修復できない父子関係!そして<イ・サン>へと続く思悼世子の死…「大王の道」第31~最終回あらすじと予告動画

2013年10月10日05時15分ドラマ
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韓国史劇の巨匠イ・ビョンフン監督の幻の名作「大王の道」は、いよいよ最終回へ…我が子を米びつに閉じ込め死亡させるという稀代の残酷な事件までの、10月10(木)~16日(水)放送の第31~34話のあらすじと視聴に役立つ見どころや豆知識を一緒に紹介!番組サイトには予告動画が公開されている。なお、14日(月)の放送は休止。そしてこの後の物語が、フィクションも絡めたドラマ「イ・サン」へと続く。
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■第31話 修復できない関係 
世子の地位から退けられる前に大事を起こすよう、臣下に忠言された思悼世子は、平壌で重大な決断を下す。臣下からの忠言を思悼世子は決して聞き入れたわけではない。内心では大事を起こしたいが、それは天が許さないと…。ところが、思悼世子が宮中から抜け出した話は、あっという間に宮中内に広まった。臣下たちは、英祖の耳に入らないよう必死で事実を隠すが、またしてもムン淑媛が悪事を企てる。
ここではなんとか平壌行の件は無事やり過ごせたものの、今度はキム・サンノが動き出す。ナ・ギョンオンを唆し、「世子非行十項目」を上疏をさる。これを見た英祖は…。
憎らしいムン淑媛の2人の娘がまたまた小憎らしい。今回の告げ口はこの娘たちを使う。

■第32話 宮中の崩壊
密告によって平壌での言動が明るみになり、英祖からひどく叱責された思悼世子は、人目のつかない地下に身を隠す。臣下の調べにより、思悼世子を陥れたのは、老論のキム・サンノらの仕業だと確信するが、思悼世子は息子のために濡れ衣を被ったまま宮中を後にしようとする。そんな世子を見たホン・ボンハンたちは、世子の死を確信し、「世子を捨てて世孫を守る」という苦渋の選択をすることに。
そんな中、英祖はこれまでの世子へのひどい仕打ちの数々を反省するのだが…。
息子サンを守るために、気がふれたふりをして廃位しようとする憐れすぎる世子に注目。

■第33話 暴政の果てに 
英祖の呼び出しにも世子は病気を口実に行くことを拒否するが、再三の呼び出しにしぶしぶ英祖の元へ。自らの死を覚悟した思悼世子は、恵嬪ホン氏に別れを告げ、英祖は無惨にも思悼世子に自決しろと指示する。息子サンは、父親を助けようと英祖に涙を流して訴えるが、その思いもむなしくそこから追い出されてしまう。
そしてついに思悼世子は米びつの中に入れられることに…。
英祖から自決しろと言われるが、賜薬も刀も渡されない世子がどういう行動に出るのか?このシーンは、胸がえぐられるほどの悲しくむごたらしい場面だ。

■第34話 思悼世子の死 
思悼世子が世子の地位を失ったことで、恵嬪ホン氏は宮殿から追われてしまう。思悼世子の母、暎嬪イ氏もショックのあまり食事すら口に出来なくなる。米櫃(木箱)に閉じ込められた思悼世子は、これまでのことを思い出して涙を流し、英祖に最後の許しを請うのだが…。閉じ込められて8日目、ついに命果てる。この時、世子は27歳だった。後にこの一件を悔やんだ英祖は、世子に“思悼世子”という名前をつけた。
何ともやりきれない悲しいドラマだった。党派の争い利用された父子が憐れだ。党派についてはコチラで詳しく紹介しているので参考にどうぞ。⇒党派の年表

次回作は、10月16日より「武神」を放送するのでお楽しみに。全話のあらすじと見どころは【「武神」を2倍楽しむ】で紹介しているので視聴に合わせてどうぞ。

■作品紹介
韓国放送:MBC、1998年4月~8月
全話数:全34話
企画:イ・ビョンフン
演出:ソ・ウォンヨン
脚本:イム・チュン
出演:イム・ホ、ホン・リナ、ユンソナ、パク・グニョン

BSジャパン「大王の道」番組公式サイト
 ※2013.08.29(木)~10.16(水)月~金の昼1時~2時2分

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