マスターズ 片山が日本人最高の4位!優勝はA.カブレラ-TBS

2009年04月13日13時00分スポーツ
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第73回マスターズ最終日、首位と5打差の6位スタートの片山晋呉が素晴らしいゴルフをみせて日本人歴代最高の4位に入る大健闘をみせた。

片山は昨日もバーディを獲得した2番でこの日もバーディ。幸先の良いスタートをきる。しかし、アプローチが好調だった片山だが、その後何回も迎えたバーディチャンスをなかなか決められず、前半は2バーディ、1ボギーで切り抜ける。そして後半に入ると13番から加速。パー5で2オンに成功すると、イーグルこそならなかったものの、難なくバーディ。さらに16番のパー3では第1打をピン横4メートルにつけてここでもバーディ。そして最終18番ではロングパットを見事に沈めてこの日5つ目のバーディ。パトロン達のスタンディングオベーションにトレードマークのテンガロンハットをとり、深々と礼をしてオーガスタを後にした。

優勝争いは片山も含め大混戦。特にオーガスタを沸かせたのが、首位と7打差で一緒の組でまわったP.ミケルソンとT.ウッズ。ミケルソンが前半で6つのバーディを奪えば、ウッズも8番でのイーグルを皮切りに一気にスコアを伸ばし、一時は首位と1打差まで迫る。しかし最後に崩れてしまい、結局ミケルソンが9アンダー、ウッズが8アンダーの5位、6位でフィニッシュした。最後は常に上位争いをしていたK.ペリー、A.カブレラ、C.キャンベルの3人が通算12アンダーで並びプレーオフへ。キャンベルが1ホール目ボギーで脱落すると、2ホール目でパーパットを外したペリーに対し、カブレラがしっかりパーセーブし、初優勝を決めた。カブレラはアルゼンチン出身で、南米選手として初のマスターズ制覇を果たした。

また、今田竜二はこの日3アンダー、通算2アンダーの20位タイでフィニッシュ。最終日にスコアを伸ばし、いい形で初挑戦のマスターズを終えた。

TBSのマスターズ特設サイトでは、全体ハイライトの他、片山、今田のハイライトと片山のインタビューなどを配信中。ミケルソン、ウッズのハイライトも配信しており、2人から飛び出したスーパープレーも配信。日本人最高に並ぶ4位、首位と2打差の最小ストロークで日本ゴルフ界に新たな歴史を刻んだ片山。日本の賞金王に相応しい最高の4日間だった。

TBS「マスターズ2009」
TBS「マスターズ2009 ビデオオンデマンド」