綾瀬はるか、西島秀俊、長谷川博己、玉山鉄二、綾野剛が登壇した福島県PRイベントをレポート!「八重の桜」予告動画
24日(月)、来年1月6日スタートのNHK大河ドラマ「八重の桜」で主演する綾瀬はるかが、西島秀俊、長谷川博己、玉山鉄二、綾野剛らとともに、ドラマの舞台となる福島県のPRイベント「げんき咲かそう!ふくしま大交流フェア」に登場し、ドラマを記念して開発された新種の桜に自身の名前と同じ「はるか」と命名した…番組サイトには予告動画が公開されている。
「げんき咲かそう!ふくしま大交流フェア」同イベントは、福島の元気と魅力を発信するPRイベントで今回で6回目。会場には福島県内の郷土料理やB級グルメ、展示販売などが多数出展され、多くの来場者がイベントを楽しんでいた。綾瀬らが登場したのは、番組を記念して新種の桜に主人公の新島八重が命名するというイベントで、福島県知事やドラマ出演者たちが撮影の様子やドラマにかける思いなどを熱く語った。取材したので、その様子をレポートで詳しく紹介しよう。
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“頑固”にしようか悩んだ末に…■新種の桜の命名式
命名式はイベント会場ステージにて午後1時ごろスタート。オープニング映像の後、佐藤雄平福島県知事、主人公の新島八重を演じる綾瀬はるか、八重の兄の山本覚馬役の西島秀俊、八重の最初の夫の川崎直之介役の長谷川博己、八重の幼馴染の山川大蔵役の玉山鉄二、会津藩最後の藩主・松平容保役の綾野剛が登場。
まずはじめに、綾瀬はるかにより新種の桜の名前の発表!大勢の観客が見守る中、綾瀬が発表したのは、なんと“はるか”自分の名前。会場から笑いが出ると本人も笑いながら「最初は“頑固桜”にしようと思っていたんですが、“はるか”になりまして。自分の名前にしようと思ったわけではないのですけれども、ありがたいことです。すみません」と恐縮しながら「“遥か彼方へ広がっていく”という思いを込めました」と命名の理由について語った。
■スケシャルトークショー
引き続き、スペシャルトークショーが始まる。登壇者の役柄と俳優が司会者より紹介される。⇒番組サイトの相関図を参考に
続いて、佐藤雄平福島県知事より、「げんき咲かそう!ふくしま大交流フェア」来場者への感謝と「八重の桜」に対する期待を「今福島は大変厳しい状態だが、ドラマ「八重の桜」が放映されることによって、福島県への応援歌になってくれるよう期待しています」と語った。
まるで実の兄妹のような二人ロケ地でのエピソードについては、綾瀬は「会津若松での最初の撮影が山の中ですごく暑かったです」と答え、佐藤知事が、自身の故郷でもある下郷町について、「川と山とが豊かで子供たちの遊びどころだった」と話すと、綾瀬は「兄ちゃんの覚馬(西島)と尚之助(長谷川)と3人で遊びました。メインは兄ちゃんで」とのどかな撮影エピソードを語った。これを受けて西島も「川がきれいで。クランクインってすごく緊張感があるものですが、穏やかにキャッキャ言いながら遊んで、魚を取ったりしていいスタートが出来た」と報告。これに反応したのが知事。「弱っていた魚?」と聞くと、魚取りはなかなか大変だったと、撮影とは別のところでの苦労話も明かした。
長谷川も、下郷のどかな自然の前で、「川も澄んでいて、朝は霧がかかっていましたが、時間が経つにつれて霧が晴れてすごくきれいでした」と都会ではなかなか見られない田園風景を堪能した様子。
3人が会津の美しい自然を語った後、玉山は「初日は綾瀬さんたちと食べたわっぱめしが本当においしくて、お酒もとてもおいしく、次の日は綾野剛くんと桜肉の焼き肉を食べに行き、子供のようにがむしゃらに食べ、その次の日は昼から並んでソースかつ丼を食べました」と、会津の美味しい食べ物を絶賛。
綾野も食事の美味しさを絶賛した後、銘酒・飛露喜(ひろき)の美味しさに感動し、人の温かさに感動したと言い「こんな温かい人たちの造るお酒はなんて美味しいんだ。そしてお米も美味しい」とこちらも会津の酒と人柄を絶賛。これには知事もご満悦の様子で、福島県の銘酒鑑評会で毎年好成績を残していることを伝え、会津の酒の美味しさを「きれいな水と澄んだ空気、そして造酒の心が揃っているから」と語った。
綾瀬は“鰊(にしん)の山椒漬け”や婚礼などめでたい時に食する“こづゆ”に舌鼓を打ったと会津の郷土料理を紹介。
和気あいあいの共演者方言については、思い思いに覚えた方言を紹介する中、玉山は、西島と綾瀬がまるで本当の兄妹のように仲良く、たまにはケンカをしたりする様子を微笑ましく見たと明かした後、「まだ会津の言葉がよくわからない時に、綾瀬さんが西島さんのことを“ニシ、ニシ”と呼んでいて、名前かと思ったらそうでなく“オマエ”と言う意味だった」と愉快なエピソードを明かした。
新島八重役・綾瀬はるかトークの最後にメッセージを求められると、それぞれ次のように語った。
綾瀬「八重さんは激動の時代に前を向いて生きた人なので、前向きな気持ちだったり、あきらめない気持ち、人の温かさを福島、東北、全国の人に届け、(放送の)日曜が楽しみだと皆さんに思っていただきたい」
八重の兄の山本覚馬役の西島秀俊西島「本当に現場のみんなが前向きで一丸となってドラマの収録に向かっています。素晴らしいドラマになるという予感があります。日曜日の夜見ていただいて、明日から頑張ろうという気持ちになってくれたら幸せだなと思います」
八重の最初の夫の川崎直之介役の長谷川博己長谷川「この間第1話をみさせていただいてとても面白かったです。僕の川崎尚之助と言う役は、会津のためにいろいろなことをする人物ですけれども、…先ほど(知事が語った)"会津の三泣き"という場面にも注目して応援お願いします」
※"会津の三泣き”とは、「一度目は、会津の結束力の強さに初めて会津に赴任(ふにん)した人はなじめず泣き、やがて会津での生活になれてくると、温かな心に二泣き、そして会津を去るときには、情の深さに心を打たれ、離れがたくて三度目の涙を流す」という会津人気質のこと。
八重の幼馴染の山川大蔵役の玉山鉄二玉山「会津の力強さ、東北の力強さ、日本の力強さを皆さんに確認していただいて毎日を幸せに楽しく過ごしていただけるように頑張りたいと思います。福島の町は本当に素晴らしいので、ドラマをきっかけに皆さんにも足を運んでいただき元気にしていただければ我々もうれしいです」
会津藩最後の藩主・松平容保役の綾野剛綾野「八重の桜と言う作品を通して、力強く生きた人達を受けとめていただけたらと。そしてその中で八重という人が激動の中で時代を背負って戦った姿をきちんと皆さんが捕えてほしいです。容保公に関してはただただ愚直に生きて義では死んでも不義では生きられないという精神でならぬことはならぬと言う精神で。またこの場をお借りして…福島に友人がおります。"ひとめぼれ"というお米を作っておりまして、大変おいしいお米です。今年も届いて改めて感慨深く、八重の桜を通して福島を通して何かお伝えできたらと思います」
スタジオパークとの中継もこの後NHKの「スタジオパーク」の西田敏行と中継で結び、短い時間ながら西田と共演者たちがトークを交わした。西田の演じる役は会津藩の家老・西郷頼母役。
左:福島県知事 中央:京都府知事イベントの最後には、八重や、西島演じる兄の山本覚馬が京都と深く関わることから、京都府の山田啓二知事も駆け付け、福島をはじめ東日本大震災の被災地復興への思いを込めて「頑張ろう」と、全員で声を上げた。
イベント終了後は、別室にてマスコミ向けの会見があり、記者から撮影でのエピソードを聞かれると、玉山が「西島さんと一緒にお酒を飲んだんですが、西島さんがお酔いになられて『今回絶対いける!』と4回もおっしゃっていました。それを聞いてこのドラマの成功を確信しました」と裏話を披露。
また、新種の桜に自分の名前がついたことに関して質問が及ぶと、綾瀬は、「(自分の名前の桜が広まることは)うれしいですし、楽しみにしています。私も苗をいただいて、育ててみたい」と話した。なお、桜の苗は10年後に花を咲かせ、今後、全国に広まっていくことになる。
大河ドラマ「八重の桜」は2013年1月6日より毎週日曜午後8時から午後8時45分までNHK総合にて放送※初回のみ74分拡大版)。
【「八重の桜」を2倍楽しむ】では、ドラマの放送にあわせて毎回のあらすじと見どころ、キャスト魅力や時代背景などについても紹介していくのでお楽しみに。
※「八重の桜」は、江戸末期に会津に生まれた女性・新島八重の生涯を描く物語。八重は幕末、戊辰戦争では会津・鶴ヶ城に500人の女たちと立て籠もり、銃を持って戦った伝説から、地元では「幕末のジャンヌ・ダルク」の異名をとっている。また明治に入ると、日清、日露二つの戦場で従軍看護婦を務め「日本のナイチンゲール」とも呼ばれた。同志社大学を創設した新島襄の妻となり、日本の近代を生き抜いた姿を、女性視点から描いていく。
◇NHK「八重の桜」番組サイト
※ 2013.1.61より 毎週日曜日8時から放送。BSプレミアムでは夕方6時から。再放送は土曜日昼1時5分より。
全話のあらすじや見どころ紹介⇒【「八重の桜」を2倍楽しむ】
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