韓ドラの流れを変えたドラマ「外科医ポン・ダルヒ」、遂に配信開始!

2009年05月11日17時29分ドラマ

さすがドラマ王国、韓国ドラマファンの目はなかなか厳しく、どんなビッグスターが主演しても、ドラマとして面白くなければ視聴率は振るわず、視聴率の低迷はそのままドラマの早期終了に繋がる。

そんな中、ドラマ「外科医ポン・ダルヒ」は、当初16話で完結するはずのところ、熱烈なファンからの要望で2話分延長したいうツワモノ!結局、最終回まで高視聴率は続き視聴率30%超となった。このドラマの配信を、GyaOアジナビが開始した。

救命医療の現場を描いた本格メディカル・ドラマ「外科医ポン・ダルヒ」のヒットは、その後の韓ドラの流れを大きく変えた。これまでの韓国ドラマでの職業、つまり仕事の描き方はどちらかというと、恋愛の添え物的で、ドラマを観ながら「仕事はいつするんじゃ!」と突っ込みを入れたファンも多いのでは?

ところがこのドラマはフラフラになるまで仕事をするのだ。医者になる為に、愛も捨ててひたすら患者のために働く!胸部外科医のレジデント1年生として一流外科医を目指すヒロインのポン・ダルヒが、周囲の外科医や仲間達、医療現場を通して成長していく感動のストーリーなのだ。このドラマで韓国の職業ドラマというジャンルが確立されたといっても過言ではないかもしれない。

ドラマの撮影に当たっては、救命医療の現場を再現するために、出演者たちは実際に医大で研修を受け、臨場感溢れる手術シーンが演出されたという。これだけの想いをもって役に臨んだこのドラマ、高視聴率となったのもうなずける!

しかし、このドラマ、イ・ヨウォンはじめ豪華キャスト陣が単なる職業ドラマで終わらせなかった。

ヒロインのイ・ヨウォンは、「子猫をお願い」「ファッション70's」「大望」で人気を博した実力派女優。彼女の持つ優雅なイメージと安定感のある演技力は、時代劇でも評価され、「善徳女王」の主演も務めている。

そして、主人公ダルヒを育てる二人の先輩医師には、イ・ボムスとキム・ミンジュンが扮する。

イ・ボムスはこれまで映画中心に活躍してきた俳優で、これがドラマ初出演。その後ドラマ「オンエアー」では育てたタレントに逃げられてばかりの芸能事務所の経営者を演じ、クォン・サンウと共演する新作映画「悲しみよりもっと悲しい物語」では、報われない愛と知りながらも献身的に愛する人を守る役を演じている。 このドラマでは、「そこまで言う?」というほど厳しいジュングン医師を演じている。

一方、モデル出身のキム・ミンジュンは、2003年「チェオクの剣」でドラマ初出演ながら、鋭い目つき、素早い身のこなし、鋭い拳で人気を博し、「プラハの恋人」「いかさま師~タチャ」などでみせたカリスマ性で女性ファンの心をわしづかみにした。 このドラマでは、ダルヒのパンツを覗き見(偶然ですよ!)したゴヌク医師を演じている。

当時、韓国では外科医を志望する医学生が少なくなっていたという。このドラマ放送後、志望者の数はどうなったのか?興味がわくところだ。
職業ドラマの火付け役となったドラマ「外科医ポン・ダルヒ」は、5月11日(月)から毎週月曜1話ずつ更新される。

◆ キャスト
イ・ヨウォン(ポン・ダルヒ役)
イ・ボムス(アン・ジュングン役)
キム・ミンジュン(イ・ゴヌク役)
オ・ユナ(チョ・ムンギョン役)
チェ・ヨジン(チョ・アラ役)
キム・イングォン(パク・チェボム役)
◆ スタッフ
監督:キム・ヒョンシク「乾パン先生とこんぺいとう」「プラハの恋人」
脚本:イ・ジョンソン「がんばれ!クムスン」
GyaO「外科医ポン・ダルヒ」