革新の連続が伝統となる!「カンブリア宮殿」若き社長・西川八一行が率いる“ふとんの西川”の今に迫る!予告動画

2015年08月26日20時22分政治・経済

450年の歴史を持つ老舗寝具メーカー「西川産業」…蚊帳に始まりふとんや枕など、一貫して“眠り”に関わる商品を開発・販売し続けてきた老舗企業を率いるのが、西川八一行47歳!明日8月27日(木)放送のテレビ東京「カンブリア宮殿」(21:54)は、若き社長のもと、眠ることなく進化し続ける、“古くて新しい”企業の今を追う!番組予告動画は番組公式サイト「RYU'S EYE 動画」で公開されている。

西川産業は、1566年戦国時代、初代の西川仁右衛門が、近江で「蚊帳」の行商を始めたのが始まり。江戸時代に入り、2代目の甚五郎が、これまでの常識を破って蚊帳に色を付け「近江蚊帳」として発売するとデザイン性が評判を呼び大ヒット商品となった。明治に入ると、それまで家庭で作るのが当たり前だった「ふとん」を、日本で初めて商品化。さらに、日本初の「日本睡眠科学研究所」を作り、「睡眠」そのものを科学的に分析し、「質の良い眠り」を研究している。
東京西川公式サイト

この老舗を率いるのは元銀行員という異色の経歴を持つ西川八一行47歳。婿養子として西川家に入り西川産業入社後、38歳の若さで社長就任。そんな西川は新しい戦略を次々と打ち出している。西川の発案で開発したマットレス「AiR」(エアー)」は、今までにない斬新な色遣いが、幅広い層の心を掴み、累計35万本を売る大ヒット商品となった。またこれまで縁遠かった若い女性を取り込むため、カフェの様な店作りでオーダーメード枕が作れる店も出店した。

「AiR」マットレスは、表面の1860個の点が体圧を分散することで、バランス良く身体を支える構造。実はこの商品はすんなり商品化できた訳ではなかった。
西川が社長に就任した当時は、婚礼布団などが激減し、売り上げはピーク時の半分まで落ちこんでいた。さらに購買層は、年齢の高い人がほとんど。どうやって幅広い層に売り込めばいいのか…。そんな時、西川が趣味のマラソンをしているときに前を走るランナーのカラフルな靴底に目が止まった。「自分からは見えない靴底にカラフルな色がついている。寝具も派手な色をつければ、若者にも受けるのではないか」。だがこの提案は、これまでの前例にないと、猛反対を受ける。それでも西川は、断行した。その心に強くあったのは、2代目が単色の蚊帳に色付けして大ヒット商品となったあの「近江蚊帳」だった。挑戦の連続だった西川はいつの間にか保守的になっていた!西川は「そこを元に戻したかった」と当時を振り返る。1年かけて社員を説得し、AiRを販売。斬新な色遣いと機能にこだわったマットレスAiRは大人気となり、今や看板商品に成長している。

また、大型スーパーなどでも寝具を扱う時代になり町のふとん店は大苦戦。ピーク時と比べると8割も減ったというデータもある。そんな中、西川は5年前から全国にあるチェーン店の改革に乗り出している。地域の住民が慣れ親しんだふとん屋さんを、地域の「眠りの相談所」として生かそうとしているのだ。各店舗のスタッフに、眠りに関する社内資格を取ってもらい客の眠りに関する相談に乗ろうというもの。ただ商品を売るだけでなく、客との接点を増やすことが狙いだ。西川の調査によると、客の65%は眠りに関して不満を感じているという。この取り組みで、年間売り上げが2億円に達したふとん店もある。西川は、「眠りの相談所」を将来的に1000店まで増やす計画。

「人生の3分の1は寝ている。いかに有意義なものにするか。挑戦を続けていきたい」。商品から店づくりに至るまで、老舗企業の改革は今日も続いている。番組では、「革新の連続が伝統となる」と言い切る若きリーダー西川社長の今を追う。

【ゲスト】西川産業 代表取締役社長 西川八一行(にしかわやすゆき)
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
【放送日時】 2015年8月20日(木)21:54~22:54
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

テレビ東京「カンブリア宮殿」番組公式サイト
福島屋HP