【いじめ】に苦しむのは子どもだけではない…思春期に受けたいじめに苦しむ主人公・茂雄（藤原竜也）は自身のことを「ずっと海の底にいた…」と言う…現代社会が抱える闇を藤原竜也が熱演！極寒の海に飛びこみ女優魂を見せつけた成海璃子に注目！「海底の君へ」20日（土）夜7時30分より。出演者の会見動画はNHK_PRにて配信。

過去には数多く【いじめ】を題材にしたドラマが放送された。有名なところでは「野ブタ。をプロデュース」（日本テレビ）、「人間・失格 たとえばぼくが死んだら」（TBS）などが挙げられる。子どもだけではなく、職場でのイジメ、パワーハラスメントをテーマにした榮倉奈々主演「泣かないと決めた日」（フジテレビ）なども記憶に新しい。

文科省が統計を取り始めた昭和60（1985）年から平成22（2010）年まで、数字的には急増も急減もしていない。徐々に【いじめ】のカウントの仕方が変わってきているので単純比較できるわけではないが、少なくとも【いじめ】は撲滅していないことはご理解いただけると思う。

2月20日放送「海底の君へ」は、思春期に【いじめ】を受けた主人公・茂雄（藤原竜也）が大人になったいまでも、心に闇を引きずっている。その茂雄が同窓会爆破という過激な行動に出ようと思い詰めるまでの物語。【いじめ】が決して思春期の子どもだけの問題ではなく、【いじめ】をした側、された側両方にとって、その後の人生を大きく左右するほど影響があるものなのだ。

大人がいくら「いじめは良くない。みんな仲良く」と言ったところで【いじめ】は減らない。別な言い方をすれば、集団生活において必要悪なのかもしれない。今一度、【いじめ】について親子で話し合う機会が必要なのではないだろうか。

【いじめ】がテーマの本ドラマは、土曜日夜7時30分からという早い時間帯での放送。つまり親子そろって見てほしいという製作サイドの意図がうかがえる。

NHK総合2月20日（土）夜7時30分より「海底の君へ」を放送。出演は藤原竜也、成海璃子、水崎綾女、忍成修吾、市瀬悠也ほか。主演の藤原竜也、成海璃子の会見動画は「NHK_PR」にて配信中。

◇NHK総合2月20日放送「海底の君へ」出演者会見動画（NHK_PR）