医女チャングム!二つの診断…薬房妓生と特別尚宮「チャングムの誓い」第33~36話までの早わかりあらすじと配信情報

2012年11月03日15時10分ドラマ
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済州島から都に舞台を写し、いよいよ医女として活躍する「宮廷女官チャングムの誓い」第33~36話、今回は新しい友情と、懐かしい親友ヨンセンたちとの感動の再会シーンもあるのでお見逃しなく!これまで見逃した回のある方はMBCオンデマンドで動画配信されている。

各話ごとに、見どころを赤文字で紹介。あらすじを知りたくない方は、赤文字だけをチェックしてください。また、繰り返し視聴される方は、ネタバレも含んだもっと詳しくドラマ解説をしている【「チャングムの誓い」を2倍楽しむ】の「(3)時代別大まかなあらすじと見どころ」をご覧ください。

■第33話「うぬぼれ」
医女試験に合格し、修練生となったチャングム。教授シン・イクピルは、今までの知識を全て捨て、これから学ぶことを全て受け入れろと厳しそう。修練生たちはこれから半年の間で50の試験を受け、成績のよい順に配属が決まることになる。不可を3つとると落第となり、医女の資格を得ることが出来ない。チャングムはさっそく、シン教授から不可を一つ与えられる。医女でもない身分で例の不思議な少年の治療をしたからだ。一方、もう一人の教授イ・ヒョヌクは、経典を読み解いたチャングムの聡明さに着目する。
宮廷に戻り、司憲府(サホンブ)の監察官の任に就いたジョンホ。同士を集めようと、理想を同じくしたかつての仲間を訪ね歩く。また、トック夫妻は以前のように宮中に酒を納めることが出来るようになる。シン教授の授業で医学の知識の豊富さを披露するチャングム。それでもシン教授のチャングムへの厳しい評価は変わらない。誤解を解こうと直談判に行くも「お前は医員になってはならぬ」と目の敵にされる。一方のイ教授はチャングムを呼び出し、修練生全員で宴会に出席するよう言い渡す。宴会の日はシン教授の実習と重なっていた。
当時、人体にふれる職業は卑しいとされ、医女も公奴婢(国か抱える奴婢)の中から医薬・鍼灸などを教え、医女という身分が始まった。儒教の教えの下、医師といえども男性が女性の体に触れることはできず、この医女が大いに貢献した。しかし別名「薬房妓生」という官妓として、宮中で歌舞音曲を演じる妓生の役目も務めさせられることもあった。特に、先代の王、燕山君の時代には、王の酒宴にまで侍らせるなど、医療の職務よりも妓生の職務への特化が強くなっていった。ところが中宗の治世になってからは、綱紀粛正を行い、中宗5年、11年、12年、30年に医女が酒宴に出る事を禁じる令を出した。しかし、こうした令は形ばかりでドラマのような宴会への出席も公然と行われた。

チャングム■第34話「王の怒り」
修練生仲間たちからのけ者にされていたチャングムだったが、シンビの真摯な態度から、シン教授の教えの意図するところを理解する。シンビは幼い頃、医員に命を助けられ、その医員から「世の中の役に立て」と言われ医女をめざした。決意も新たに、医女の修練に取り組むチャングム。そのころ、済州島(チェジュド)から医女チャンドクがやって来て、トックの家に滞在することに。半年後。修練終了を翌日に控え、イ教授の試験結果が発表され、二人の落第者が出る。宴会に出席しなかったチャングムとシンビだ。チャングムはシン教授からつけられた不可2つとあわせて3つ目の不可、また今まで不可のなかったシンビは一度に3つの不可をつけられる。シン教授はイ教授に抗議するが、それぞれの担当評価に口をはさむことは出来なかった。さらにシン教授はかつて誤診をしたために立場が弱い。いよいよ医女修練の成績発表の日。とんでもない結果が発表される。果たしてその結果とは?
今回は、出産の見学や負傷兵士の治療、試験、医女達の忙しい日常がいろいろ垣間見られる。また、チャングムとシンビが今後次第に友情を育んでいく様子をお見逃しなく。そして、これまで厳しかったシン教授が、最後の最後に口元を緩める一瞬のシーンをお見逃しなく。

チャングム■第35話「疑惑」
シンビとともに、晴れて宮中の医局、内医院(ネイウォン)に配属されることになったチャングム。これから1年は見習いとして、正式な医女になるための修練を重ねることになる。そこへ召集がかかる。后に流産の兆しが現れたのだ。召集の場で、チャングムは水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)となったグミョンと顔を合わせる。医女見習いとして后に薬を持っていったチャングムはまた、いまや女官長のチェ尚宮とも再会する。一方、王の寵愛を受けて特別尚宮になったヨンセンやミン尚宮とも再会を果たしたチャングムは、その後の宮中の経緯を教えてもらう。しかし、ヨンセンは特別尚宮とは名ばかりで、王に忘れ去られお付の尚宮たちからも軽くあしらわれていた。
ジョンホは上司の左賛成(チャチャンソン)の元、オ・ギョモ一派の一掃を目指し動き始める。中宗が左賛成(チャチャンソン)の提案に同調気味なことから、権力闘争は激しさを増していた。危機感を募らせるオ・ギョモ一派。ジョンホは改革を推し進めるため、またチャングムの身を守るため、オ・ギョモに対し先手を打つ。
今回の見どころは何と言っても、泣き虫ヨンセンとの再会のシーン。いまだにチャングムの無事を祈り続けたヨンセンが、元気なチャングムを見た時の驚きの表情もお見逃しなく。ところでヨンセンの身分の「特別尚宮」だが、これは、王の寵愛を受けた特別な尚宮のこと。「トンイ」「イ・サン」でもヒロインが特別尚宮になっている。詳しい身分については朝鮮王朝豆知識◆宮女の身分で説明している

チャングム■第36話「誤診」
流産した后はその後回復せず、治療の効果もでていない。脈診したチャングムとシンビは担当医女ヨリの診断に、今ひとつ納得できないでいた。しかし、ヨリは脈診に秀でて人間的にも素晴らしい人物として周囲からも信頼されている医女。そのヨリの脈診から後陣痛と診断、鍼灸するが、后の容態はさらに悪化する。シンビはシン・イクピルに、チャングムがヨリとは別の脈診判断であることを打ち明ける。シン教授は皆の前でチャングムの見解を聞くことに。一方のヨリも自分の脈診を主張して譲らず、ヨリとチャングムの両者により、再び后の脈診が行われることになる。后の担当医官ウンベクは二人の脈診結果を受け、あらたに処方を下す。そのころ医女チャンドクは、薬房を設け診療を始めていた。チャンドクには、まだまだチャングムに教えたいことがあるのだ。ジョンホは国防に必要な新しい兵器の予算捻出策を提案。中宗の支持を得、ますます窮地に追い込まれるオ・ギョモ。対抗策にチェ女官長はあることを思いつく。
いよいよ医女としても頭角を現してくるチャングム。そのきっかけとなるのが、流産した后の驚くべき診断結果。今なら超音波(エコー)で一目瞭然となる子診断結果とは?ここで登場する薬が“佛手散”。ドラマ「イ・サン」の71話にも登場した薬だ。

「宮廷女官チャングムの誓い」は、月~金の毎朝8時25分~9時21分にテレビ東京で放送される。全54話の長編。見逃した方は、MBCオンデマンドで配信しているのでこちらのチェックもお忘れなく。第1話は無料。2話以降は各話315円、お得なパッケージ価格や、M+会員などもある。

■作品紹介
・韓国放送年:2003年
・放送局:MBC
・全話数:54話
・脚本:キム・ヨンヒョン
・監督/演出:イ・ビョンフン
・キャスト:イ・ヨンエ/チ・ジニ/ホン・リナ/ヤン・ミギョン/キョン・ミリ/ 他

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