武臣時代の幕開け!易姓革命と十八子為王…「武人時代」第11話~15話あらすじと予告動画
ウィバンとイ・ゴの和解の宴席を設け、その場で二人を暗殺しようという大将軍ハン・スンの企みで、剣を受けたウィバンだったが…BS日テレで放送中のドラマ「武人時代」第11話~15話では、ついに武人たちが政事の実権を握り武人時代の幕開けとなる!DVD公式サイトには予告動画が公開されている。高麗時代のドラマを初めて視聴される方は、【「武人時代」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」に、ドラマの背景や関連する作品などの紹介をしているので、ドラマ視聴の前にチェックをお忘れなく。
赤文字は、ドラマの見どころやドラマ視聴に役立つ情報。
■第11話:一等功臣
暗殺計画を見抜いていたイ・ウィバンの反撃で、ハン・スンの計画は失敗に終わる。ムビはそんなウィバンに、「フィの呂不韋になって欲しい。イ・ゴの思い上がりが頂点に立った時、上将軍チョン・ジュンブと組んでイ・ゴを排除してほしい」と頼む。悩むウィバンだが…。ウィバンは、イ・ゴに入れ知恵し、イ・ゴは民心を掴むために、毅宗とつるんでいた悪徳文臣らを事件の黒幕に仕立て上げて粛清する。こうしたイ・ゴの暴徒に対して文臣らの反発が集まる中、ジョンブはイ・ゴの不満を抑え、イ・ゴとウィバンを競わせるために、一等功臣である壁上功臣の位を与え、イ・ゴが慢心したときに始末することを提案する。もちろん自分も一等功臣であるとアピールするのを忘れない。また、明宗即位に貢献した武人たちの位も1段ずつ上げる。こうして、武人たちによる時代が始まる。
一方、ウィバンはどうしてもトゥ・ギョンスを部下に欲しいと、腹心のイ・ウィミンにギョンスを味方に引き入れるように命じる。
呂不韋(? - 紀元前235年)は、衛の濮陽の人で、商人の子として生まれ、若い頃より各国を渡り歩き商売で富を築いた。中国戦国時代の秦の政治家。始皇帝の父・荘襄王を王位につける事に尽力し、秦で権勢を振るった。始皇帝の本当の父親との説もある。
■第12話:卑屈外交
高麗の宗主国にあたる金から毅宗の金から毅宗の誕生日を祝う使者がやってくるが、毅宗の廃位を知って引き返す事件が起こり、朝廷は金との外交摩擦を避けるため、毅宗は廃位ではなく病気による譲位であると言い繕う。こうした卑屈な外交に憤慨したイ・ゴは、かねてから私兵を養成していた僧侶スヘとヒョンソのもとを訪ねる。折しも、民心収拾のため、寺院の不正に対する徹底調査が始まると、スヘは「十八子為王」なる古い予言を持ち出し、イ・ゴに新たな王朝を開くようそそのかす。
ウィバンからギョンスを味方に引き入れろと指示されたウィミンは、力比べをして互いを認め合う仲になる。
一方、僧侶たちにそそのかされたイ・ゴはすっかりその気になり、ウィバンを呼び出し「易姓革命」を口にする。
直情径行型のイ・ゴに、王位に就く気運があるととんでもない提案をした僧侶たち。しかし「“李氏”が次の新王国を築く」という「十八子為王」の予言は、後に朝鮮王朝を考えると、あながち間違ってはいないようだが。本作の前史ともいえる「光宗大王」では僧侶が命がけで飢えた民を救おうとしているが、次第に僧侶たちが力を持ち始めるので注目を。ちなみにイ・ゴが口にした“易姓革命”とは、古代中国において唱えられた王朝交代を説いた理論。前王朝とその王族が徳を失い、新たな徳を備えた一族が新王朝を立てる、つまり“姓が易わる”というのが基本的な考え。
■第13話:易姓革命
イ・ゴはウィバンに、新しい王朝を開く易姓革命を持ちかけるが、ウィバンは今の時点で革命を起こせば、金の国に攻め入れられ民心を失う結果になると、たしなめる。その頃僧侶ヒョンソが市中に奇妙な唄を流行らせる。果たしてその唄とは?
一方、高麗の政変を知っていた金から、命がけで明宗の即位を承認する勅書の約束を取り付けてユ・ウンギュが帰国。そんなウンギュに、右諫議大夫キム・ボダンは、金の兵力を借りて武臣政変を鎮圧すべきと言う。その頃、ウィバンの前では「易姓革命」をあきらめたというイ・ゴだが、ウィバンはこれを疑いオランにイ・ゴの動向を偵察させる。イ・ゴの動きを怪しんでいるのは、ウィバンだけではなかった。ギュンもまた彼の行動を怪しみ、父ジュンブに報告する。そんな中、未だに都に来ない父を説得に故郷へ出向いたイ・ゴは、帰路、一人の女に道を塞がれる。果たしてその女とは?
開国寺の私兵養成現場でオランが僧侶スヘに見つかってしまう。
イ・ゴがウィバンに易姓革命を持ちかける場面で、「壁に耳あり障子に目あり」的な面白い演出をしているのでお見逃しなく。チョン・ジュンブとギュンの親子が力を合わせて朝廷内の力を牛耳ろうとしている中、イ・ゴと父との関係が興味深い。
■第14話:謀反の動き
ウィバンの命令を受けて開国寺に向かったウィミンだが、罠にはまって1000人いた精鋭軍は全滅。ただ一人ウィミンだけが生き残るが、多勢に無勢、とうとう矢を放たれてしまう。間一髪のところ、トゥ・ギョンスンの援軍でかろうじて生還。重房会議ではこの事件が取りざたされ、謀反の兆候があったと主張するウィバンと、あくまでもしらをきり通すイ・ゴとが再び衝突。すぐに、捜査が開始されるが、僧侶兵たちは跡形もなく消え去っていた。戦いはこれだけではなかった。夫の昇進をかけてイ・ゴに直談判したウィミンの妻は、今度は上司ウィバンの家に直談判に現れる。その頃、キム・ボダンは武人同士の不和に乗じて毅宗の復位を計画し、流刑中の毅宗のもとに部下を派遣する。
金剛夜叉の異名をいただくウィミンが馬上で斧鍼を振り回す戦いう場面、そして落馬のシーンは迫力満点。その金剛夜叉もお手上げなのが妻チェ氏。演じたのはチョン・ソンギョン。ドラマ「薯童謠-ソドンヨ-」で百済の衣類技術士モジンを演じた美しい女優。
■第15話:十八子為王
イ・ゴの父は、息子がウィバンといずれ敵対するのではないかと、心配していた。息子の過ちを許すよう懇願されたウィバンはイ・ゴと和解し、軍部に不和が生じているという文臣の指摘も、猛然と否定する。その頃流刑地では、キム・ボダンの命を受けた部下が王衣を持って毅宗に、復位の動きがあることを知らせる。さらに、ムビが席を外したすきに、ムビがウィバンと通じていると忠告。毅宗はあり得ないと一笑に付すが…。そんなギュンは、義兄となった老将ソン・ユインと市中で、李氏が王になると言う意味を込めた「十八子為王」の童謡を聞く。ジュンブはこれをイ・ウィバンかイ・ゴの仕業と睨み、またその息子のチョン・ギュンは、イ・ゴの家に怪しげな僧侶が出入りしていることと、ウィバンの家にムビの息子らしき子がいることなどを突き止める。この童謡については、市中でギュンが心惹かれた謎の美女から太后にも報告される。
イ・ゴはウィバンとは一応の仲直りはしたものの、どうにもウィミンとはそりが合わないようだ。今回は、ウィミンへの侮蔑だけでなく、妻のチェ氏の素性まで暴露する。それにしてもこのチェ氏、上司の家に夫の昇進を訴え日参するとは大した根性の持ち主だ。
「武人時代」は、2013年1月11日(金)より月~金の毎日16時から、BS日テレで大好評放送中。予告動画はDVD公式サイトで視聴できる。
◇「武人時代」DVD公式サイト
◇BS日テレ「武人時代」番組サイト
※2013年1月11日(金)より月~金の毎日16時から、BS日テレで放送。
【「武人時代」を2倍楽しむ】
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・放送:KBS、2003年2月8日~2004年8月15日
・話数:全158話
・演出:シン・チャンソク、キム・ソングン
・脚本:ユ・ドンユン
・キャスト:
李義方(イ・イバン):ソ・インソク
牽龍軍・隊正→牽龍軍・行首(散員)→大将軍、殿中監、執奏 武臣政権第1の執権者
鄭仲夫(チョン・ジュンブ):キム・フンギ
牽龍軍・隊正→上将軍→参知政事 武臣政権第2の執権者
慶大升(キョン・デスン):パク・ヨンウ
武臣政権第3の執権者
李義旼(イ・ウィミン):イ・ドックァ
牽龍軍・別将→中郎将 武臣政権第4の執権者
崔忠献(チェ・チュンホン):キム・ガプス
武臣政権第5の執権者
■DVDレンタル情報
~第1章 武臣政権の幕開け~
~第2賞 イ・ウイバン執権時代~
~第3章 チョン・ジュンブ執権時代~
~第4章 キョン・デスン執権時代~
~第5章 イ・ウィミン執権時代~
~最終章 チェ・チュンホン執権時代~ 2013年1月16日レンタル開始!
※全79巻・158話(各巻2話収録)