【あす放送】小林薫主演「憶えのない殺人」認知症の元警官が事件の真相を追う異色のヒューマンミステリー
小林薫主演のNHKドラマ「憶えのない殺人」前編「容疑者」が、あす7月25日(土)22時からNHK総合で放送される。
本作は2025年2月にNHK BSで89分版として放送され、大きな反響を呼んだ作品。2025年9月にはNHK BSプレミアム4Kで前後編に再編集して放送され、今回初めてNHK総合で2週連続放送される。前編「容疑者」を7月25日、後編「迷宮」を8月1日に届ける。
脚本を手掛けるのは、大河ドラマ「青天を衝け」や連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香。演出は片岡敬司が担当し、小林薫をはじめ、尾野真千子、橋本じゅん、鞘師里保、中越典子、螢雪次朗、筒井真理子ら実力派キャストが顔をそろえる。
物語の主人公は、東京郊外の駐在所に長年勤務し、10年前に退職した元警察官・佐治英雄(小林薫)。ある日、近所で起きた殺人事件の聞き込みのため、刑事・北嶺(尾野真千子)が佐治のもとを訪れる。
事件の被害者は、かつて佐治が逮捕したストーカーだった。出所後に再び被害女性を襲い、けがを負わせた過去があり、佐治は「もっと注意していれば防げたのではないか」と自責の念を抱き続けていた。
やがて捜査の中で思わぬ証拠が見つかり、北嶺は佐治こそが犯人ではないかと疑い始める。一方、認知症を患う佐治も、自分が犯人なのではないかという疑念に苦しみ始める。元警察官としての誇りを胸に無実を証明しようとする佐治と、冷静に事件を追う北嶺。二人は事件の真相だけでなく、佐治自身の記憶という"迷宮"にも踏み込んでいく。
本作の見どころは、「自分が犯人かもしれない」という主人公の葛藤を軸に描かれる心理サスペンスと、人間ドラマが融合したストーリーだ。認知症というテーマを扱いながらも、事件の真相を追う緊張感が途切れることなく続き、視聴者にも「記憶とは何か」「人は自分自身をどこまで信じられるのか」という問いを投げかける。
総合テレビでの放送にあたり、小林は「最初お話を頂いた時は、え〜そんな役をやる歳になったンだって、いろんな意味で感慨深いものがありました」と振り返り、「認知症といってもいろんな症状があり、本人にはリアルな現実として映っているっていう面白い発見もあって、いつ我が身に降りかかってもおかしくないよねという、新たな役との向きあいに興味深く演らせていただきました」とコメントを寄せている。
【作】 大森美香
【音楽】 河野 伸
【演出】 片岡敬司
【出演】 小林 薫、尾野真千子、橋本じゅん、鞘師里保、松澤 匠、西村和泉
阿南敦子、佐藤 誓、岡本 篤、室井 響、畦田ひとみ、村崎真彩、山形 匠、横田真子
中越典子、螢 雪次朗、筒井真理子
【制作統括】 後藤高久(NHKエンタープライズ)、磯 智明(NHK)
前編「容疑者」は7月25日(土)22時から、後編「迷宮」は8月1日(土)22時からNHK総合で放送。NHK ONE(新NHKプラス)では同時・見逃し配信も予定されている。
◇NHK「憶えのない殺人」