熊本県とテレビ熊本は、「飲酒運転の根絶」と「自転車の安全利用」をテーマに募集した川柳・標語の各テーマの優秀作品をくまモン出演のTVCMにし、テレビ熊本のホームページで公開した。
これは、6月15日から8月14日まで、「飲酒運転の根絶」と「自転車の安全利用」をテーマに川柳・標語を募集したもので、募集期間内に、飲酒運転の根絶が659作品、自転車の安全利用が755作品、合計1414作品の応募があった。
その中から、それぞれ、最優秀賞1作品、優秀賞1作品、入選3作品が選ばれ、9月19日に開催された「第30回交通安全県民大会」のプログラム内で表彰されている。
TVCMは、各テーマの最優秀作品がくまモン出演のTVCMになったもので、2016年1月31日までテレビ熊本で放送されている。放送時間はランダムで、放送エリアでしか見ることができないが、テレビ熊本のホームページでも公開されている。

TVCM「飲酒運転根絶」は、男性がクルマに乗り込もうとしているところに、「もしかして、クルマで帰るつもりですか」というナレーションが入り、くまモンが画面の下から現れる。
「飲酒事故　崩れる未来　戻らぬ時間」という川柳とナレーションが入り、くまモンがそれに合わせてポーズをとる。
最後に、夜の道路を走る自動車の映像とともに、「悲しい事故は、防ぐことができます。みんなで、飲酒運転を根絶しましょう」というナレーションで締めくくる。

TVCM「自転車の安全利用」は、「スマートフォンを片手に、自転車を運転していませんか？」というナレーションとともに、実際にそれをしている人の映像が流れる。
「その運転、ちょっと待った」というナレーションとともに、公園にいるくまモンが「ちょっと待った!!」というポーズをとる。
「スマホより　確認すべきは　みぎひだり」という川柳とそれを読む男性とくまモンが映り、最後に、男性とくまモンが横断歩道を仲良く安全に渡って締めくくる。

なお、各部門の入賞作品は、以下のとおり。

【飲酒運転根絶の部】
最優秀賞: 「飲酒事故　崩れる未来　戻らぬ時間」(和田卓磨)
優秀賞: 「飲みなっせ　安易な一言　共犯者」(今村知哉)
入選: 「もどれない　全てをなくす　この一杯」(松田忠二)
　　　　「飲酒運転　あなたはもはや　犯罪者」(中村博幸)
　　　　「酔っぱらい　ハンドルもったら　犯罪者」(堺富志男)

【自転車の安全利用の部】
最優秀賞: 「スマホより　確認すべきは　みぎひだり」(井上大央)
優秀賞: 「自転車は　気づかい　マナーが　免許です」(奥田恵美子)
入選: 「ほら、あぶない！！　傘さし・スマホ　事故のもと」(前田智輝)
　　　　「自転車も　ルールとマナーで　乗るんだモン！」(笹原香苗)
　　　　「自転車は　加害者被害者　紙一重」(河内祐樹)

◇テレビ熊本「交通安全『川柳・標語』テレビCM」