自分のミスで蔭山（筧）に重傷を負わせてしまった明（小池）1日「ボーダーライン」最終回あらすじと予告動画

2014年10月31日21時00分ドラマ

出動した火災現場で明（小池徹平）の誤認で消火隊隊長・蔭山（筧利夫）に重傷を負わせてしまった！自分のせいで…明は次の出動命令が出ても体が動かなくなってしまった。一方、楓（藤原紀香）は仕事か親権かどちらをとるか大きな決断を迫られていた！1日（土）NHK総合「ボーダーライン」最終回予告動画は番組公式サイトで公開。

たった5回のドラマだったが、主人公・明を演じる小池徹平の表情がまるで変わったことに驚かされた。公務員だからという理由で消防士になった明。内勤を希望していたにもかかわらず、署長・菅野（橋爪功）の命令で現場に出ることになる。当初はイヤイヤ仕事をこなしていたが、現場を重ねるごとに仕事に対する責任感、仲間に対する信頼感を得て成長していった。前回（第4話）では消火隊から救助隊へ異動した明だったが、オレンジの制服を着た明の表情が、普段テレビで見る小池徹平とは思えないほど、りりしかった。
また、このドラマを通して消防隊の仕事の大変さも少し理解できたように思う。彼らが命をかけて、私たちを守ってくれているのか…改めて痛感させられるドラマだった。

1日（土）はいよいよ最終回。救急救命士の楓（藤原紀香）も大きな決断を迫られる。明も乗り越えなくてはならない心の壁に立ち向かう。軟弱なイマドキの若者だった明が、最終回でどのような姿になるのか楽しみである。

■前回のあらすじ
楓（藤原紀香）の別れた夫（松田悟志）が、娘のさくらの親権をめぐって家裁に申し立てをした。救命救急士として働く楓に娘を預けられないという。楓の母も「さくらが不憫や…そんなに救急車に乗りたかったらなんでさくらを産んだ？」と楓を責めるのだが…。弁護士と相談したのだが、やはり救急車を降りて事務職にならなければ、さくらの親権を維持することは難しようだ。仕事と娘、どちらかを選ばなくてはならない楓…。
一方、消火隊の隊員として、日に日に成長しつづける明（小池徹平）を見て、消火隊隊長の蔭山（筧利夫）と署長の菅野（橋爪功）は、明にオレンジを着せることにした。つまり、救助隊になれということである。
蔭山を父のように慕っていた明は、急な異動命令に戸惑いを見せる。そして蔭山からは「消火隊に、お前はいらない」と言われてしまった。

楓の兄・圭介（山口馬木也）は国際緊急援助隊に参加した経験もある救助のエキスパート。しかし、毎晩のように悪夢にうなされていた。昔の現場の夢ばかり見る。死んだ人、死にそうな人が大勢夢の中に出てくる…精神的に追い詰められていた。そんな圭介の精神状態を察知した菅野と蔭山は、あえて経験の浅い明を救助隊、圭介に任せることで圭介の気持ちを安定させようと考えたのだった。
そんな矢先、出動命令が出た現場で、明は子どものころ母と自分を捨てた父（国広富之）の姿を見た。父は出火現場となった養護老人ホームで介護士として働いていたのだった。鎮火後、後片付けをしている明に父は「ホンマに悪かった」と深々と頭を下げた。それまでの明は、父親がいなくなったせいで、どれだけ苦労したか…その怒りで普通ではいられないと考えていた。しかし、いざ父親と再会してみると、それまでの怒りがどうでもよくなってしまった。自分と父親はもう他人。自分には新しい家族がいると感じていた明だった。

■最終回「消防の境界線」あらすじ
消火隊長の蔭山（筧利夫）は以前、火災現場で部下を亡くしたことで現場を去っていたのだが、東日本大震災の惨状を見て、再び現場に戻ってきた。そして、消防士として努力を重ね、成長し続ける明を見て勇気をもらったと語る。
一方、楓（藤原紀）は親権を維持するため救急車を降りる決意をしたのだが…。
そんな折、蔭山と明が一緒に入った火災現場で、明が要救助者いると誤認したことで猛火に包まれ、蔭山が重傷を負ってしまった。表面上は平静を保っていた明だが、次の出動命令が出ても体が動かなくなってしまった。そこに地震が発生！　工場で大爆発が発生した。明は心の葛藤を乗り越え出動することができるのか！？

11月1日（土）夜9時NHK総合、土曜ドラマ「ボーダーライン」最終回「消防の境界線」の予告動画は番組公式サイトで視聴できる。毎回放送終了後には、「ボーダーラインインタビュー・フォトアルバム」が公式サイトにアップされる。こちらもお見逃しなく。出演、小池徹平、藤原紀香、筧利夫、山口馬木也、徳井優、浪岡一喜、趙珉和、森カンナ、石野真子、橋爪功ほか。再放送は各回、翌週金曜深夜24時10分よりNHK総合で放送される。

◇NHK総合土曜ドラマ「ボーダーライン」番組公式サイト

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