「六龍が飛ぶ」第3話あらすじと予告動画:“三之龍”イ・バンウォン初めての正義!恭愍王と魯国公主
元の使臣はキル・テミが変装した偽物だった!イ・インギョムの罠を看破していたチョン・ドジョンは、大演説をぶちあげ、仲間たちと共に決意の歌を歌いあげた!その歌こそがタンセとプニの母が口ずさんでいたうただった!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日11月17日(金)放送の第3話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識(今回は恭愍王と魯国公主)などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。
■キャスト(子役)⇒相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン
チョン・ドジョン=三峰/サンボン役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン(ナム・ダルム)
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)
チョン・モンジュ=圃隠ポウン(キム・ウィソン扮)■第3話あらすじ
チョン・ドジョンが元の使臣を殺害にかかるだろうと考えたイ・インギョムは、キル・テミを元の使臣に変装させた。だが、ドジョンは彼らの罠を見抜いていた。短刀と見せかけたのは飴だった。「元の使節を入れてはならぬ!」と歌で訴えるドジョンと儒生たち。
チョン・ドジョンは捕らわれ、キル・テミに拷問を受けるが、元の使臣は帰国し元の国書は捏造と判明。ドジョンの指示通りにチョン・モンジュ=ポウンたち士大夫が、イ・インギョムの責任追及を訴えるを上疏を提出する。その頃、騒動を知り激怒したチェ・ヨン将軍がイ・インギョムの元に姿を見せ、上疏に署名した士大夫たちを捕えるように命じる。
幼いバンウォンは鎮圧がおさまる頃、倒れている儒生の中にチョン・ドジョンの弟子ホ・ガンと出会う。チョン・ドジョンのようになりたければ成均館に入れと言ったホ・ガンの言葉を聞いたバンウォンは、咸興(ハムン)に帰る父イ・ソンゲに一緒に戻らないと伝える。
一方、幼いプニとタンセは流刑地に送られるチョン・ドジョンを追い、長平門で歌った歌を母も歌っていたことを話し、何の歌なのかを聞く。チョン・ドジョンは、親子を装い近付いてきた子供たちに戸惑いながらも、その歌が恭愍王が作った歌であり、恭愍王と魯国公主に仕えた宮中のごく僅かな者だけが知る歌だと教える。
さらに公主に仕えていたヨニャンという女官は18年前に死んだと告げる。話を聞いたタンセは母親捜しの手がかりをつかめずがっかりするのだが……。
プニたちが出て行ったと知ったバンウォンは、一人イ・インギョムの木を植え、打倒インギョムを誓う。儒生となったバンウォンは、ホ・ガンたちと「孟子講読会」に参加し、統治のあり方について熱心に学ぶ。だが、キル・テミの息子キル・ユたちは、明で『孟子』が禁止になったことを理由に、「孟子講読会」に参加する者たちを一人ずつ締め上げていた。そしてついにメンバーから自殺者が出てしまう。
ホン・インバン(チョン・ノミン扮)ホン・インバンが流刑地から戻って来て成均館に戻る。インバンは儒生たちが次々と犠牲になっていることを聞き、成均館の秩序を正すよう命じる。ホ・ガンは告発文を貼りだして、キル・ユたちを追求しようとするが…。その帰り道、とうとうバンウォンが狙われる。
そんな中、イ家の3兄弟が殺害されるという事件が起きる。農民から取り上げた土地を我がものにしようと企むキル・テミは、孟子講読会の長であるホ・ガンが堅物の典法司ホ・ジョの息子と知り、これを利用して莫大な土地を手に入れる。
バンウォンは、ホン・インバンと向き合い、“悪と善”、“善と正義”について激論を交わし、“正義”であることを誓う。
■見どころ
流刑地に連行されるチョン・ドジョンに近づくためにプニが今回も大活躍。タンセや檻の中のドジョンが目を丸くする表情に注目。この兄妹の対比が実に面白い。
バンウォンはどんな気持ちでイ・インギョムの木を植えるのか?
成均館が大変なことになっている。キル親子とホ親子。まさに「子は親の鏡」を地で行く2組の親子に注目しよう。キル・ユたちがどんな非道に走るのか?
そして、キル・テミも土地を手に入れるために恐ろしい計画を立てる。その計画を教えたのは誰か?
ところで、バンウォンはイ家3兄弟から何をされ、その後、何をしたのか?3兄弟を殺したのは誰か?
これまでも熱演したバンウォンの少年時代を演じたナム・ダルム君。今回はその演技がさらに光る。ラスト視線の演技は背筋が寒くなるほど。
そして、今回、もう一人の注目はキル・テミ役のパク・ヒョックォン!相変わらずのオネエぶりと、イ・インギョムが投げつけた肉を箸で挟み取るスゴ技(笑)にはびっくり。終盤、謎の男との腕ためしにも注目。謎の男の正体が分かるまでもうしばらく我慢を!
■豆知識
①恭愍王(1330.5.23-1374.10.27)と魯国公主(? - 1365)
恭愍王は高麗第31代王。魯国公主はその妃。父は元の皇族のアムガもしくはボロトテムル。恭愍王は祖国のために幼少のころから異国(元)で幽閉生活を余儀なくされ、帰国してからも冷遇された。
一方、魯国公主も支配国からやって来た異国人と冷遇された。「辛旽シンドン~高麗中興の功臣~」や「シンイ-信義-」などでは2人の愛を描いているが、実際の二人も政略結婚を超える夫婦愛があった。
恭愍王は、元の支援で即位するが、元が衰え始める明が台頭すると親明政策を取り始め、親元派の奇轍らを殺害し、元の領土に編入されていた東北地方の一部を奪回した。また100年以上続いた胡服弁髪令(こふくべんぱつれい)も廃止した。「シンイ-信義-」ではこのエピソードもドラマチックに描いている。
だが、魯国公主が難産の末急死した後、恭愍王はあまりの愛の深さゆえ、政治を顧みなくなり、僧侶出身の辛旽(シンドン)に政事を任せる。そして結局は親元派に暗殺されてしまった。
孟子(wikipediaより)②孟子の教え
孟子は儒教では孔子に次いで重要な人物で、そのため儒教は別名『孔孟の教え』とも呼ばれる。今回話題に上る孟子の言行をまとめた書を『孟子』と呼ぶ。性善説を主張し、仁義による王道政治を目指す。孟子の教えの核心は、天命人意論にある。
つまり、「たとえ国王や領主であっても道理から外れていれば、民はこれを新たな国王や領主と取り替えることができる」と言うもので革命論にも通じる。
それはたとえ国王や領主であっても、民の人意に全く反しているのであれば、民はこれを新たな国王や領主と取り替えることができると言うものです。
◇DVD公式サイト
◇KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
2016.02.27-08.14 土・日 22:00-23:15 日本初放送
【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】
■「六龍が飛ぶ」関連商品をamazonで探す■