武井咲、さえを名のって吉良邸を密偵!12/3「忠臣蔵の恋」第10話予告動画と第9話詳細あらすじ

2016年12月02日16時30分ドラマ
©NHK

お家再興の夢を断念し、大石内蔵助(石丸幹二)がついに仇討宣言!きよ(武井咲)も浅野家の家臣として仇討のために動き出す!吉良上野介(伊武雅刀)の妻・富子(風吹ジュン)に仕えることになったきよの前についに吉良が現れる!1週空いて明日12月3日(土)NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20話)第10話「密偵」のあらすじと前回(9話)の詳しいあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。NHKオンデマンドで見逃し配信。

忠臣蔵■密偵者・きよ
第9話は、十郎左(福士誠治)を甲斐甲斐しく看病するきよの健気な姿が見どころだった。そして、せっかく救ってもらった命をまたすぐ落とすことになると、謝罪する十郎左に「愛する人に本懐を遂げさせるために命を守った」というきよの凛とした姿が胸に響いた。そんなきよが吉良邸の動向と屋敷をくまなく調べる大事な役を仰せつかった。

■吉良夫妻は仲良し?不仲?
吉良上野介義央を演じるのは伊武雅刀、その妻・富子を演じるのはNHK朝ドラ「あさが来た」でヒロインの優しい姑を演じた風吹ジュン。
富子は、30万石の国主大名上杉家の姫(四女)。上杉家の力に頼るところが大きい吉良義央は事の他、富子を大切にし、二男四女に恵まれた。

ドラマでは、幕命により吉良家の屋敷が、江戸城のお膝元の呉服橋から本所松阪町へ移され、富子は別居して芝白金にある上杉家下屋敷へ移っている。これは史実通りで、このことから一説には離婚説や不仲説も伝わっている。その理由というのが振るっている。浅野内匠頭が切腹したのに義央が切腹しなかったことで、富子が「あなたも腹を切ってはどうか」と言ったとか、言わなかったとか…。元禄15年(1702年)12月14日の浅野家遺臣ら(赤穂浪士)による吉良邸討ち入りによって夫・義央が死去すると、富子は落飾して梅嶺院と号し、その菩提を弔った。

実際の夫婦が仲が良かったかどうかは今となっては知ることはできないが、ドラマでは老夫婦の仲睦まじい様子も描かれ、強い信念を持って密偵となったきよが、そんな老夫婦の姿を目の当たりにしたきよがどう変わっていくのかに注目しよう。

忠臣蔵■前回(第9話)おさらい
松の廊下の刃傷事件から1年4か月後、浅野家の後継者である大学の閉門は解かれたが家禄は与えらず、浅野家の再興は絶望となった。大石内蔵助(石丸幹二)がついに討ち入りを宣言。11月まで一切の整理を終え江戸に下向することに。江戸各所に潜んでいる浪士たちの動きも活発に。このことは父のもとに戻っていたきよ(武井咲)にも伝わり、ほり(陽月華)が仕立て直してくれた着物に着替え、條右衛門(皆川猿時)にもやっと出番がやって来た。
毛利小兵太は、吉良家に伝手があると聞いたきよに教えてほしいと頼む。きよは、待ち望んだこの知らせを愛しい十郎左衛門(福士誠治)がどのように聞いたのかと、想いを馳せた。ところ十郎左が生死の境を彷徨っていることを聞き、たまらず十郎左衛門の元へ。懸命に看病するきよと十郎左衛門の姿は、きよを想う三太夫(中尾明慶)にも夫婦とうつった。意識の混濁した中で十郎左衛門は「吉良を討たねば」という言葉を絞り出した。やっと回復した十郎左はきよに感謝し、せっかく救ってもらった命を散りゆくために使わなくてはならないと謝った。きよは、十郎左が自分を見損なっていると毅然といい、きよは十郎左に生きて本望を遂げさせようと看病したといい、自分もまた浅野家の家臣として、同志の一人となると決意を告げた。
見送る三太夫に、きよは吉良屋敷にご奉公に上がると伝えてほしいと。

しばらくの後、吉田忠左衛門(辻萬長)は今後の計画のために極秘で江戸の浪士を集合させた。その中に、唯一の女性・きよも参加した。三太夫からきよの決心を聞いた十郎左は、「体に気を付けるように」と声をかけた。

そして、きよには吉良邸の様子を冬までに隅々まで調べるという重大な役割が待っていた。きよは仙桂尼(三田佳子)にも吉良家へ奉公に出ることを伝え、姪のきよの決心が変わらぬことを悟り、その胸に抱きしめて、せめてその命を大事にしよと告げた。

こうしてきよは、“さえ”という亡き母の名を騙って吉良上野介の妻・富子に仕えることに。

忠臣蔵■第10話「密偵」
母の名前を借りてさえと名乗り、吉良上野介(伊武雅刀)の奥方、富子(風吹ジュン)付き女中となったきよ(武井咲)。富子は実家である上杉家の下屋敷で暮らしていた。きよに課されたのは上杉家の動向と、浪士の誰も知らない吉良の顔を見ること。きよの予想を裏切り、富子との日々は穏やかだった。しかし吉良はなかなか富子の元に現れない。そんな中、上杉家を継ぎ当主となった吉良夫妻の長男、綱憲(柿澤勇人)が病に倒れ富子のもとに移される。かいがいしく看病する富子の姿に、きよの脳裏に思わぬことが…。


NHK総合土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20回)は毎週土曜日午後6時10分より放送。再放送は翌週月曜日午後4時15分から。出演はNHK初主演を務める武井咲、福士誠治、今井翼、田中麗奈、中尾明慶、佐藤隆太、笹野高史、陽月華、中村倫也、皆川猿時、大東駿介、石丸幹二、平田満、伊武雅刀、三田佳子ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

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