サトシの正体!あさと榮三郎の対立に正吉は…NHK朝ドラ「あさが来た」第12週あらすじ・みどころと予告動画

2015年12月12日14時16分ドラマ
(C)NHK

九州の炭坑からサトシ(長塚圭史)の姿が消え、新次郎(玉木宏)はあさにサトシの正体を打ち明ける!炭坑経営に関しては義弟・榮三郎(桐山照史)と意見が対立し、さらに頼みの正吉(近藤正臣)が…問題山積の「あさが来た」第12週12月14日(月)~19日(土)「大阪一のおとうさま」のあらすじと見どころをご紹介!ドラマ番組公式サイトに予告動画が公開、NHKオンデマンドで見逃し配信中。

前回見逃した方はコチラで詳しいあらすじを紹介⇒各話詳細あらすじ

あさついにサトシの正体が明かされ、落盤事故の犯人がサトシであることも明らかになる。今回の見どころは、サトシに対する新次郎とあさの態度。負い目を感じる新次郎と、五代から経営者としての気構えを教えられたあさ。果たして二人はどんな態度で落盤事故の犯人・サトシと向き合うのか?
ところで、この事故をいち早く何者かによる作為的な爆破と見抜いたのは五代だが、原作「小説 土佐堀川」では、死者も出してしまったこの事故についてヒロインが名探偵よろしく推理する場面がある。商才に長けたヒロインがどんな推理をするのか、ぜひ原作で確かめてほしい。
また、ドラマでは元気もののあさとして描かれているが、原作ではヒロインはやっとの思いで出産、その後も身を削るようにして仕事をしている。その頃、東京では上流階級の貴婦人たちが、鹿鳴館でコルセットとつけて豪華なドレスをまとって華やかな生活を送っていると、当時の様子を紹介している。それが最新の女性の姿という風潮の中、ヒロインが、真の女性の自立について考えていくことになるのもこのあたり。ドラマでも、あさがまもなく東京へ行くのでお楽しみに。

さて、12週のもう一つの見どころが、あさのよき理解者である義父・正吉の最期。演じた近藤正臣(73歳)の関西弁や武士とは違った柔らかい時代劇の身のこなしはまさに大阪商人!それもそのはず、近藤の実家は京都の小料理屋。高校卒業後は一流料亭「吉兆」修業したこともあるとか。そんな近藤は、波瑠と玉木宏にも「現代の動きをするな」と演技指導などして大阪篇のドラマをリードしてきた。新次郎役の玉木宏の演技を「ええ塩梅をだす」と絶賛し、波瑠に「面白い演技をする」と、演じた役柄同様二人を見守ってきた。
そんな近藤が、どんな最期を見せてくれるのか、楽しみでもあり、また寂しくもある。

12月15日(火)[総合]午後7時30分~8時43分「第15回わが心の大阪メロディー」で波瑠と友近が司会をつとめる。また、【「あさが来た」スペシャル・コーナー】では、AKB48のメンバー16人がドラマセットを訪問。あさたちが暮らす「加野屋」セットから「365日の紙飛行機」をお届けするのでお楽しみに。

■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
今井あさ役(浅子):波瑠/鈴木梨央
姉・はつ(春):宮﨑あおい/守殿愛生
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
五大友厚(五大友厚)役:ディーン・フジオカ
うめ役:友近
ふゆ役:清原果耶

【第11週(12/14-12/19)】
あさ■第67話(月)
あさ(波瑠)の義父、正吉(近藤正臣)が倒れ、あさはできるだけ娘の千代と一緒にいながら正吉の看病をする。大阪の寄合所では加野屋の炭鉱事故の噂が広がっていた。五代(ディーン・フジオカ)のもとを訪れたあさは、炭鉱事故の犯人捜しを拒むあさを、経営者としての気構えを諭す。気になっているところへ、九州の炭坑から亀助(三宅弘城)が戻ってくる。炭坑は、雁助(山内圭哉)がうまくまとめているとのこと。しかし、全てを話していなかった亀助。みんなを見守っていた正吉は…。

あさ■第68話(火)
亀助(三宅弘城)は、九州の加野炭坑からサトシ(長塚圭史)が姿を消したことをあさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)に伝える。ショックを受けるあさと新次郎。そんなとき、ふゆ(清原果耶)が店の表で、あやしい人を見たと血相を変えて報告。騒然となる加野屋。新次郎はひとり考えごとをして…。そこに九州の雁助(山内圭哉)から手紙が届く。手紙には、サトシという人物について書かれていて…。そして、新次郎はあさに、サトシと言う人物に心あたりがありながら黙っていたことを謝る。

あさ■第69話(水)
新次郎(玉木宏)は、かつて加野屋の大番頭だった男の息子の松造がサトシ(長塚圭史)だとあさ(波瑠)に話す。松造の父は、のれん分けしたが、商いがうまくいかず、正吉(近藤正臣)に借金を頼むが断られていた。そのことでサトシは、加野屋を恨むようになっていたのだ。幼かった新次郎は、そのことがショックで両替商に嫌悪感を持つようになったのだった。事故がサトシの犯行を確信したあさは警察に通報しようとするが、新次郎は自分にまかせてくれと頼む。
あさは、正吉を看病しながら、子守をしていると、その前にある人物が現れる。

あさ■第70話(木)
あさ(波瑠)が見たのは、通りを歩く新次郎(玉木宏)とサトシ(長塚圭史)だった。これまでのことを語り合い、炭坑の爆発についても語る新次郎とサトシ。後をつけていたあさも話に加わる。加野屋に深い恨みをもつサトシに優しく接する新次郎に対し、あさは厳しい態度で接する。そして、正吉(近藤正臣)を見舞うサトシ、助けられなかったことを謝る正吉にサトシと新次郎は…。そして、サトシはある決断をする。だが、その後も加野屋をうかがう不審な男の影は続く。

あさ■第71話(金)
掘ることができなくなった九州の炭坑を加野屋の当主、榮三郎(桐山照史)は、手放すことを考えていた。あさ(波瑠)は手放す気はなく、なんとか再開しようとしていた。対立するあさと榮三郎。そのとき新次郎は…。正吉(近藤正臣)の容体は、よくなかった。あさや新次郎たちを集めた正吉は、みんなにあることを話す。その話を聞いたあさたちは…。その後、正吉はよの(風吹ジュン)とふたりきりの時間を過ごして…。

あさ■第72話(土)
正吉(近藤正臣)の葬儀の後、あさはより懸命に働くようになっていた。あさは九州の炭坑へ1才の千代を連れていこうとして、新次郎(玉木宏)とよの(風吹ジュン)に反対されてしまう。新次郎とよのは、正吉が亡くなってからある考えを持つようになっていて…。明治11(1978)年、炭坑を一日も早く再開させるために、あさはひとりで九州の炭坑へ行ったり、大阪に戻ったりしながら働いていた。そのとき五代(ディーン・フジオカ)が現れあることに誘う…。

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■スタッフ
原案:古川智映子「小説 土佐堀川」

脚本:大森美香
音楽:林 ゆうき
演出:西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー:福岡利武、熊野律時
制作統括:佐野元彦

■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

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