坂本冬美、新曲「花はただ咲く」を発売、THE BOOM・宮沢和史出演、さくらももこイラストの異色PVを公開

2013年02月21日18時21分音楽

坂本冬美は、作曲にTHE BOOMの宮沢和史、作詞にさくらももこを迎え、1991年に細野晴臣、忌野清志郎と組んだ「HIS」以来22年ぶりに、ユニット「坂本冬美 with M2(エムツー)」を結成し、新曲「花はただ咲く」(1200円)を2月20日にリリースした。
ユニット結成のきっかけになったのは、昨年8月に、「曲が出来上がったときに、これは冬美さんに歌ってほしいと思った」と、さくらももこから坂本冬美宛に届けられた1通の手紙とこの歌のデモが入ったCD。
この曲を聞いた坂本冬美は、「とても良い歌」と感動してレコーディングが実現。初対面となった昨年12月中旬のレコーディングの際に、「せっかくなので一緒に歌いましょう」という坂本冬美の提案から、宮沢和史とともにさくらももこがコーラスに参加し、期せずしてさくらももこの歌手デビューにもつながった。
また、ユニット名は、「宮沢」、「ももこ」の頭文字をとって「坂本冬美 with M2」とさくらももこが命名。さくらももこは、CDジャケットのデザインも担当し、坂本冬美の衣装となる着物のデザインも手掛けている。
こうした異色の作家陣を迎えて作り上げたシングルは、サンバテイストあふれるラテン調のナンバーということから、2月20日の発売記念イベントを今年32回目を迎える「浅草サンバ・カーニバル」のお膝元である浅草で開催。坂本冬美は、この歌をこの日初披露となったさくらももこデザインの和服で歌唱した。
宮沢和史は、「さくらももこさんの素晴らしい歌詞、そして、坂本冬美さんのすてきな歌声、この出会いに感謝です」と述べた。
さくらももこも、「とてもいい歌詞が書けたので、宮沢さんにぜひ曲を作っていただきたいと思いました。出来上がった曲は素晴らしく、冬美ちゃんに歌っていただいて本当に想像以上に素晴らしい曲になりました。レコーディングは、ただただキンチョーしました」と語る。
新曲のパフォーマンスでは、ダンサー6人、ミュージシャン2人、M2の代理として2人の少女がさくらももこと宮沢和史をイメージしたイラストのお面をつけて参加し、ファンクラブからの招待客と取材陣で満員となった会場はサンバムード一色となり大いに盛り上がった。
坂本冬美は、「恩師である猪俣公章先生が、ブラジル、サンバが大好きで、内弟子時代に六本木にあった『ブラジルレストラン』によく行かれていましたので、先生も喜んでいらっしゃると思います。
ユニットとしての活動はソロとはまた違って、とても楽しいですね。サンバのリズムの歌は初めてですが、また私の歌の領域が広がってうれしいです。紅白? ブラジルから中継とか(笑)。この歌で、サンバチームの踊りをバックに歌えたら最高ですね」と笑顔で話していた。
YouTubeの坂本冬美の公式チャンネルでは、宮沢和史が出演し、さくらももこがイラストで参加した話題のビデオクリップ「坂本冬美 with M2 - 花はただ咲く ショートバージョン」が公開されており、サンバのリズムが心地良い楽曲と、さくらももこが描くイラストを楽しみたい。

YouTube「坂本冬美 with M2 - 花はただ咲く ショートバージョン」

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