4月19日スタートした「僕のヤバイ妻」（フジ、22時～）は、視聴率8.3％の静かな滑り出しとなったが、放送後、SNSには木村佳乃が怖すぎる！相武紗季の愛人役がハマりすぎ！サイコな雰囲気で面白い！『ゴーンガール』に似てるなどの書き込みで熱く盛り上がった！明日4月26日放送の第2話では、早くも貞淑妻の恐ろしい本性が明らかになる！予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

第1話放送後、Twitterなどで「似ている」というつぶやきが散見された映画『ゴーンガール』は、アメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラーをベースにした2014年の作品（監督：デヴィッド・フィンチャー、主演：ベン・アフレック、妻：ロザムンド・パイク）。
結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描く心理スリラー。

確かに、理想の夫婦が抱える秘密を暴き、マスコミをうまく利用する辺りは映画を思い出させる。だが、こうした事情を知った上でも、映画の妻役で数々の批評家協会賞を受賞したロザムンド・パイクをしのぐほど、木村佳乃のヤバイ妻は怖かった。また、妻の自作自演の誘拐劇にすっかり騙され、首つり自殺までしてしまうだらしない夫を、「海猿」シリーズなどで熱い男を演じてきた伊藤が実にうまく演じていた。このところすっかり“悪女キャラ”が定着した相武紗季もハマり役。だが、「海猿」以来、伊藤と久々の共演となった佐藤隆太に関しては、これまでとは大いに違うキャラクターを演じることに多少の違和感を覚えた視聴者もいたようだ。今後、佐藤がどんな刑事役を作っていくのか注目したい。
では、まずは第1話を見逃した方のために簡単にあらすじ紹介しよう。

■前回あらすじ
望月幸平（伊藤）が、不倫相手（相武紗季）と一緒に妻・真理亜（木村佳乃）を殺害しようとしたが、計画実行を予定していた当日、「2億円を用意しろ。警察に通報したら妻を殺す」というメッセージを残して妻が誰かの手によって誘拐されてしまった。
幸平は、通報が犯人にバレて妻が殺害されれば、もうけもの！と、警察に通報して悲劇の夫を演じるも、残された証拠などから刑事・相馬（佐藤隆太）から疑いの目を向けられる。
そんな中、幸平は妻が、彼の家族に誠心誠意尽くし、彼女が先に死んだ時のために、幸平の好きな料理のレシピまで書き残すなどしていたことを知った。妻の深い愛に感動した幸平は、なんとか妻を救出しようと、2億円の取引に応じることに。紙幣番号をバラで用意しろという犯人の要求にもマスコミをうまく利用して用意した。犯人の指示通りに警察をかく乱し、2億円は犯人の手元に渡った。
ところが、幸平が処分したはずのワインから微量のワインに猛毒が検出されたことで、幸平への容疑が深まり、逮捕されることに。妻が殺害されたと思った幸平は、着替えを理由に一人になり首つり自殺を図ったが、異変に気付いた警察により一命をとりとめた。
ところが、その後、妻・真里亜が発見されという情報が。妻の生存を泣いて喜んだ幸平。
その頃、とあるバーのマスターのもとに大きな木箱が届いた。その中に大量の札束と、「しばらく預かってください。望月真理亜」と書いたメッセージが入っていた。
救急車で病院に運ばれる衰弱した真里亜の口もとには不敵な笑みが浮かんでした。


『ゴーンガール』との類似は否めないが、ドラマはまだ始まったばかり。伊藤の元義兄役で宮迫博之、そして、バーのマスター役の佐々木蔵之介、他にも眞島秀和、高橋一生ら演技巧者が脇を固める本作。「世にも奇妙な物語」で脚本家デビューし、「ストロベリーナイト」や「すべてがFになる」で極上のミステリーを見せてくれた黒岩勉が、『ゴーンガール』との違いをどう見せてくれるのか、今後の展開から目が離せない。

■第2話
誘拐事件は身代金と引き換えに負傷した真里亜（木村）が救出されるという形で収束。幸平(伊藤)は妻の無事を心から喜ぶ。
一方、刑事の相馬（佐藤）は幸平への疑いを捨てきれずにいたが、幸平は杏南（相武紗季）との浮気によりアリバイが成立。やがて捜査の手は、真理亜の協力者である緒方（眞島秀和）へ。
退院した真里亜を生まれ変わったように献身的に迎える幸平。だが、部屋で一人になった瞬間、真理亜は自分が誘拐事件に関与している“ある決定的な証拠”を幸平に見られてしまう！

フジテレビ「僕のヤバイ妻」は毎週火曜日夜10時放送。出演は伊藤英明、木村佳乃、相武紗季、浅香航大、眞島秀和、キムラ緑子、髙橋一生、佐藤隆太、宮迫博之ほか。公式Twitterアカウントは「@yabastuma_ktv」、PR動画は番組公式サイトで公開。

◇フジテレビ「僕のヤバイ妻」番組公式サイト

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