源氏ついに立つ、己を失う清盛…大河ドラマ「平清盛」第46回予告動画と前回のらすじ-NHK

2012年11月25日16時44分ドラマ

11月25日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第46回「頼朝挙兵」を放送、清盛(松山ケンイチ)がついに福原への遷都を強行したことで世の不安は頂点に達し、頼朝(岡田将生)はついに東国の武士たちを率いて打倒平家を掲げ挙兵する。しかしこの世の頂きに立つ清盛は、源氏の棟梁である頼朝と武士による頂点を巡る争いが実現したということに興奮していた。目前の源氏との戦いに、清盛は治世者としての己を見失い世を乱す結果となっていることに気付かずにいた。

■第45回「以仁王の令旨」
清盛は亡くなった重盛の想いも忘れ、ついに後白河法皇(松田翔太)を鳥羽離宮に幽閉してしまう。これによって清盛は武士として始めて権力の頂点に達する。清盛は福原に居を構えながら朝廷の人事を操り、ついに高倉天皇(千葉雄大)を譲位させて孫の言仁を即位させようと働きかけた。一方では八条院暲子(佐藤仁美)が源頼政(宇梶剛士)を焚きつけて平家討伐に決起させようと企むが、頼政は平家の力は絶対であるとしてそれを断った。言仁を天皇にするために東宮即位となり、それによって頼朝の居る東国には増税の命が下された。北条時政(遠藤憲一)は租税が平家の私用に使われていると憂い、婿となった頼朝にいよいよ民が平家への不満を爆発させる時が来ると示唆するのだった。一方、京を出た義経(神木隆之介)は奥州平泉の藤原秀衡(京本政樹)の元へたどり着いた。秀衡は清盛に対して警戒を強めており、万が一の時は平泉の財と武力を惜しみなく使い平家に対抗するように義経に言い含めた。
京にいる清盛はついに言仁を天皇に即位させ、安徳天皇が誕生した。そして院となった高倉上皇に対し、慣例を破ってどこよりも先に厳島神社へ参詣することを命じた。これに寺社勢力は大いに反発し、敵味方の別を乗り越え反平家の名目で団結させてしまう。重盛の亡き後平家の棟梁となったの三男の宗盛(石黒英雄)だったが、宗盛は寺社勢力の動きに狼狽するばかりだった。清盛は安徳天皇の即位と同時に福原へ遷都しようと思い立つが、周囲からの反対の多さに苛立ちを隠せない。そうした日々のうちに、清盛は白拍子の祇王(尾上紫)にのめり込むようになる。同じ頃、京の宗盛も宴三昧の日々を送り、時子(深田恭子)をあきれさせていた。宗盛の狼藉は頼政やその子・仲綱(須田那裕)にもおよび、当初は平家に服従を誓った頼政の心にも葛藤が生まれる。そして反平家の決意を固めた頼政と仲綱は八条院の元を再び訪れ挙兵の決意を伝えに訪れた。密かに諸国に潜む源氏の勢力を集めていた八条院は以仁王に平家妥当の令旨を出すように迫る。半ば強制される形で以仁王は平家打倒の令旨を出し、それは伊豆の頼朝にも届けられた。頼朝は驚きながらも、源氏として立ち上がる気力に満ちていた。そして四月になりついに安徳天皇の即位の祇がとり行われた。福原でこの世の春を満喫する清盛の前に一人の白拍子(木村多江)が現れ、これまで寵愛していた祇王も忘れて虜になるのだった。

大河ドラマ「平清盛」第46回は25日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第45回「以仁王の令旨」のオンデマンド配信購入期限は12月2日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

2012年秋ドラマを一挙紹介<<各回のあらすじと見どころ>>【「平清盛」を2倍楽しむ】

★本サイトで掲載されている記事、写真の無断使用・無断転載を禁止いたします。