高齢者雇用、セカンドライフの充実は偽りか?仲間由紀恵主演「SAKURA事件を聞く女」3話あらすじと予告動画

2014年11月02日19時00分ドラマ

高齢者の再就職を売りにしている「キッチン・スーノ」その実態は…生活安全課の桜のもとに相談に訪れた文代(かとうかず子)の夫が遺体となって発見された!「キッチン・スーノ」に務めていたのだが、そこで一体なにがあったのか!?TBS 3日(月)夜8時「SAKURA事件を聞く女」第3話予告動画は番組公式サイトで公開。

毎回、桜(仲間由紀恵)に危機が迫るとどこからともなくババーン!とかっこよく登場し、悪党どもをバッタバッタと倒していく桜の妹・楓(文音)。キャラクター設定では、姉・桜と一緒にニューヨークで暮らしていたが、桜とともに五十嵐署長(高島礼子)にスカウトされ、駒込中央署の特命刑事に任命される武道の達人となっている。楓演じる文音のアクションシーンがかっこいい! 誰かを彷彿とさせるような…80年代、アクション女優の代名詞といえば志穂美悦子だった。その娘が、文音。つまり父・長渕剛、母・志穂美悦子を両親に持つ女優なのである。
よく見ると、顔が父親に似ているではないか! 切れ長の美人で母譲りのアクションをこなし、英語はペラペラ…、かなりの逸材ぶりである。2010年TBSドラマ「99年の愛 JAPANESE AMERICANS」でデビュー。2012年から1年半、ニューヨークに演技の勉強のため留学。10月スタートした「SAKURA事件を聞く女」で女優業を再開した。まだ芸歴は浅いが本場ニューヨーク仕込みの演技を今後どう発揮させてくれるのか、活躍が楽しみである。

「この事件、桜がしかと聞きました」のキメ台詞。まるで時代劇のようだと思ったのだが、TBS月曜夜8時枠は、過去「水戸黄門」や「大岡越前」を放送していた時代劇枠なのだ。主人公・桜(仲間由紀恵)は刑事じゃないのに、刑事のような聞き込みをし、水戸黄門の印篭のごとく警察手帳をかざす…このドラマは設定を現代に置き換えた「時代劇」だと考えれば、腑に落ちなかった部分がすべて納得できる。時代劇も「なぜ?」「どうして?」とツッコミどころ満載だが、「そういうもの」と割り切って視聴者は受け入れている。「SAKURA事件を聞く女」も、「そういうもの」と割り切って見るとより楽しさが増す。

しかし、このドラマの見どころは、毎回仲間由紀恵が潜入捜査をする…つまりいろんな職業のユニフォーム等を着るコスプレ感も売りなのかと思ったのだが、そうではないらしい。初回2時間SPでは看護師だったが、前回(第2回)は都議会議員の事務所事務員。おそろいのブルゾンを着ただけでつまらなかった…。もっと奇抜なコスプレを視聴者は期待しているのではないだろうか? 今後の展開に期待したいところだ。

■前回のあらすじ
駒込中欧署・生活安全課防犯窓口の桜(仲間由紀恵)のもとに、主婦3人が苦情を言いに訪れた。同じマンションに住む時田祥子(田中美里)の部屋が“ゴミ屋敷化”しており、ニオイや衛生面で被害を被っているという。さっそく桜が祥子の家を訪れると、たしかにすごいことになっていた。桜は半ば強引に祥子の家の中にはいり、大掃除をはじめた。ほどなく部屋の片付けが終わると、祥子はこうなってしまったいきさつを、桜に話した。
4年前に離婚した祥子は、経済的理由から親権を手放さざるを得なかった。夫の母が頑なに拒否しているため、離婚依頼息子・間山良平とは一度も会えなかったという。ところがある日、良平が祥子に会いに来てくれた。その際、良平がマンション地下のゴミ捨て場にゴミを捨てに行ってくれたのだが、いつまでたっても戻って来ない。探しに行くと、良平はマンションから離れた公園で倒れているところを発見された。警察の話しによるとひき逃げにあったらしい。それ以来、もう3ヵ月意識不明の状態が続いているという。
桜は良平が見つかった公園を訪れると、キャバ嬢の宮原恵美(川村ゆきえ)が携帯電話で「あのゴミ女のところへ入ってもいいの!?」と言い争っているのを桜は聞いた。しばらくすると、そこへ都議会議員の木原雄一郎(羽場裕一)が現れ、強引に恵美を車に乗せて去って行った。
その翌日、恵美の死体が発見された。しかも殺された恵美と祥子は同じマンションに住んでいた。桜は、ひき逃げ事件と殺害事件、そして木原都議会議員に何らかの関係があるとにらみ、木原の事務所へ事務員として潜入捜査をすることにした。

木原の元では秘書の今井聡と息子・光輝が働いていた。息子は将来、父の地盤を引き継いで議員になるらしい。桜が昼食をとりに外出すると、怪しげな男が桜に近づき、自分の名刺を出し「先生に宜しくと伝えろ」と言って去って行った。名刺には「記者 三嶋一宏」と書いてあった。どうやら三嶋は良平のひき逃げ事件のことを知っているらしい。後日、三嶋は自宅で遺体となって発見され、三嶋のPCと携帯がなくなっていた。

調べを進めると3ヵ月前に光輝が車を修理に出したことがわかった。そして殺された恵美と光輝は交際しており、ひき逃げ事件が起きた一週間後に突然、光輝のほうから別れを切り出されたという。3ヵ月前、光輝は恵美のマンション地下駐車場で良平を引いてしまった。発覚を恐れ、良平を公園まで運びそのまま放置。恵美は口止め料として金銭を要求し、光輝に殺害された。三嶋も同じように、事件のことで木原を強請っていた。さらに三嶋は、祥子にも接触し、事件の詳細を知りたければ…と金銭を要求していたようだ。祥子が三嶋のマンションを訪れたとき、光輝とすれ違いになった。そこで祥子は光輝が三嶋を殺害したことを知り、光輝が息子・良平を引いた犯人だと分かり、祥子は光輝に復讐しようとした。
光輝が仲間と溜まっているクラブを訪れた祥子。包丁を持って襲いかかろうとしたとき、桜が割って入った。光輝は父親から甘やかされて育ち、何か事を起こせばいつも父親が尻ぬぐいしてくれていた。今回のひき逃げ事件も父親が証拠隠滅等関与していたことが判明し、親子共々逮捕され事件は解決した。

良平が入院している病院を訪れた祥子。義母は「手をにぎってやって」と祥子に言い、祥子は良平の手を握った…すると良平は手を握り替えしてきた。

■第3話あらすじ
桜がとつめる生活安全課防犯係相談窓口に、松永文代(かとうかず子)が訪れた。夫がケガをしたのだが理由を言わない。なにか事件に巻き込まれているのではないかと心配だという。さっそく桜は夫が務める「キッチン・スーノ」という店を訪れた。社長・柏田真希(安藤玉恵)によるとこの店は積極的に高齢者を雇用しているという。しかし桜の耳には「あいつのせいでオレは…」というマネージャー吉岡周作(大谷亮介)の怒りの声だった…。

TBS 11月3日(月)夜8時「SAKURA事件を聞く女」第3話放送。出演は仲間由紀恵、佐藤隆太、木野花、森岡豊、高島礼子、草笛光子ほか。番組オフィシャルTwitterアカウントは「@sakura2014_tbs」。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

TBS「SAKURA事件を聞く女」番組公式サイト

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