“刑事ドラマ”と並んで人気のある“学園ドラマ”！今クールの学園ドラマは、「幽かな彼女」の香取慎吾＆杏や「家族ゲーム」の櫻井翔、そして本作の米倉涼子と、ミステリアスな主人公の活躍が目立つが、今夜放送の「35歳の高校生」第3話では、教育長（渡哲也）が、意味深な発言で亜矢子の謎を深める…今夜は、15分拡大のスペシャル版、学級委員の亜矢子(米倉涼子)が、学校全体を支配するスクールカーストに直面し、その実態を明らかにする！予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回の第二話では、近年学校問題として取り上げられることの多い“いじめといじりの境界線”に鋭く切りこんだが、今回は、“スクールカースト（学校カースト）”という問題を取り上げる。これは学校内にある得体のしれない階級制度。インドなどのカースト制度になぞらえた表現で、生徒の間の力関係を表す序列として、2007年頃から教育現場などでも取り上げられている現代教育の現場が抱える問題の一つ。

亜矢子（米倉涼子）は休み時間に、正光（菅田将暉）たちが、空き教室を勝手に使って騒いでいるのを見かけ注意をする。すると、理（野村周平）は「俺らにはその権利がある」と、意味不明の回答。おまけに担任の小泉（溝端淳平）は、彼らを注意するどころかかばう始末。正光たちだけを特別扱いする小泉の態度に亜矢子は疑問を抱く。
そんな中、亜矢子はインターネット、国木田高校が生徒や教師を格付けするスクールカーストと言う階級制度に支配されている事をはじめて知る。
生徒たちは、1軍・2軍・3軍というランクに分けられ、1軍は学校で好き勝手に振る舞うことが出来、2軍は1軍の顔色ばかりをうかがい、3軍はいつ1軍のいじめの標的にされるか怯えている。
そしてこのランキングは、毎日、生徒たちの間に流れる微妙な空気で入れ替わる。生徒たちは順位を常に気にし、周りの空気を読んで学校生活を送っているのだ。
その翌日、2軍だった三枝（西井幸人）が突然3軍に降格！すると、親友だった2軍の大竹（上遠野太洸）が、１軍の正光の発した言葉で空気を読み、驚くべき行動に出る。

第3話ではこの得体のしれないスクールカーストをぶち壊すべく“いじめられていた生徒をプロデュース”することに…。
いじめられっこをプロデュースといえば、白岩玄作の小説をドラマ化した「野ブタ。をプロデュース」（2005年、KAT-TUN・亀梨和也、山下智久、堀北真希出演）を思い出すが、亜矢子たちのプロデュースとはどんなものなのか？今夜の放送が楽しみだ。

現実の教育の現場が抱えるこの問題に真正面から取り上げる本作、果たして、親友ですら平気で裏切るこのランク付けは解消されるのか？生徒たちにとって本当の友情とは何なのか…。「35歳の高校生」は20日(土)夜9時から15分拡大版で放送。今後の見どころも紹介する。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

◇35歳の高校生│日本テレビ