4月22日、TBSでドラマ「猫弁と透明人間」を放送、昨年放送され好評を博した「猫弁～死体の身代金～」に続く第二弾で、再び百瀬太郎がぺット絡みの難事件に挑む。東大法学部を首席卒業の切れ者ながらもペット訴訟しか担当しないどこか気弱な太郎を吉岡秀隆が好演、そして太郎にとって人生初の彼女となる大福亜子を杏が演じる、ほのぼのした中にも切れのあるミステリーが散りばめられた作品だ。

前作では、40歳を目前に突然家族を持ちたいと一念発起した太郎が結婚相談所に通うもののお見合いは連戦連敗という惨憺たる結果に。しかし自分が関係したペット訴訟で行き場をなくした猫たちを引き受ける心優しい太郎に、なんと自分を担当していた相談所の職員だった亜子が逆プロポーズ！第二弾となる本作では、恋人を通り越して婚約者として交際をスタートさせたところから物語が始まる。しかしどちらも超がつく程恋愛にはオクテで、今時では珍しいほど二人の仲は遅々として進展せず…それでも互いを思いやる心は強く、ゆっくり、ゆっくりと距離を縮めていく二人をもどかしく見守る事となりそうだ。そして太郎と亜子のプライベートが順調な一方で、太郎の元に謎のメールが届く。透明人間を名乗るそのメールの主は、山田サトシが飼っているダイハクオウムが心配であると綴っていた。山田とは気象予報士で、「杉山」と名づけたオウムを相棒にした天気予報のコーナーが人気だった。しかし杉山は預けたADのせいで役に立たなくなってしまったとして、訴訟沙汰になっていた。それを担当しているのは「法律王子」のあだ名で人気の弁護士・二見だった。太郎は山田がぞんざいに扱うようになってしまった杉山を引き取る羽目になり、「透明人間」が誰なのかを探ることとなる。
吉岡と杏の掛け合いに加え、今回のゲスト俳優には「勇者ヨシヒコ」シリーズで人気を博したムロツヨシが山田サトシに、二見弁護士には個性派俳優の鈴木浩介という顔ぶれで益々面白くなりそうな顔ぶれが揃った。そして太郎がついに対面する事となる亜子の父親には陣内孝則が扮し、人間関係のドタバタも楽しく見られそうだ。じれったい太郎の恋模様と担当事件のコントラストは相変わらず健在で、今回太郎は事務員の七重（キムラ緑子）の指摘でようやく亜子に婚約指輪を購入するため名店・ティファニーへ赴く。このシーンの撮影は実際のティファニー店舗で行われたというのも見どころの一つで、高級店でうろたえる太郎と付き添いの七重のやりとりにも注目したい。

ドラマ「猫弁と透明人間」は22日（月）よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。


◇猫弁と透明人間｜TBSテレビ