ジョージ・クルーニー主演、至極の社会派ドラマ! 12月1日NHKBS『フィクサー』あらすじと予告動画

2015年11月30日20時30分映画

大手弁護士事務所でもみ消し屋(フィクサー)のマイケル(ジョージ・クルーニー)は農薬関連の大企業の集団訴訟を抱えていた同僚のアーサー(トム・ウィルキンソン)が行方不明になり代わりに事件に巻き込まれ…本作でティルダ・スウィントンがオスカー受賞!1日(火)夜9時よるNHKBS『フィクサー』、予告動画はYouTubeで視聴できる。またHuluでも配信中だ。

本作は、『ボーン・アイデンティティ』シリーズの脚本を書いたトニー・ギルロイの初監督作であり、第80回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞を含む7部門でノミネートされ、助演女優賞をティルダ・スウィントンが受賞した。
大企業の隠蔽工作を扱った社会派ドラマで、見応えがある。本作はもちろんフィクションだが、企業による隠蔽工作はこうやって行われているのだろう…と想像させられる。

助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンは、1960年生まれのイギリス人。80年代にはアート系映画監督の巨匠とされたデレク・ジャーマンのミューズとなり、数々のデレク作品に出演している。特に1991年公開『エドワードⅡ』ではヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞、高い評価を得ている。

デレク・ジャーマンの作品では、真っ白い肌に美しい金髪、まるで人間ではない幻想的な生き物のような雰囲気を醸し出していた。当時スクリーンを賑わせていた女優たちとは、一線を画した存在だった。だからこそ、デレク・ジャーマンのミューズになったのだろう。

1990年公開『ザ・ビーチ』でハリウッドに進出。以降、『ナルニア国物語』シリーズや『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)などに出演。今もなお、その幻想的な美しさは衰えることなく、社会派ドラマにも出演するなど、幅広いジャンルで活躍している。

■あらすじ
NYの大手弁護士事務所でもみ消し屋(フィクサー)として働いていたマイケル(ジョージ・クルーニー)。自分の仕事に嫌気がさし、辞めようと思っていた矢先、同僚で友人でもあるアーサー(トム・ウィルキンソン)が全裸になるという奇行に走り、その後始末のために呼び出された。アーサーは農薬関連企業U・ノース社側の弁護士として大規模集団訴訟を抱えており、そのストレスからくるうつ病の再発で正気を失ったとされ、ホテルに軟禁されてしまう。しかしアーサーは行方をくらませてしまう。
残されたマイケルはアーサーの問題と訴訟問題、それと自身のサイドビジネスの失敗で負った負債の件で、翻弄されるのだが…。大企業による隠蔽工作に巻き込まれるマイケルは、自らの命も危険にさらされるのだが…。

【フィクサー】(2007)
監督・脚本:トニー・ギルロイ
製作:シドニー・ポラック、スティーブン・サミュエルズ、ジェニファー・フォックス、ケリー・オレント
撮影:ロバート・エルスウッド
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラックほか。
製作国:アメリカ
原題:MICHAEL CLAYTON
備考:英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ
『フィクサー』DVD&Blu-rayは東宝より絶賛発売中。

NHK BSプレミアムシネマ12月1日(火)夜9時より『フィクサー』を放送。
『ボーン・アイデンティティ』シリーズの脚本を書いたトニー・ギルロイの初監督作品。本作でギルロイはアカデミー賞監督賞、脚本賞ほか7部門でノミネート。出演したティルダ・スウィントンが本作でアカデミー助演女優賞を受賞した。出演はジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラックほか。予告動画はYouTubeにて視聴できる。

NHK BSプレミアムシネマ番組公式サイト
『フィクサー』予告動画(YouTube)
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