最終回前話、開かれた秘密の扉!もう一つの結末…「秘密の扉」第23話<暴かれた書斎>あらすじと見どころ!予告動画

2019年02月09日12時00分ドラマ
(C)SBS

ソンの作戦に引っかかった老論派は、サンの世孫冊封を賛成するしかなかった!そして、サン11歳、英祖38(1762)年、ついに秘密の扉が開いてしまった!ソンの地下書庫、秘密の部屋に気づいた世子妃ホン氏がそこで書斎日誌を見つけたことで大事件に発展する!「秘密の扉」第23話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
【「秘密の扉」を2倍楽しむ】には、各話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などをまとめているので、朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方はの「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:ユン・ソヒ/キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第23話の前に
▼世子ソンが私的に学問を教える場所「書斎」をつくった訳。
平民に科挙を受けさせ合格者に官職を与えると本当に国が混乱に陥り国が亡びるのか、それともよりよい国を作るために契機になるかを確かめるための実験。
▼ソンから書斎の指導を頼まれたミン・ベクサン。一度はこれを断ったが、熟慮の結果、指導を引き受け、書斎を廃止すべきかどうかも現地で検討をすることにした。
▼老論派がお手元金に疑いの目を向けているのを承知で、ソンは大金を支出した。貞純王后の父キム・ハングが、お手元金を関西に運ぶミン・ウソプを尾行し、受け渡し場所に乗り込んだ。だが、そこにいたのは平安道のチョン監司。飢饉で被害が甚大だった関西への見舞い金を贈ったのだと…。実は、これこそが少論派のチョ・ジェジェホの協力でソンが仕組んだ作戦だった。そんなソンを、政治手腕をあげたと英祖も合格点を出した。

■第23話「暴かれた書斎」
平安道の監司が書斎を討伐するという情報がソンにも入った。ソンは湯治に行くふりをして書斎の人々を助けに関西へ。だが、ホン・ゲヒが湯治へ向かう一行の中にソンがいないことを確認、英祖に報告。少論のチョ・ジェホは、人材育成のためで謀反ではないと進言するが、英祖は謀反を疑い始める。さらにソンの地下書庫が発見され、危険な書物を目にした英祖は関西に官軍を差し向ける。その頃、ナ・チョルチュは、万一に備えて鳴砂団の兵たちに出動命令を下す。

一方、ホン・ボンハンは逆賊の討伐を名目に書斎をつぶそうとするが、駆けつけたソンに阻止される。老論派に情報が漏れたことを知ったソンは、書斎の人々を避難させてほしいとチョルチュに頼むが…。

急ぎ王宮に戻ったソンは英祖に事情説明をしようとするが、英祖はこれを拒絶する。ホン氏はなんとか英祖の怒りを解こうとサンを連れて英祖の元へ行くが、子どもを利用するなと釘を刺される。貞純王后も駆けつけ、ソンの無謀をなじる。
ホン氏は、わが子サンに会いに来たソンに、子どもを顧みない世子に世孫サンに会う資格がないと激怒。泣きじゃくるサンの抱きしめただ謝り続けるソン。

ホン・ゲヒは、ソンが関西に送った手紙を手に入れ、これを逆賊を育てた証拠とし、逆賊として書斎で学ぶイ・ダルソンらが罪人として入牢させられた。
射場で、鳴砂団のナ・チョルチュが暗殺を企てたのかと聞く英祖。これにうなずくしかないソンに英祖は弓を向け、東宮殿に世子の幽閉を命じる。だが、この処置に納得しない老論派が英祖の元へ詰めかける。
その頃、ナ・チョルチュと鳴砂団は…

■見どころ
政争に善悪はつけにくいが、イ・ジョンソン(チョン・グクファン扮)、チョ・ジェホ(キム・スンウク)ら少論派重臣たちの潔さに比べて、老論派のやり方が何ともいやらしい。そんな中、最期まで潔く信念を貫いたミン・ベクサンに注目。チャン・ドンギとの師弟愛は胸を打つ。演じたのはオム・ヒョソプ。「善徳女王」では極悪非道の商人、「ペク・ドンス」では思悼世子の側近役、現代ドラマでは「星から来たあなた」でヒロインの優しい父役とふり幅の大きい俳優だ。新作では「華政(ファジョン)」にも出演している。
そして、「星から来たあなた」で共演したキム・ガンヒョンが演じたチャン内官。後半、弟ドンギの死を知った時の嘆きが辛い。

ソンの考えを知る前に死ねばよかったという英祖の言葉は、王ではなく父の言葉。ソンにとって不利な証拠ばかりが出そろっても、それが純粋すぎるためと知る英祖。何とかソンの罪を否定してもらおうとジェゴンに答えを求める姿が悲しい。ここから王としてどう動くのか、いよいよ次回最終回をお楽しみに。

■豆知識:もう一つの結末「大王の道」
“米びつ事件”という同じ題材を描いたドラマに「大王の道」がある。より史実に忠実に描いた作品といわれているが、、息子のサンが即位(正祖)してすぐに「洗草」の儀式(「イ・サン」43話参考)を行い、「承政院日記」に書かれた父に関する記述はすべて洗い流したために、事実は不明。
第22話の豆知識で紹介した恵慶宮洪氏の「閑中録」には、夫である世子のことをいろいろ書いており、「大王の道」の内容に近い。「秘密の扉」の最終回の前にチェックしても、最終回がより楽しめるはず。⇒「大王の道」第31-最終回

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジ(全24話版)で放送したときに紹介したものをリライトしています。