛が五十歳を迎える際に宴を開こうと提案しても、清盛は誰が五十になるのか分からない程国造りに明け暮れていた。
朝廷内では滋子(成海璃子)の子が東宮になったことで平家出身の滋子の権勢は更に強まっていたが、我が子憲仁の異母兄弟の存在が滋子たちを脅かしに圧力をかけてきた。この企みを妨害しようと滋子は兄の平時忠(森田剛)に邪魔立てを依頼するのだった。
そして清盛の五十歳を祝う宴の日がやってきた。宴に集うのは現在権力の中枢にあるものはもちろん、その威光を借りようとする敵方の源頼正(宇梶剛士)らなど多くの人々が集うものとなった。宴には常盤(武井咲)と息子の牛若も呼ばれたが、牛若は清盛が実の父親ではないかと思いこむほど厚遇されていた。宴では清盛の台頭を苦々しく思っている貴族らが張り合い、武士を馬鹿にして平家一門に舞や歌比べを申し出るが平家一族の者達はどれもそつなくこなして見せるのだった。宴に興が乗ってきた清盛は、あまりの楽しさに日が沈むのが惜しいと言って夕陽に向かって扇を向けた。すると一度沈んだかに見えた夕陽が再び姿を現した。この奇跡のような出来事は「清盛は沈んだ日を戻すことができる」という噂となり、栄華と権力を極める清盛を象徴する逸話となった。
この噂は全国津々浦々まで届き、伊豆に赴任してきた北条時政(遠藤憲一)にも伝わった。時政は清盛を恐れて赤子を殺されすっかりやつれていた頼朝(岡田将生)を気の毒に思っていた。そんな時清盛危篤の一報が各地に伝わり、耳にしたものは驚きと緊張に包まれる。

大河ドラマ「平清盛」第34回は2日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第33回「清盛、五十の宴」のオンデマンド配信購入期限は9月9日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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