小林薫主演「憶えのない殺人」後編「迷宮」8月1日放送 前編で絶賛された圧巻の演技と衝撃展開、その真相がついに明らかに
小林薫主演のNHK土曜ドラマ「憶えのない殺人」後編「迷宮」が、8月1日(土)午後10時からNHK総合で放送される。
「憶えのない殺人」は、2025年2月にNHK BSで89分版の特集ドラマとして放送され、認知症をテーマにした重厚なヒューマンミステリーとして大きな反響を呼んだ話題作。その後、前後編に再編集されてNHK BSプレミアム4Kで放送され、今回は初めてNHK総合で2週連続放送されている。
7月25日に放送された前編「容疑者」は、主演・小林薫の鬼気迫る演技と、認知症というテーマをサスペンスへと昇華させた緻密なストーリーが視聴者の心をつかみ、SNSでも「今年屈指のドラマ」「来週まで待てない」と絶賛の声が相次いだ。
※以下、前編「容疑者」の内容に触れています。
主人公は、東京郊外で一人暮らしを送る元警察官・佐治英雄(小林薫)。駐在所勤務を終えて穏やかな余生を送っていたが、認知症を患い、少しずつ記憶が曖昧になり始めていた。
そんなある日、近所で男性の遺体が発見され、刑事・北嶺(尾野真千子)が聞き込みに訪れる。
被害者は、佐治が現役時代に逮捕したストーカーだった。出所後も被害女性につきまとい事件を起こしていたことから、佐治は「あの時もっと何かできていれば」と長年自責の念を抱えていた人物でもあった。
しかし捜査が進むにつれ、現場付近で佐治の目撃情報や物証が見つかり、北嶺は次第に佐治へ疑いの目を向け始める。
一方の佐治自身も、その時間帯の記憶がまったくないことに気付く。
認知症による記憶の欠落なのか、それとも本当に自分が人を殺してしまったのか――。
元警察官として真実を知りたいという思いと、自分自身を信じることができない恐怖の狭間で揺れ動く佐治の姿は、事件の謎以上に見る者の胸を締め付けた。
前編ラストでは、佐治を犯人と疑わせる決定的な証拠が浮上。事件は思わぬ方向へ動き出し、「迷宮」と題された後編への期待を大きく膨らませる幕切れとなった。
「リアルで凄まじい」小林薫の演技に絶賛の嵐
放送後、SNSでは主演・小林薫の演技に称賛の声が相次いだ。
元警察官としての誇りを失わず、それでも認知症によって少しずつ自分を見失っていく主人公を繊細に演じ切り、「リアルで凄まじい」「表情だけで苦しみが伝わる」「胸が締め付けられた」といった感想が続出。「さすが小林薫」と、その圧倒的な演技力を称える投稿が目立った。
また、刑事・北嶺を演じる尾野真千子も、「静かな迫力がある」「抑えた芝居だからこそ怖い」と高評価。普段のエネルギッシュな役柄とは異なる、感情を抑えた刑事像が作品に緊張感を与えていると話題になった。
さらに、認知症をリアルに描いた演出にも反響が集まった。主人公が認知機能検査を受けるシーンには、「見ているこちらまで苦しくなった」「認知症の恐ろしさを実感した」という声が上がり、「もし自分が記憶を失っている間に罪を犯していたら」という設定そのものに、「想像するだけで恐ろしい」「サスペンスでありながら人間ドラマとしても秀逸」と引き込まれる視聴者が続出した。
音楽を担当する河野伸の劇伴についても、「作品の緊張感を何倍にも高めている」と高く評価され、映像・演技・音楽が一体となって生み出す重厚な世界観に魅了されたという感想も多く見られた。
そして何より、「ここで終わるの!?」「来週が待ちきれない」と、前後編ならではの構成も大きな話題に。89分版を再編集したことで、物語は最大の謎を残したまま前編が終了し、多くの視聴者が後編「迷宮」で明かされる真相に期待を寄せている。
後編では、佐治は自らの記憶と向き合いながら事件の真実を追い続ける。果たして彼は本当に殺人犯なのか。それとも事件の裏には別の真実が隠されているのか。認知症によって揺らぐ記憶と、刑事が積み上げる客観的な証拠。その二つが交差した先に待つ衝撃の結末に注目だ。
【作】 大森美香
【音楽】 河野 伸
【演出】 片岡敬司
【出演】 小林 薫、尾野真千子、橋本じゅん、鞘師里保、松澤 匠、西村和泉
阿南敦子、佐藤 誓、岡本 篤、室井 響、畦田ひとみ、村崎真彩、山形 匠、横田真子
中越典子、螢 雪次朗、筒井真理子
【制作統括】 後藤高久(NHKエンタープライズ)、磯 智明(NHK)
前編「容疑者」は7月25日(土)22時から、後編「迷宮」は8月1日(土)22時からNHK総合で放送。NHK ONE(新NHKプラス)では同時・見逃し配信も予定されている。
◇NHK「憶えのない殺人」